ロシアルーブル/円のスワップポイントを比較!今後の見通しを徹底解説
更新日時:
※本記事は、提携する企業のPR情報が含まれます。 掲載するサービス及び掲載位置に広告収益が影響を与える可能性はありますが、サービスの評価や内容等は当サイトが独自に記載しています。
ロシアの通貨ルーブルと、日本円の通貨ペアが「ルーブル/円」です。
FX会社によってはこの通貨ペアを取り扱っているところもあるので、「利益は出せるのか」「スワップポイントはつくのか」などが気になっている人は多いのではないでしょうか。
2023年2月現在、大半の会社では取引中止となっていますが、それも含めてルーブル/円についての基礎知識を解説します。
たった1分で診断
自分に合ったFX口座を診断してみる目次
ロシアルーブル/円でFX取引をする際のポイント
ロシアルーブル/円を取引をする際に押さえておきたいポイントは以下の5つです。
- 取り扱い停止の会社が多い
- 高金利通貨なので本来はスワップ狙いが可能
- 資源国通貨で、原油価格との関係性が高い
- 時事的ニュースによる相場変動が起こりやすい
- 少額資金で取引が可能
2023年2月現在、ロシア情勢は先行きが不透明すぎて、「そもそも、今はロシアルーブル/円を取引できるの?」と思っている人も多いでしょう。そんな疑問も含め、ロシアルーブル/円がどんな通貨なのかを解説していきます。
現状、取り扱い停止の会社が多いため、スワップポイントを狙った取引を考えていた人にはその他の通貨ペアでの取引をおすすめします。スワップポイントでの取引を検討していた方は下記の記事をご覧ください。
>>スワップポイントを狙えるFX会社を比較!リスクを踏まえた戦略と口座紹介ウクライナ侵攻以来、取り扱い停止の会社が多い
ロシアルーブル/円は金利差から、スワップポイント狙いのトレーダーから密かに注目を集め、取り扱い始めるFX会社も増えつつありました。
しかし、2022年2月に開始されたロシアによるウクライナへの軍事侵攻以降、欧米による経済制裁の影響により、ロシアルーブル/円を取り扱っているFX会社のほとんどは新規注文を停止するなどの対応を取りました。2023年2月現在も新規取引ができない状態が続いています。
ウクライナ侵攻が終結し、情勢が落ち着いてくるまでは、取引できるようになる可能性は低いと思われます。
しかし、ロシアルーブル/円が再び取引可能になる日に備え、どのようなメリットがあるのかを学んでおくことは大切です。
これ以降については、ロシアルーブル/円が再び取引できるようになった場合を想定して解説していきます。
高金利通貨なので本来はスワップ狙いが可能
ロシアルーブルは高金利通貨なので、円を売ってロシアルーブルを買うと、本来はスワップポイントが発生します。
具体的には、ロシアルーブル/円を「買い」で保有しておくと、スワップポイントを受け取れるということです。「本来は」と断りが入っているのは、2022年現在そうなっていないからなのですが、これについては後ほど解説します。
取引が再開した後にロシアの政策金利がどうなるかについても不明ですが、ひとまずは昨年の数値を参考にしてみましょう。
*出典:外為どっとコム例えば、2021年12月の日本とロシアの政策金利で考えてみます。ロシアの政策金利は8.50%と、トルコ(トルコリラ)には及びませんが、高金利通貨として人気の高いメキシコ(メキシコペソ)や南アフリカ(南アフリカランド)よりも高い水準でした。
当時も日本の政策金利は-0.10%なので、ロシアルーブル/円を買った場合、8.60%の金利差額がスワップポイントとして獲得できる計算となります。
実際に、外為どっとコムのスワップポイントカレンダーで2021年12月におけるロシアルーブル/円のスワップポイントを確認してみると、1日あたり21円が付与されています(10万通貨の数値)。
*出典:外為どっとコム他の高金利通貨よりもレートが低い点を踏まえると、スワップポイントを狙う運用を考える際の候補の1つとなる通貨ペアと言えます。
原油価格と関係性が高く資源大国である特性を理解する
ロシアルーブルを発行しているロシアは資源国として有名で、特に原油は世界有数の産出量を誇っています。
