FXの取引ツールは何がおすすめ?各社のPC版取引ツールを比較・特徴を紹介

FXの取引ツールは何がおすすめ? 各社のPC版取引ツールを徹底比較

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FXの取引やチャート分析をするためには、専用の取引ツールが必要です。

FX会社はそれぞれ独自にツールを提供しているので、「どれがいいんだろう」と気になっている人も多いのではないでしょうか。

そこで、主要FX会社の取引ツールを比較してみることにしました。

現在の取引ツールはどれも使い勝手が追求されており似ている部分もありますが、ちょっとした画面のデザインや細かなスペックなどに違いもあります。

この記事を参考にして、好みのものを見つけてみてください。

この記事でわかること

  • 基本的な要素は共通しているがFX会社毎に取引ツールの種類やスペックに若干の差がある
  • 実際に選ぶ際はデモトレードで確かめるのがいい
  • テクニカル指標の数やカスタマイズ性など、細かな部分には違いがあるが、スペックが高い=使いやすいというわけではない

FX口座を比較して口座開設を検討したい人は、トレーダー3,000人の独自アンケートをしたFXおすすめ口座を徹底比較も参考にしてみましょう。

目次

PC版取引ツールがおすすめのFX会社7選

FX会社は独自の取引ツールを提供しており、トレードの際にはそれらのツールを使って注文や分析をします。

この記事では数十社あるFX会社の中でも、スペックや使いやすさ、カスタマイズ性を総合的に見て、特におすすめの取引ツールをピックアップして紹介していきます。

なお、取引ツールにはPCとスマホアプリの2種類がありますが、この記事ではPC版の取引ツールを紹介していきます。

スマホアプリを知りたい場合はスマホアプリを紹介した記事が別途あるので、そちらをご覧ください。

>>「FXアプリおすすめランキング11選!初心者に人気のスマホで使いやすいアプリは?

GMOクリック証券|はっちゅう君FXプラス・プラチナチャート

【はっちゅう君FXプラス】

GMOクリック証券のアプリはっちゅうくんFXプラス

はっちゅう君FXプラス」はインストール型の取引ツール。

1クリックで新規注文、決済注文、ドテン、同一通貨ペアの全決済注文を発注可能な「スピード注文」を搭載しており、常に変化するレートに対応したスピーディーな注文が可能。また、ショートカットキーの設定もでき、キーボードを押すだけで取引できます。

移動平均線やボリンジャーバンドなどの人気のテクニカル指標を搭載しており、チャート分析は問題なく行えます。

レートや注文のパネルを自由に変更可能。チャートパネルは独立して表示できるなどカスタマイズ性も高いツールです。

【プラチナチャート】

GMOクリック証券のプラチナチャート

「プラチナチャート」は分析に特化したツール。

38種類のテクニカル指標と25種類の描画オブジェクトを搭載しており、チャート分析にこだわりたいトレーダーも満足できる作りとなっています。

またGMOクリック証券はスプレッドが狭いスワップポイントが高いなど全体的に評価の高い口座です。

また、CFDの銘柄も注文やチャートの表示も可能で、通貨ペアと株価指数や金などの商品を比較分析もできるハイブリットなツールです。

PCにインストールする必要がない手軽さもメリットの一つです。

はっちゅう君FXプラス
時間足 Tick・1分・5分・10分・15分・30分・60分・4時間・8時間
テクニカル指標 【トレンド系】
単純移動平均線(SMA)・指数平滑移動平均線(EMA)・ボリンジャーバンド・一目均衡表
【オシレーター系】
MACD・RSI・RCI・ストキャスティクス
描画ツール なし
プラチナチャート
時間足 Tick・1分・3分・5分・10分・15分・20分・30分・1時間・2時間・4時間・6時間・8時間・12時間・日足・週足・月足・年足
テクニカル指標 【トレンド系】
単純移動平均線(SMA)・指数平滑移動平均線(EMA)・一目均衡表・ボリンジャーバンド・パラボリック・ジグザグ・線形回帰トレンド・HLバンド・エンベロープ・ケルトナーチャネル・カオスアリゲーター・バランスオブパワー・アルーン
【オシレーター系】
MACD・RSI・RCI・ストキャスティクス・DMI・ADX・ADXR・RVI・モメンタム・移動平均乖離率・オーサムオシレーター・ウィリアムズ%R・ACオシレーター・CCI・ブルパワー・ベアパワー・サイコロジカルライン・ROC・デマーカー・A/Dライン
描画ツール ホリゾンタルライン・バーティカルライン・トレンドライン・チャネルライン・サークル・アングル・トライアングル・レクタングル・五角形チャート・フィボナッチリトレースメント・フィボナッチファン・フィボナッチチャネル・フィボナッチタイムゾーン・フィボナッチアーク・フィボナッチエクスパンション・ギャンライン・ギャンファン・ギャングリッド・エリプス・片矢印・双方矢印・線形回帰チャネル・等距離幅チャネル・標準偏差チャネル・コメント挿入

