投資信託のおすすめ銘柄は?選び方から運用方法まで解説

「資産運用を始めたい。でも何に投資したらいいかわからないし、投資の知識がないので不安」
という人も多いのではないでしょうか?

投資に不安を感じている人の資産運用には、投資信託がおすすめです。

投資信託は預けたお金をファンドマネージャーというプロが運用してくれるので、知識が乏しい人でも専門的な運用ができます。

しかし、投資信託にはさまざまな種類があり、種類や商品によってリスクもあるので注意が必要です。

今回は、投資信託の選び方や注意点について詳しく解説していきます。
投資信託への投資について悩んでいる人や、不安を抱えている人はぜひご覧ください。

投資信託で資産運用を始めるのは本当におすすめ?

初めての資産運用には投資信託がおすすめです。

投資に慣れていない人が独力で投資をすると、リターンを求めすぎるあまりに多くの損失を出してしまったり、逆にリスクを抑えすぎてリターンがほとんど得られなかったりすることがあります。

ですが、投資信託であれば次の2つの点から投資経験が少ない人にも向いています。

  • プロのファンドマネージャーが、リターンとリスクの最適なバランスを考えて運用してくれる
  • 商品ごとにリスクの大きさがある程度決まっているので、自分でリターンとリスクを選ぶことができる

「どこに投資をしていいかわからない」「十分なリターンが欲しいけどリスクが怖い」といった不安を感じている人は、資産運用のプロに資金を預けることができる投資信託がおすすめです。

投資信託を選ぶ基準

日本には2021年4月現在で、約5,880種類の投資信託が存在しています。
出典:一般社団法人投資信託協会「投資信託概況(4月中)」

「こんなに数多くの投資信託の中からどの商品を選んでいいかわからない」
という人も多いのではないでしょうか?

投資信託は、次の5つを基準にして選択するとよいでしょう。

  • 運用にかかるコストから選ぶ
  • 純資産総額から選ぶ
  • 運用成績を確認する
  • 投資信託の種類から選ぶ
  • 毎月分配型でない投資信託を選ぶ

投資信託を選ぶための5つの基準について詳しく解説していきます。

運用にかかるコストから選ぶ

投資信託を購入すると、おもに次の5つのコスト(費用)が発生します。

コスト 発生時期など
購入手数料 購入時に販売会社に支払う費用。
運用管理費用(信託報酬) 投資信託を保有している間、投資信託の保有額に応じて支払う費用日々差し引かれる。
監査報酬 決算ごとに、監査法人などから監査を受ける際に支払う費用。日々差し引かれる。
売買委託手数料 ファンドマネージャーが保有する株式などを売買する際に発生する費用。売買に応じ、日々差し引かれる。
信託財産留保額 投資信託を売却または解約する際、手数料とは別に徴収される費用。投資信託財産内に留保され、基準価額に反映される。

購入手数料は3%以上必要になる金融機関もあれば、ネット証券などは0%となっているケースも多数あります

効率よく運用していくために、購入手数料は0%か、できるかぎり低く設定されているものを選ぶ方がよいでしょう。

純資産総額から選ぶ

純資産総額とは、投資信託に組み入れられている株式や債券などを時価評価した金額から信託報酬などを差し引いた、投資信託の資産価格です。

投資信託の規模を示しており、純資産総額が大きければ規模の大きな投資信託と判断します。

規模が大きな投資信託の方が、さまざまな資産へ分散して投資をすることができるので、リスクも分散させることができます

また、先述の通り投資信託には、監査報酬などの経費(固定費)が掛かりますが、純資産総額が大きくなると一口あたりの経費も少なくて済むことになります。

投信信託の種類にもよりますが、純資産総額の一つの目安は50億円と言われています。それ以上あれば、リスク分散の観点、経費負担の観点のいずれも、大きな問題はないと考えております。

運用成績を確認する

投資信託は運用成績が公表されているので、購入を決める前に運用成績を確認しましょう。

インデックスファンドであれば、その連動する指数にちゃんと連動しているか、アクティブファンドであれば、運用実績をチェックする必要があります。

投資信託の中には直近1年だけ運用成績が良好でも、その他の年はマイナスになっているものも多いので、可能な限り長めの運用成績を確認し、毎年コンスタントに利益を出し続けている投資信託を見つけるのが基本です。

インデックスファンド

投資成果が特定の市場平均指数(例えば日経平均株価指数)に運用される投資信託の総称。
通常、信託報酬はアクティブファンドに比べ低めに設定されています。

アクティブファンド

独自の銘柄選択や資産配分により、市場平均指数などの動きを上回る投資成果を目指す投資信託。
信託報酬はインデックスファンドに比べ高めに設定されています。

投資信託の種類から選ぶ

投資信託には大きく分けて次の2つの種類があります。

公社債投資信託 株式はいっさい組み入れずに国債や社債などの債券中心に運用する投資信託。基本的にローリスク・ローリターン。
株式投資信託 株式を組み入れて運用する投資信託。ミドルリスク・ミドルリターン~ハイリスク・ハイリターン。