そのため、ロシアルーブルは原油価格の影響を受けやすく、原油価格が上昇するとロシアルーブルも上昇傾向に、反対に原油価格が下落するとロシアルーブルも下落傾向になる(相関関係にある)と言われています。
原油価格とロシアルーブルを比較したチャートです。2020年3月に原油価格が大きく下落していますが、この時にロシアルーブルも1.75円台から1.3円台まで大きく下落しています。
原油は2020年5月に0円をつけた後、2022年まで上昇トレンドを続けています。一方のロシアルーブル円も、2020年11月に1.3円を付けたあとに2021年の1.65円まで上昇を続けています。原油が上昇すると、ロシアルーブル円も追従して上昇していることが分かります。
2023年2月現在は、ウクライナ侵攻によって原油価格との相関性はほぼ無くなっていますが、取引再開後は原油価格との相関関係が復活するという声もあります。
時事的ニュースによる相場の変動が起こる可能性が高い
2022年2月のウクライナ侵攻は、国家間のバランスに大きな影響を与えたこともあり、為替相場全体に大きな変動を起こしました。
ロシアルーブル/円のチャートを見てみましょう。2021年〜2022年1月までは1.4円台〜1.6円台のレンジ相場が続いていました。しかし、2022年2月のウクライナ侵攻を契機に0.8円まで暴落。その後2.5円付近まで上昇しており、非常に大きな変動が起きました。
今後ロシアとウクライナの戦争が終結すれば、ある程度落ち着いてきた後にロシアルーブル/円の取引も再開されるでしょう。
ただし、戦争が終結したとしても、ロシアと欧米諸国の地政学リスクや政治的リスクが払しょくされない限りは、変動リスクは変わらないかもしれません。
例えば、終結後に小競り合いが発生した、EUがロシアを批判したなどのニュースが流れた場合は、ロシアルーブル/円が大きく変動する可能性は高いと思われます。ロシアルーブル/円には、しばらくこのようなリスクが付きまとうことが予想されます。
主要通貨に比べて少額資金で取引が可能
主要通貨ペアと比較すると、ロシアルーブル/円はレートが安いため、少ない資金で取引可能です。
例えば、2023年2月9日時点のロシアルーブル/円のレートは約1.82円で、ドル/円のレートは約131.4円です。
レバレッジ1倍で同じ1万通貨取引をすると考えた場合、ドル/円は約131万円の証拠金が必要ですが、ルーブル/円は約1万8200円の証拠金で取引が可能です。
取引数量が大きいほど獲得できるスワップポイントも大きくなると考えた場合、少ない資金で大きな数量を取引できる通貨ペアの方が有利になります。
また、レバレッジを必要以上に大きくしなくても取引できるため、長期保有による下落にも耐えられるメリットもあります。
ただし、ルーブル/円は最小取引単位が10万通貨単位になっているFX会社もあるので、取引単位には注意しましょう。
【2021年12月15日時点の通貨の比較】
レート | 1万通貨あたりの必要証拠金(レバレッジ25倍) | |
---|---|---|
ルーブル/円 | 2.32円 | 928円 |
ドル/円 | 140.25円 | 5万6100円 |
ユーロ/円 | 144.98円 | 5万7992円 |
ポンド/円 | 165.46円 | 6万6184円 |
トルコリラ/円 | 7.54円 | 3016円 |
メキシコペソ/円 | 7.26円 | 2904円 |
【2023年4月】ロシアルーブル/円のスワップポイントを比較
現在のロシアルーブル/円のスワップポイントがどうなっているのか気になる人も多いことでしょう。
2023年4月の時点では、残念ながらロシアルーブル/円を取り扱っている主な日本のFX会社のうち、どこも買いと売りの両方のスワップポイントが受け取りゼロ、もしくはスワップポイントを支払う状態となっています。
つまり、このまま取引が再開された場合スワップに関してはまったく魅力がない(むしろマイナス)ということになります。
買いスワップ | 売りスワップ | |
---|---|---|
みんなのFX | 500 | -500 |
LIGHT FX | 500 | -300 |
外為どっとコム | 0 | 0 |
SBI FX | 0 | -100 |
※10万通貨で計算
情勢が安定していたらどうなるかについては、ウクライナ侵攻前のスワップポイントを参考にしてみましょう。2021年12月時点のスワップポイントを比較してみます。