GMO外貨|外貨ex for Windows

外貨ex for Windows

GMO外貨が提供する「外貨ex for Windows」はPCにインストールする高機能な取引ツール。

高いカスタマイズ性が特徴で、デスクトップ一面に配置する「Proモード」と、デスクトップの一角に小さく配置する「miniモード」に自由に切り替えられます。また、各ウインドウが独立しており、複数のチャートパネルやニュースパネルを自分の好みに合わせて配置可能です。

カラーもライトモードとダークモードの2種類を選択でき、変更したレイアウトを保存しておくことも可能。

テクニカル指標や描画ツールを豊富に搭載。基本的なチャート分析はもちろん複雑なテクニカル分析にも対応できるので、テクニカル分析に拘りたい人でも満足できるでしょう。

外貨ex for Windows
時間足 Tick・1分・5分・15分・30分・60分・2時間・4時間・日足・週足・月足
テクニカル指標 【トレンド系】
単純移動平均線(SMA)・ボリンジャーバンド・指数平滑移動平均線(EMA)・一目均衡表・スパンモデル・スーパーボリンジャー・エンベロープ・Pivot・GMMA・パラボリックSAR・HLバンド・フィボナッチ・加重移動平均線(WMA)・回帰トレンド・線形回帰分析・ジグザグ
【オシレーター系】
ストキャスティクス・MACD・RCI・RSI・DMI・CCI・移動平均乖離率・ウィリアムズ%R・ROC・モメンタム・ATR・DPO・%価格オシレータ・Aroon-Indicator・Aroon-Oscillator・アルティメットオシレータ・サイコロジカルライン・強弱レシオ・DMI・CV・ストキャスティクスFAST・ストキャスティクスSLOW・SONAR・デマーカー・MACD OSC
描画ツール トレンドライン・ライン・水平線・垂直線・平行ライン・フィボナッチアーク・フィボナッチファン・フィボナッチリトレースメント・フィボナッチタイムゾーン・フィボナッチターゲット・一目均衡1・一目均衡2・ギャンファンアップ・ギャンファンダウン・スピードライン・アンドリューズピッチフォーク・アングル・線形回帰線・Raff回帰チャンネル・標準偏差チャンネル・標準誤差チャンネル・三分割線・四分割線・四角形・円・上向き矢印・下向き矢印・記号

外為どっとコム|外貨NEXT NEO

外為どっとコムのツール外貨NEXT NEO

外為どっとコムが提供する取引ツール「外貨NEXT NEO」は搭載している機能が豊富。

1つのパネルにチャートと注文機能を合わせた「スピード注文」を利用すればスピーディーに取引が可能です。

即座に発注できるもう一つの機能「スピード注文2」はスマホアプリのスピード注文画面のような見た目で、売買ボタンを1クリックするだけで発注できるタイプ。短期トレーダーの好みで選べるようになっています。