また、「どこの国の資産で運用するのか」「投資対象はどのような企業の株式なのか」などの条件によってもリスクが異なります

先進国債券であれば、国内の経済も企業の業績もある程度安定しているので、大きな変動なく安定して運用できる傾向があります。

また、先進国の株式であれば、ある程度の変動はありますが、新興国の株式に比べて相対的にリスクは小さくなります。

一方、新興国の株式や債券は、国内の経済の情勢が不安定なので、非常に大きく伸びる可能性もあれば、大きく下落するリスクがありハイリスク・ハイリターンになる傾向があります。

例えば「これからは東南アジアが伸びそうだ」と考えるのであれば、東南アジアの株式で運用している投資信託を購入することで高いリターンを期待することができます。その反面大きなリスクも覚悟しなければなりません。

また、「株式投資はリスクが怖い」と考えるのであれば、株式はいっさい組み入れられていない公社債投資信託で運用するなど、投資対象の種類で投資信託を選ぶのも重要なポイントです。

毎月分配型でない投資信託を選ぶ

投資信託の運用益の分配方法には次のような種類があります。

毎月分配型 毎月分配金が支払われる
年2〜6回分配型など 年間に複数回分配が行われる
分配回数の設定はファンドによってさまざま
1年決算型 決算頻度が1年に1度で、期中の運用益は1年間運用資金にまわされる

この中でも毎月分配が行われる「毎月分配型」の投資信託はおすすめできません。

毎月定期的に分配されることでお小遣いや家計の足しになるので人気がありますが、毎月分配型には次の3つのデメリットがあります。

  • 分配金が毎月現金で入金されるので複利の効果が薄れてしまう
  • また、投資信託の税金は分配の都度行われるので、毎月分配型では最大で年間12回も税金が発生する(=分配金を再投資する場合、税金を除いた分だけしか再投資に回せない)
  • 毎月分配型は投資元本を削る特別分配で分配をしているケースもあり、結果として投資信託の残高が減少していることも見受けられる

長期的に資産を成長させていきたい場合には、毎月分配型でない投資信託を選択した方がよいでしょう。

おすすめの投資信託

これから投資を始めたい人におすすめの投資信託は、「純資産総額が50億円以上であり」「手数料が安く」運用実績の良好な投資信託」です。

これら3つの条件を満たしている投資信託として、3種類ご紹介します。

  • eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
  • eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
  • ひふみプラス

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

運用方針 「S&P500インデックスマザーファンド」への投資を通じて、主として対象インデックスに採用されている米国の株式に投資
購入時手数料 0%
信託報酬 0.0968%以内
1年リターン +43.53%
5年リターン -

(2021年6月現在)

購入時手数料は0%で、信託報酬も低いeMAXIS Slimの米国株式インデックスファンドです。純資産総額は4,600億円を超えています。

アメリカの代表的な株価指数であるS&P500指数に連動した運用成果を目指すので、
「米国株へ投資したいが、個別の銘柄はわからない」
という人でも、米国の株式市場の成長に合わせて資産も成長させることが期待できます

eMAXIS Slim先進国株式インデックス

運用方針 「外国株式インデックスマザーファンド」を通じて、主として日本を除く世界各国の株式に投資を行い、MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)と連動する投資成果を目指す
購入時手数料 0%
信託報酬 0.1023%
1年リターン +45.21%
5年リターン -

(2021年6月現在)

購入時手数料は0%で、信託報酬も低いeMAXIS Slimの外国株式インデックスファンドです。純資産総額は2,100億円を超えています。

日本以外の外国株式を投資対象としており、マザーファンドを通じて世界中の株式市場に上場している銘柄へ投資を行うことができます。

先進国22ヵ国に上場する大・中型株式を構成銘柄の対象とした、先進国の株価動向(日本を除く)を示す代表的な指標であるMSCIコクサイ・インデックスに連動した運用成果を目指しています。

世界が経済成長すれば資産の成長も期待することができます

ひふみプラス

運用方針 国内外の上場株式を主要な投資対象とし、市場価値が割安と考えられる銘柄を選別して長期投資します。信託財産の総額の50%までを株式以外への資産で保有できる仕組みにすることで、資産を守りながらふやす運用を行います。
購入時手数料 0%
信託報酬 1.07%以内
1年リターン +23.78%
5年リターン +12.45%

(2021年6月現在)

銀行や証券会社などのグループに属さない独立系運用会社であるレオス・キャピタルワークス運用する人気のアクティブファンドです。純資産総額は4,600億円超となっています。

変化をチャンスととらえ時代と共に成長する企業に投資を行うと同時に、時代の変化に左右されず本質的に成長を続ける優れた企業を発掘して投資を行っています。

2012年5月の運用開始後のトータルリターンは398%と市場平均(TOPIX223%)を大きく上回る運用実績を上げています

初心者でも失敗しない!投資信託のおすすめの運用方法

投資経験が浅い人が投資信託で資産運用する際に注意したいポイントは次の3つです。

  • 分散投資
  • 長期投資
  • 非課税措置を利用する

分散投資

投資信託で資産運用を行う際は、1つの銘柄へ投資するのではなく、異なる種類の複数の銘柄へ投資しましょう。

「公社債と株式」「外国株式と国内株式」「新興国と先進国」など、異なる種類の銘柄を組み合わせて投資することでリスクを分散させることができます

例えば、公社債と株式を組み合わせておけば、株式市場が暴落したときに、資金が公社債に流れることにより公社債投信が上昇する傾向があるので、株式投信の下落を公社債投信の上昇でカバーできることがあります。