買いスワップ | 売りスワップ | |
---|---|---|
外為どっとコム | 21 | -71 |
SBI FX | 10 | -50 |
※10万通貨で計算
あくまでも過去のデータを基にしていますが、もしウクライナ侵攻がなければ2022年はこの水準のスワップポイントを受け取れていたと思われます。
ロシアルーブル/円が通貨ペアにある代表的な4口座
ここからはロシアルーブル/円を取り扱っている国内のFX会社を紹介していきます。
何度も触れているとおり2023年11月現在において新規取引は停止中ですが、もし将来を見据えてロシアルーブル/円に対応している口座を選びたいのであれば、この4口座の中から選んでみてはいかがでしょうか。
参考として、それぞれの会社のスワップポイントも記載します。スワップポイント狙いの運用が気になっているという人はここもチェックしてみてください。
また、スワップポイント以外の項目も比較したい人は、ファイナンスジャーナルがFXおすすめ口座を厳選ランキング!も参考にしてみてください。
外為どっとコム
外為どっとコムは業界最狭水準のスプレッドで取引可能。米ドル/円やユーロ/円といった主要通貨ペアをはじめ、シンガポールドル/円やユーロ/NZドルのエキゾチック通貨ペアも取り扱っており、スワップポイントも比較的高水準です。
大きな特徴は、教育コンテンツが充実していること。「マネ育チャンネル」やYoutubeチャンネルでは、アナリストや著名トレーダーのレポートや動画が用意されています。その他にも、「IMMポジション」や「売買比率」など、取引に役立つマーケット情報を利用可能です。
FX以外に、FX積立やバイナリーオプションのサービスもあります。
買いスワップ | 売りスワップ | |
---|---|---|
米/ドル円 | 145円 | -170円 |
豪ドル/円 | 65円 | -80円 |
トルコリラ/円 | 20円 | -50円 |
メキシコペソ/円 | 17円 | -22円 |
南アフリカランド/円 | 11円 | -21円 |
※1万通貨単位の数値
LIGHT FX
LIGHT FXはトレイダーズ証券が提供しているFX取引サービス。
大きな特徴は主要通貨ペアや高金利通貨ペアのスワップポイントが業界最高水準であること。スワップポイント狙う運用を考えるなら候補に入れたいFX会社です。
また、スワップポイントだけでなくスプレッドも主要通貨ペアを中心に業界最狭水準で提供されており、短期トレーダーも満足できるスペックといっていいでしょう。
取引ツールも高機能で、「アドバンストレーダー」では人気チャート「Trading View」に切り替え可能。マーケット情報も通貨ごとの強弱を可視化した「ヒートマップ」や「通貨強弱」など、トレーダーの強い味方になってくれるツールも提供しています。
買いスワップ | 売りスワップ | |
---|---|---|
米/ドル円 | 145円 | -145円 |
豪ドル/円 | 65円 | -65円 |
トルコリラ/円 | 20円 | -27円 |
メキシコペソ/円 | 17.1円 | -17.1円 |
南アフリカランド/円 | 13.1円 | -13.1円 |
※1万通貨単位の数値
SBI FX
SBI FXの特徴は1通貨から取引可能な点。小銭程度の資金があればトレードを始められるので、デモトレード感覚で使える口座です。
スプレッドも業界平均水準。34通貨ペアを低コストで取引できるのは大きなメリットと言えます。気になるスワップポイントも業界最良水準で、スワップ狙いの人も満足できるでしょう。
FX以外では、暗号資産やバイナリーオプションの取引もできるので、さまざまな投資をしたい人におすすめです。
外貨を定期購入する「積立FX」というサービスも提供しています。
買いスワップ | 売りスワップ | |
---|---|---|
米/ドル円 | 148円 | -155円 |
豪ドル/円 | 67円 | -72円 |
トルコリラ/円 | 21円 | -41円 |
メキシコペソ/円 | 16円 | -19円 |
南アフリカランド/円 | 11円 | -14円 |
※1万通貨単位の数値
みんなのFX
LIGHT FXと同じく、トレイダーズ証券が提供しているFX取引サービスです。