注文方法は11種類。ネッティング注文にも対応しています。決済注文では通貨ペアの全決済も可能です。

搭載しているテクニカル指標や描画ツールも豊富で、ニュースや外為どっとコムの豊富な情報コンテンツにもツール上からアクセス可能と、便利な機能が盛りだくさん。

なお、「外貨NEXT NEO」にはインストールが必要な「リッチアプリ版」と「ブラウザ版」があり、ここでは「リッチアプリ版」を紹介しています。

外貨NEXT NEO リッチアプリ版
時間足 Tick・Tick2・1分・5分・10分・15分・30分・60分・2時間・4時間・8時間・日足・週足・月足
テクニカル指標 【トレンド系】
単純移動平均線(SMA)・指数平滑移動平均線(EMA)・一目均衡表・ボリンジャーバンド・パラボリック・エンベローブ
【オシレーター系】
ストキャスティクス・RSI・乖離率・サイコロジカルライン・DMI・ROI・ROC・MACD・ウィリアムズ%R・アルティメットオシレーター・平均足
描画ツール 直線・水平線・垂直線・円・三角形・四角形・ペンタゴン・フィボナッチリトレースメント・フィボナッチファン・フィボナッチアーク・フィボナッチタイムゾーン・フィボナッチエクスパンション・計測ツール・マグネット機能

DMM FX|DMMFX PLUS・DMMFX STANDARD・プレミアチャート

【DMMFX PLUS】

DMMFXのツールDMMFX PLUS

DMM FXの取引ツールは3種類ともインストールが不要ですが、その内の一つが「DMMFX PLUS」。

初期レイアウトが3種類用意されており、自身の好みに合わせたレイアウトを5種類まで保存可能なカスタマイズ性の高さ。さらに、レートパネルやチャートパネルなどを別ウィンドウで表示することも可能です。

テクニカル指標はトレンド系、オシレーター系を多数搭載。複数の通貨ペアを比較可能な「比較チャート」など、チャート分析に役立つ機能がたくさんの高機能取引ツールです。

【DMMFX STANDARD】

DMMFXのツールDMMFX STANDARD

もう一つの取引ツール「DMMFX STANDARD」はブラウザで使用可能なシンプルかつ視認性の高い取引ツール。

必要な機能や情報が1画面に揃っており、初心者にも使いやすい作りとなっています。

【プレミアチャート】

DMMFXのツールプレミアムチャート

取引補助ツールの「プレミアチャート」は分析に特化したツール

通貨ペアだけでなく株価指数や金・原油などのCFD銘柄のチャートも表示可能です。

豊富なテクニカルと描画ツールを搭載していることはもちろん、通貨ペアやCFD銘柄を比較できる「比較チャート」、チャートを最大で6画面同時に表示できるので、高度な分析を可能としています。便利な機能としてはアラート機能も挙げられるでしょう。

なお、「プレミアチャート」は「DMMFX PLUS」と「DMMFX STANDARD」から起動できます。

DMMFX PLUS
時間足 Tick・1分・5分・10分・15分・30分・1時間・4時間・8時間・日足・週足・月足
テクニカル指標 【トレンド系】
単純移動平均線(SMA)・指数平滑移動平均線(EMA)・加重移動平均線(WMA)・一目均衡表・ボリンジャーバンド・ピボットポイント・エンベロープ・パラボリックSAR・スパンモデル・スーパーボリンジャー
【オシレーター系】
MACD・RSI・RCI・スローストキャスティクス・ヒストリカルボラティリティ・移動平均乖離率・モメンタム・ATR・DMI・ADX
描画ツール 水平線・垂直線・トレンドライン・フィボナッチリトレースメント
DMMFX STANDARD
時間足 Tick・1分・5分・10分・15分・30分・1時間・4時間・8時間・日足・週足・月足
テクニカル指標 【トレンド系】
単純移動平均線(SMA)・指数平滑移動平均線(EMA)・ボリンジャーバンド・一目均衡表
【オシレーター系】
MACD
描画ツール なし
プレミアチャート
時間足 Tick・1分・5分・10分・15分・30分・1時間・4時間・8時間・日足・週足・月足
テクニカル指標 【トレンド系】
単純移動平均線(SMA)・回帰トレンド・一目均衡表・ボリンジャーバンド・HLバンド・指数平滑移動平均線(EMA)・エンベロープ・加重移動平均線(WMA)・線形回帰分析・GMMA・ピボット・フィボナッチピボット・スパンモデル・スーパーボリンジャー・パラボリック
【オシレーター系】
モメンタム・RSI・移動平均乖離率・MACD・RCI・ストキャスティックス・ATR・CCI・ウイリアムズ%R・DMI・Aroon-Indicator・Aroon-Oscillator・ROC・RVI
描画ツール トレンドライン・水平線・垂直線・平行コピー・フィボナッチアーク・フィボナッチリトレースメント・フィボナッチターゲット・フィボナッチファン・寸法線(本数計測)・寸法線(値幅計測)