長期保有

投資信託は、数年単位の長期で投資を行うのが基本です。

また、長期間同じ投資信託を保有することで、市場の短期的な上がり下がりに左右されることなく、収益が安定します

なお、長期運用の一手法として「ドルコスト平均法」と言うものがあります。

「ドルコスト平均法」とは

金融商品を常に一定の金額で、かつ時間を分散して定期的に買い続ける手法。 この手法で金融商品を買い続けた場合、価格が低いときの購入量は多くなり、価格が高いときの購入量は少なくなります。 そしてその金融商品の価格が上下動を繰り返すような相場展開では、購入した商品の平均コストを下げる効果が得られます。

非課税措置を利用する

投資信託の運用から得た利益(分配金、売却益)には、次のような税金が発生します。

所得税15%+復興特別所得税0.315%+住民税5%=20.315%

つまり、100万円の利益が出た場合には、203,150円もの税金が発生してしまいます。

国は国民の資産形成を促進するために、資産運用にかかる税金が一定範囲免除されたNISAやiDeCoという制度を設けています。

NISAとは、毎年120万円分を購入した資産の範囲から生まれる利益に関しては非課税となる制度ですので、「まずは100万円くらいから投資信託を買ってみよう」という人は、NISAを利用してみましょう。

また、「毎月、積立で資産を増やしたい」という人には、つみたてNISAやiDecoがおすすめです。
それぞれの違いは次のとおりです。

特徴
NISA 毎年120万円分を購入した資産から生まれる利益が非課税。
つみたてNISA 年間40万円までの投資信託(国指定)の積み立て運用にかかる利益が非課税。
iDeCo(個人型の確定拠出年金) 掛金全額が所得控除。運用に関する利益が非課税。年金受取時も一定額まで非課税。

なお、NISAやつみたてNISAを利用するためには、証券会社にNISA口座を作成する必要があります。

NISAやiDeCo口座は1つの証券会社にしか作成することができないので、自分が購入したい投資信託を販売している証券会社を慎重に選んでNISA口座を作成するようにしてください。

どこで買う?投資信託を始めるのにおすすめの金融機関

投資信託は証券会社、ネット証券、銀行など、さまざまな金融機関で販売されています。

購入する金融機関によって手数料や取扱商品はまったく異なります。

これから初めて投資信託を購入する人におすすめの金融機関を紹介していきます。

銀行、ネット証券、対面証券…どれがおすすめ?

初めて投資信託を購入する人にはネット証券がおすすめです。

ネット証券 取扱商品数が多く、手数料が安いのでもっともおすすめ。
対面証券 取扱商品数は多いが、手数料がネット証券よりも高い。
銀行 取扱商品数が少ないうえに、銀行の手数料分が高くおすすめできない。

自分である程度購入したい銘柄を絞ることができるのであれば、ネット証券に口座を作成するのがベストだといえます。

楽天証券

楽天証券

楽天証券には2,685本(2021年6月現在)の投資信託の取り扱いがあり、業界屈指の本数となっています。

これら全ての投資信託の販売手数料が無料で、投資信託の残高に応じて楽天スーパーポイントもたまります

SBI証券

sbi証券

SBI証券も業界屈指の取扱本数で2,643本(2021年6月現在)あり、このうち1,300本以上が手数料無料となっています。

また、SBI証券で投資信託を購入するとTポイントがたまり、たまったTポイントでポイント投資をすることも可能です。

松井証券

松井証券

松井証券の投資信託の取扱本数は1,472本(2021年6月現在)で、全ての投資信託が手数料無料で購入できます。

また、松井証券口座で投資信託を運用することで、最大で投資信託残高の0.7%が現金で還元されるのも人気です。

さらに、松井証券には次の3つのロボアドバイザーがあります。

松井証券のロボアドバイザー

  • 投信工房:長期の資産形成をサポート
  • 投信提案ロボ:新規の投資信託購入をサポート
  • 投信見直しロボ:投資信託の乗り換えをサポート

ネット証券でありながらもロボアドがしっかりとサポートしてくれるので、投資初心者の人でも安心です。

まとめ

超低金利時代の今、資産形成には投資は必要です。

投資信託であれば投資のプロが運用してくれるので、投資が初めての人でもある程度安心して運用することができます。

投資を初めて行う人は、次の5つのポイントを意識して投資対象を選ぶとよいでしょう。

  • 運用にかかるコストから選ぶ
  • 純資産総額から選ぶ
  • 運用成績を確認する
  • 投資信託の種類から選ぶ
  • 毎月分配型でない投資信託を選ぶ

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