基本的にサービス内容はLIGHT FXと共通している部分が多く、業界最狭水準のスプレッドで、短期トレーダーが取引しやすい環境が整っています。
スプレッドだけでなく、スワップポイントも業界最高水準で提供されているので、短期トレーダーから長期トレーダーまで納得できる口座と言えるでしょう。
もちろん取引ツールもLIGHT FXと同じく高機能。「FXトレーダー」では「Trading View」に切り替えられ、「ヒートマップ」や「通貨強弱」も使えます。
LIGHT FXとは異なるのは、自動売買サービスやバイナリーオプション、暗号資産の取引も可能な点。FXの裁量取引に限らず幅広い運用をしたい人に向いています。
買いスワップ | 売りスワップ | |
---|---|---|
米/ドル円 | 145円 | -145円 |
豪ドル/円 | 65円 | -65円 |
トルコリラ/円 | 20円 | -27円 |
メキシコペソ/円 | 17.1円 | -17.1円 |
南アフリカランド/円 | 13.1円 | -13.1円 |
※1万通貨単位の数値
ロシアという国とは?ルーブルとはどういう通貨?傾向と対策
ロシアは東欧から北アジアに位置する世界最大の領土を保有している国です。
かつては中国、インド、南アフリカ、ブラジルを含めた経済成長の著しい新興国「BRICs」の1国として投資家の注目度も高かったのですが、2014年のクリミア併合による地政学リスクの高まり、そして2022年2月のウクライナへの軍事侵攻によって、多くの企業や投資家が引き上げている状態です。
ロシアの特徴は世界有数の資源国であり、特に原油は世界トップクラスのシェアを誇っています。そのため、ロシアルーブルも原油価格の影響を受けやすく、原油価格が上昇すれば上昇しやすく、反対に原油価格が下落すれば下落しやすいという相関関係が見られています。
政策金利は2021年12月で8.50%と、ゼロ金利政策を続けている日本とは大きな差があり、スワップポイント狙いの運用に期待を持てる通貨です。
そして、ロシアルーブル/円をFX取引する大きなメリットは取引に必要な証拠金が少ないこと。
2017年から2021年までの価格は、安値1.3円〜高値2.0円で推移しており、主要通貨ペアや、他の高金利通貨よりも少ない資金で運用が可能です。
将来的にウクライナとの戦争が終結したとしても、欧米諸国との対立は続いていく可能性があります。つまり、地政学的リスクが残り続ける可能性も高いため注意が必要です。
ロシアルーブル/円の見通しは? 長期チャートから目標価格をチェック
ロシアルーブル/円の今後の見通しを見ていきます。
2022年2月のウクライナ侵攻後に0.8円台まで下落した後に、2022年7月まで上昇トレンド入りして2.6円台まで上昇しました。2.6円台に到達した後は、下限2.1円〜上限2.5円のレンジ相場が2022年11月現在まで続いています。
何か大きな材料がない限り、2023年も2.1円〜2.5円で推移するレンジ相場が続いていくと考えられます。
もし、ロシアとウクライナの戦争が終結した場合は、好材料のため、トレンド相場に転換する可能性があります。
ただし、ウクライナとの停戦が実現しても、ロシアへの経済制裁が解かれない限りはロシアルーブルの取引ができない可能性が高い点にも注意。
仮に取引が可能になっても流動性が非常に低いことが予想され、他の高金利通貨よりもリスクが大きく、停戦後すぐの取引はおすすめできません。
ロシアルーブル/円のスワップ戦略の基本的なポイント
いくらロシアルーブル/円が魅力的と言っても、取引不可能なのでは意味がありません。
仮に取引できたとしても、戦争をしている国の通貨ペアを買うのはリスクが高すぎます。ロシアルーブル/円以外にもスワップポイントを狙える通貨ペアはあるので、別の通貨ペアを選んだ方が無難です。
ここからは、今からスワップポイントを狙った運用がしたい人に向けて、スワップ狙いでの基本的なポイントを解説していきます。
スワップポイントはなぜ発生する?政策金利との関係性や基本を理解
スワップポイントは、通貨を交換する2か国間の金利差によって発生する利益(または損失)で、基本的に金利が低い国の通貨を売って金利が高い国の通貨を買えば受け取れます。