DMM FXの評判についても詳しく知りたい人はこちらの記事をご覧ください。

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SBI FXトレード|Rich Client Next・WEB NEXT

【Rich Client Next】

SBI FXトレードのツールRich Client Next

「Rich Client Next」はインストール型の取引ツール。

プライスボードではレート、チャート、ローソク足を同時に確認できて非常に便利。最大で6通貨ペアを表示可能です。

レイアウトもウインドウの中に個々のパネルを表示させるMDIと、各パネルを独立させて表示できるSDIを切り替え可能。パネルも自由に動かせるので、カスタマイズ性の高さも魅力です。

テクニカル指標と描画ツールの種類も豊富で、分析機能も高い取引ツールです。

【WEB NEXT】

SBI FXトレードのツールWEB NEXT

「WEB NEXT」はブラウザで使用可能な取引ツール。シンプルですが、操作性が良く使いやすい作りとなっています。

プライスボードから1クリックで注文を行える「2WAY注文」によって、スピーディーに発注可能。

PCだけでなく、タブレット端末にも対応。端末に合わせて自動的に使いやすいレイアウトに変換されるので、タブレットでもストレスを感じず取引できるでしょう。

Rich Client Next
時間足 Tick・1分・5分・10分・15分・30分・60分・2時間・4時間・8時間・日足・週足・月足
テクニカル指標 【トレンド系】
単純移動平均線(SMA)・ボリンジャーバンド・一目均衡表・パラボリックSAR・エンベロープ・ピボットポイント・フィボナッチ・指数平滑移動平均線(EMA)・自動トレンドライン・HLバンド
【オシレーター系】
CCI・乖離率・サイコロジカルライン・強弱レシオ・ADX・CV・RSI・STDEV・ストキャスティクFAST・ストキャスティクSLOW・SONAR・ウィリアムズ%R・DEMARK・ROC・REVERSE・DMI・MACD・MACD OSC・RCI
描画ツール トレンドライン・ライン・水平線・垂直線・文字入力・フィボナッチアーク・フィボナッチファン・フィボナッチリトレースメント・フィボナッチタイムゾーン・一目均衡1・一目均衡2・ギャンファンアップ・ギャンファンダウン・スピードライン・アンドリュースピッチフォーク・アングル・線形回帰線・Raff回帰チャネル・標準偏差チャネル・標準誤差チャネル・三分割線・四分割線・四角形・円・上向き矢印・下向き矢印・記号
WEB NEXT
時間足 Tick・1分・5分・10分・15分・30分・1時間・2時間・4時間・8時間・日足・週足・月足
テクニカル指標 【トレンド系】
単純移動平均線(SMA)・指数平滑移動平均線(EMA)・エンベロープ・ボリンジャーバンド・新値足・カギ足・ポイント&フィギア・一目均衡表・平均足
【オシレーター系】
MACD・モメンタム・ACオシレーター・RSI・ストキャスティクス・サイコロジカルライン・DMI・RCI・ROC・移動平均乖離率・CCI
描画ツール フィボナッチリトレースメント・水平線・垂直線・線分

SBI FXトレードについてさらに詳しく知りたい人は、下記の記事も参考にしてみてください。

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みんなのFX|FXトレーダー・Webトレーダー

【FXトレーダー】

みんなのFXのツールFXトレーダー

FXトレーダーはインストール不要の取引ツール。

画面のレイアウトを自由に変更できるカスタマイズ性の高さが魅力。テクニカル指標と描画機能も充実しており、本格的なチャート分析が可能。

みんなのFXが独自に提供している分析ツール「ヒートマップ」や「売買比率」の表示もツール上で利用できます。

さらに、大きな特徴は高機能分析ツールの「Trading View」チャートと切り替えられること。「Trading View」の豊富な分析機能を活用して、確度の高いチャート分析を実現できます。

【Webトレーダー】

みんなのFXのツールWebトレーダー

ブラウザで使用可能な取引ツール。

シンプルで操作しやすく、画面上部のメニューバーから注文やニュース、資金振替などの機能に移行できるため、初心者にも使いやすいツールです。

チャート機能もシンプルながらテクニカル指標や描画ツールも豊富で、チャート分析も不満なく行えます。

「ヒートマップ」や「売買比率」ももちろん表示できます。

FXトレーダー
時間足 Tick・1分・5分・10分・15分・30分・1時間・2時間・4時間・日足・週足・月足
テクニカル指標 【トレンド系】
単純移動平均線(SMA)・指数平滑移動平均線(EMA)・加重移動平均線(WMA)・一目均衡表・ボリンジャーバンド・ピボットポイント・エンベロープ・パラボリックSAR・スパンモデル・スーパーボリンジャー
【オシレーター系】
MACD・RSI・RCI・スローストキャスティクス・ヒストリカルボラリティティ・移動平均乖離率・モメンタム・ATR・DMI・ADX
描画ツール トレンドライン・レイライン・水平ライン・水平レイライン・垂直ライン・平行ライン・フィボナッチリトレースメント・フィボナッチトレンドベース・フィボナッチタイムゾーン・フィボナッチトレンドタイムゾーン・ギャンファン・ロングターゲットライン・ショートターゲットライン・タイムレンジライン・プライスレンジライン
Webトレーダー
時間足 Tick・1分・5分・10分・15分・30分・1時間・2時間・4時間・日足・週足・月足
テクニカル指標 【トレンド系】
単純移動平均線(SMA)・指数平滑移動平均線(EMA)・加重移動平均線(WMA)・一目均衡表・ボリンジャーバンド・ピボットポイント・エンベロープ・パラボリックSAR・スパンモデル・スーパーボリンジャー
【オシレーター系】
MACD・RSI・RCI・スローストキャスティクス・ヒストリカルボラリティティ・移動平均乖離率・モメンタム・ATR・DMI・ADX
描画ツール トレンドライン・レイライン・水平ライン・水平レイライン・垂直ライン・平行ライン・フィボナッチリトレースメント・フィボナッチトレンドベース・フィボナッチタイムゾーン・フィボナッチトレンドタイムゾーン・ギャンファン・ロングターゲットライン・ショートターゲットライン・タイムレンジライン・プライスレンジライン

ヒロセ通商|C2

ヒロセ通商のツールC2

「C2」はヒロセ通商が提供している取引ツールの一つで、インストール型の取引ツールです。

シンプルでありながら多機能で、FX初心者から上級者まで使いやすい作りとなっています。

26種類の注文方法、テクニカル指標は22種類を使って取引が可能。各パネルの表示や大きさの変更もできる高いカスタマイズ性を備えた高機能取引ツールです。

また、今までの取引情報をグラフ化した「LION分析ノート」、名物ディーラーとして人気の高い小林芳彦氏の相場分析「小林芳彦のマーケットナビ」のウェブページに取引ツール上から遷移できます。

C2
時間足 Tick・10秒・1分・5分・10分・15分・30分・60分・2時間・4時間・8時間・12時間・日足・週足・月足
テクニカル指標 【トレンド系】
単純移動平均(SMA)・指数平滑移動平均(EMA)・一目均衡表・ボリンジャーバンド・パラボリック・エンベロープ・GMMA・スパンモデル・スーパーボリンジャー・HLバンド
【オシレーター系】
ストキャスティクス・RSI・乖離率・サイコロジカルライン・DMI・RCI・ROC・MACD・ウィリアムズ%R・アルティメットオシレーター・RVI
描画ツール 直線・水平線・垂直線・四角形・フィボナッチリトレースメント・フィボナッチエクスパンション・フィボナッチファン

自動売買のツールにはどんなものがある?