例えば、2023年2月時点での日本の政策金利は-0.10%、米国の政策金利は4.00%です。米ドル/円を買いで保有する場合、日本-0.10%と米国4.00%の金利差で発生するスワップポイントをポジションを保有している間は受け取れます。
一方で、高金利通貨を売って低金利通貨を買った場合は、金利差分のスワップポイントを支払わなければなりません。
例えば、米ドル/円を売りで保有すると、高金利のドルを売って、低金利の円を買うため、ポジション保有している間はスワップポイントを支払わなければいけないので、コストがかかります。
いずれにせよスワップポイントは保有ポジションを翌日まで持ち越さないと発生しないため、スワップポイントの受け取りを狙う際は、必然的に長期目線の運用が基本になります。FX会社が休みの場合は、数日分まとめて付与されることもあります。
また、スワップポイントはFX会社によって付与される数値が異なります。同じ通貨ペアでも、FX会社ごとに差があるので、運用前に各FX会社のスワップポイントを比較した方が良いでしょう。
年単位(場合によっては数十年単位)での運用を視野に入れる
スワップポイントを狙う運用は、基本的に数年単位のスパンでコツコツと利益を積み重ねる戦略になります。
そのため、長期的な相場を予測する必要があり、必然的に長期的な相場に影響を与えるファンダメンタルズ分析が重要になります。
また、金利の変動によってスワップポイントが変動する点にも注意が必要です。
例えば、米ドル/円の場合だと、2023年1月現在は日本よりも米国の方が金利が高いので、買いポジションを持っておくと、スワップポイントが付与されます。
しかし、これから米国よりも日本の方が金利が高くなった場合、買いポジションを持っていると、スワップポイントを支払うことになる可能性もあります。
スワップポイントを狙う運用をするなら、最低でも運用する通貨ペアを発行している2か国の金融政策は把握しておきましょう。知らないうちに金利差が縮まって思ったほど儲からなかった、もしくは金利差が逆転してスワップポイントを支払っていたと嘆くことになるかもしれません。
レバレッジは1倍(=レバレッジなし)が基本。かけても2倍まで
スワップポイントを狙うなら長期的な運用が前提となると説明しました。長期投資をするうえで重要なのが、ポジションを保有し続ける“握力”です。
例えば、5年間ポジションを保有すると考えてみましょう。その5年間でポジションと逆方向にレートが動く場面が当然あります。もし、レバレッジをかけすぎていると、逆行してすぐにロスカットが発生し、利益を取る機会が失われてしまいます。
例えば、上記の画像は高金利通貨として人気のある南アフリカランド/円の2018年〜2022年11月までの約5年間のチャートです。
仮に、2018年1月の9.2円台時に買いエントリーをしてレバレッジ15倍で運用した場合、2020年の5.6円まで下落していく途中でロスカットになっていたでしょう。
将来の相場がどうなるかは誰にも分かりません。特に長期運用の場合は、金融政策や地政学リスク、天災などによる為替変動の影響を強く受けます。
スワップポイントを狙う運用の場合、ロスカットをいかに防ぐかが利益を最大化する大切なポイントになります。
ロスカットを防ぐためにも、レバレッジは基本的に1倍、かけても2倍までにしておきましょう。
ロシアルーブル/円のまとめ
- ロシアルーブルが取引できるFX会社はいくつかあるけれど、2023年2月現在においてはほとんど取引停止となっている
- 仮に取引が再開されたとしても、しばらくはハイリスクな通貨ペアとなりそう
- もしスワップポイントを狙いたいのなら、他の通貨ペアの方がおすすめ
もっと見る 閉じる
記事の編集責任者
FINANCIAL JOURNAL編集長
齋藤直人
編集者歴20年以上。主に紙媒体で編集経験を積み、趣味系雑誌4誌の編集長を歴任。
雑誌の特集記事だけでなく、企業とのタイアップ企画、地域活性化事業への参画など、コンテンツ制作力を活かして幅広いフィールドで活躍。国会議員、企業の重役、スポーツ選手、芸能人などジャンルを問わず幅広いインタビュー経験を持つ。
FXトレーダー歴も5年以上あり、好きなトレードスタイルはスイングトレード。これまでの最大勝ち幅は1500pips
もっと見る 閉じる