ここまでは裁量取引に関する取引ツールを紹介しました。ここからはFX会社が提供している自動売買ツールをピックアップして紹介していきます。

さまざまな自動売買ツールが提供されていますが、その中でも今回は、マネースクエアの「トラリピ」とインヴァスト証券の「マイメイト」をピックアップしました。

自動売買に興味がある人は、ぜひ参考にしてください。

マネースクエア|トラリピ

マネースクエアの自動売買ツールトラリピ

トラリピはマネースクエアが提供するリピート系自動売買ツールで、リピート系の元祖とも言える存在です。

リピート系自動売買とは

設定した価格帯の中で買いと売りの注文を自動で繰り返して利益を取っていく自動売買。その性質上、レンジ相場において特に有効。

トラリピは取引するレンジの上限と下限を決め、注文金額やトラップ数を設定すると、そのレンジ内で推移している限り自動で売買を繰り返してくれます。

価格がレンジで推移しそうな通貨ぺアを見極める必要があるので、ある程度の相場知識が必要ですが、設定してしまえば24時間自動で取引してくれるので、利益獲得のチャンスが増えます。

トラリピに関するセミナーやM2TVなど学習系のコンテンツも豊富なので、リピート系自動売買を始めてみたい人におすすめです。

インヴァスト証券|マイメイト

インヴァスト証券の自動売買ツールマイメイト

マイメイトはインヴァスト証券が提供する自動売買サービス。エージェントと呼ばれる強化学習型AIが自身の代わりに取引をしてくれます。

マイメイトのポイント

  • エージェントを1から作成可能
  • 他人が作成したエージェントを使用できる
  • エージェントは自動学習していく

の3点。

エージェントは簡単な質問に答えるだけで作成でき、作成したエージェントが自動で取引をしてくれます。自身で作成しなくても、他のユーザーが作成したエージェントを利用した運用も可能です。

マイメイトの最大の特徴は、エージェントが直近の相場情報や取引結果を基に自動で学習を行うこと。最適なポジション管理を目指していきます。

また、取引の結果についてエージェントを褒めたり叱ったりすることで、考え方などを学習し、取引スタイルが変化していくことも。

難しい設定は必要なく、初心者でも簡単にFXを始められます。育成ゲーム感覚で自動売買を楽しめる自動売買ツールです。

そもそもFXの「取引ツール」とは?基礎知識をあらためて解説

ここまで各社の取引ツールについて解説してきましたが、「そもそも取引ツールって何?」という基礎知識についても、あらためて解説しておきましょう。

FXとは、為替相場の値動きによって利益を狙っていく投資です。つまり利益を出すためには、新規エントリーと決済(利益確定もしくは損切り)の注文をする必要があるわけですが、ここで使うのが取引ツールです。

取引ツールでは注文だけでなく保有している通貨ペアの管理など、トレードに必要な操作をすべて行うことができます。

FX会社はそれぞれ独自の取引ツールを提供しており、口座を開設すれば誰でも無料で使用可能。基本的に、発注の手続きは取引ツールを通じて行います。

注文の種類、搭載しているテクニカル指標や描画ツールの数、通貨ペアを比較できる機能の有無、その他に分析に役立つ機能、閲覧できる情報などなど、搭載されている機能は取引ツールによって異なります。

一方で、指値注文やOCO注文、IDO注文など基本的な注文方法、移動平均線やボリンジャーバンドなどのメジャーなテクニカル指標やトレンドライン、水平線といったよく使われる描画ツールの表示、マーケット情報は、どのFX会社の取引ツールでも共通して搭載されています。

その意味では、どのツールを使っても基本的な取引をすることが可能。違いが現れるのは「使い勝手」の部分であり、それぞれの使い勝手をどう感じるかには個人差があることも知っておきましょう。

他にもFXを始める上で様々な知識について知りたい人は以下の記事をご参照ください。

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テクニカル分析の機能で取引ツールをランキングしてみた

まず大前提として、取引ツールの「使い勝手」は数値に表せるようなものではありません。スペックが高いからといって、万人にとって使いやすいとは限らないからです。

選ぶ際にはデモトレードで試したり、実際に口座開設をして使ってみるのがもっとも確実なのですが、とはいえ「どのくらい高いスペックがあるか気になる」という人も多いことでしょう。

そこで、数値的に差が出る「テクニカル分析の機能」で簡単なランキングを作成してみました。上記に掲載した各社のツールを比較し、時間足の数・テクニカル指標の数・描画ツールの数で上位3位を紹介します。

時間足での比較

今回紹介している中で、時間足の種類がもっとも多かったのはGMOクリック証券でした。ただ2位のヒロセ通商には「10秒足」という非常に短い単位の足があります。スキャルピング公認のヒロセ通商らしいポイントといえるでしょう。

順位 会社名(ツール名) 時間足の数 具体的な種類
1位 GMOクリック証券(プラチナチャート) 18 Tick・1分・3分・5分・10分・15分・20分・30分・1時間・2時間・4時間・6時間・8時間・12時間・日足・週足・月足・年足
2位 ヒロセ通商(C2) 16 Tick・10秒・1分・5分・10分・15分・30分・60分・2時間・4時間・8時間・12時間・日足・週足・月足
3位 外為どっとコム(外貨NEXT NEO) 14 Tick・Tick2・1分・5分・10分・15分・30分・60分・2時間・4時間・8時間・日足・週足・月足

テクニカル指標での比較

テクニカル分析に使用する指標(インジケーター)の数でいえば、TradingViewが使えるみんなのFXが1位となりました。

ただテクニカル指標は「マニアックなものを使っていれば有利」というわけでもないので、よほど高度な分析がしたいという人でなければそこまで気にする必要はないでしょう。

順位 会社名(ツール名) テクニカル指標
(トレンド系+オシレーター系)の数
1位 みんなのFX(TradingView) 87
2位 GMO外貨(外貨ex for Windows) 41
3位 DMM FX(プレミアチャート)
SBI FXトレード(Rich Client Next)
29

描画ツールでの比較

描画ツールの機能に関しても、やはりTradingViewが使えるみんなのFXが1位となります。こちらもテクニカル指標と同様、よほど高度な分析がしたいという場合でなければ、そこまで気にする必要はないでしょう。

順位 会社名(ツール名) テクニカル指標
(トレンド系+オシレーター系)の数
1位 みんなのFX(TradingView) 81
2位 GMO外貨(外貨ex for Windows) 16
3位 SBI FXトレード(Rich Client Next) 14

PC版取引ツールを比較する際のポイント

PC版取引ツールを比較する際に注目するべきポイントはいくつかありますが、最低限押さえておきたいのは次の3つです。

  1. ブラウザ版か、ダウンロード版か
  2. シンプルな作りが良いか、自身でカスタマイズしたいか
  3. 取引とチャート分析が同時にできるか

一つずつ見ていきましょう。

ブラウザ版か、ダウンロード版か

PC版の取引ツールにはブラウザ版とダウンロード版の二種類があることを把握しておきましょう。

ブラウザ版はGoogle ChromeやMicrosoft Edgeのウェブブラウザ上で動作するタイプ。専用のアプリをインストールする必要がなく、ネットに接続可能な環境さえあればどこでも取引が可能です。

ダウンロード版と比較するとシンプルな作りの取引ツールが多いブラウザ版ですが、シンプルなだけに操作がしやすく、初心者でも使いやすいメリットがあります。

分析機能はダウンロード版より物足りない部分もありますが、それでも一般的なチャート分析をするには十分な機能を備えています。

一方のダウンロード版は、専用のアプリをダウンロードしてPCにインストールする必要があります。

大きな特徴は、カスタマイズ性が非常に高いこと。レートやチャートなどの各パネルを自由に変更できるため、自身の使いやすい取引環境を構築させたい人に向いています。

また、テクニカル指標や描画ツールが豊富だったり、チャートを無制限に表示可能な取引ツールもあるなど、ブラウザ版より分析機能が充実しているのもポイント。プロと同じ取引環境を目指したいならダウンロード版がおすすめです。

ブラウザ版 ダウンロード版
利用しやすさ

ブラウザ上で利用できる

アプリのダウンロードが必要
利用しやすさ

カスタマイズの自由度がない

好みの取引環境を作れる
利用しやすさ

ダウンロード版より劣る

テクニカル指標・描画ツールが豊富

シンプルさを重視するか、カスタマイズ性を重視するか

取引ツールを選択する際の基準として、搭載している機能やスペックを重視すると思います。

例えば、搭載しているテクニカル指標や描画ツールが多い取引ツールが良いと考えている人は多いでしょう。

しかし、ここで注意して欲しいのは「高機能な取引ツールが最高とは限らない」点です。

取引ツールの優劣は機能の多さだけでははかれません。

重要なのは、自分が取引や分析をする際に使いやすいかどうかです。多機能だから無条件に良いというわけではなく、自身の好みに合う取引ツールを選ぶのが良いでしょう。

取引ツールとチャート分析ツールが別になっている場合も

FX会社によっては、大きなチャート画面を表示できない発注専用のツールと、チャートだけ表示できて発注はできないチャート分析用のツールに分かれている場合があります。

この場合は発注用のツールとチャート分析用のツールを同時にモニターに表示しながら使う必要があるため、人によっては使いにくいと感じることも…。

ただし、チャート分析用ツールは分析機能に特化しているだけあって、高度なチャート分析が可能です。

例えば、マルチディスプレイなら1枚のチャートに発注用のツール、もう一つにチャート分析用のツールを表示して取引する方法もあります。

取引機能と分析機能が一体化している取引ツールと、取引機能と分析機能が分かれている取引ツールのどちらが使いやすいかは人それぞれです。

PC版取引ツールに関するよくある質問

ここからは、FXの取引ツールを探す際によくある疑問点とその回答をまとめました。ぜひ参考にして、自身に合う取引ツールを探してみてください。

勝てる取引ツールはありますか?

取引ツールはあくまでも取引やチャート分析を行うための道具であり、「このFX会社の取引ツールを使えば勝てる、もしくは勝ちやすくなる」ことはありません。

FXで利益を出すためにはトレードスキルを高めていくことが絶対条件で、それは使用する取引ツールではなく相場に対する知識と経験が何よりも重要です。

ただし、取引ツールによって使いやすい、使いにくいはあります。例えば、あるFX会社では使えるテクニカル指標が他のFX会社では使えないケースや、このFX会社の取引ツールはチャートを分割表示できるから分析しやすいというケースもあります。

自分の好みに合った取引ツールを使えば、トレードに対するモチベーションが上がるというメリットはあるでしょう。

取引ツールに関する詐欺とはどのようなものですか?

「絶対に勝てる」「簡単に稼げる」といった謳い文句で、自動売買ツールの購入を煽るケースがあります。

繰り返しになりますが、FXにおいて「必ず勝てるツール」はありません。利益を稼いでいるプロのトレーダーも長年にわたって経験と知識を積み重ねたからこそ勝てるようになっているのです。

初心者がツールだけで勝てるような簡単な世界ではないことは常に心掛けておきましょう。

また、「無料で体験できます」といった形で自動売買ツールを使わせようとするケースもありますが、そのうちに○○料金という形でお金を要求されるケースもあるので注意しましょう。

TwitterやYouTube、LINEなどで勧誘されるケースが多く報告されているので、特に注意が必要です。

口座開設をせずに取引ツールを試すことはできますか?

スマホアプリについてはログインしなくてもニュースの閲覧やチャート機能など、ある程度使うことはできます。

PC版取引ツールに関しては、ブラウザ版はそもそもログインしないと使用できません。ダウンロード版に関しても、最初にログインを求められるケースがほとんどのため、基本的に口座を持っていないと使えません。

ただし、口座さえ保有していれば入金していなくても取引ツールでチャート分析やニュース機能、そのFX会社が独自に提供しているツールを自由に利用できます。

口座開設は無料です。試したいのであれば、「口座開設だけしておく」という手もアリではないでしょうか。

この記事のまとめ

  • 各社の取引ツールは、基本的な要素に関してはどれも共通している
  • テクニカル指標の数やカスタマイズ性など、細かな部分には違いがあるが、スペックが高い=使いやすいというわけではない
  • デモトレードもしくは実際に口座開設をして、使い勝手を試してみることが大切(口座開設をするだけなら無料)

大学卒業後、業界新聞社2社を経験。業界紙記者の過酷さ、ライティングや取材の楽しさ、そして斜陽産業の先行きの暗さを学ぶ。

その後、投資関係のコンテンツに携わって投資スキルを高めようと決意し、FXの専門誌「FX攻略.com」の編集者としてFX業界に潜り込む。

FX攻略.com』の休刊後、勤め人からフリーライターに転身。

現在はFX系の雑誌『外国為替』を中心に、投資関連の記事・執筆に従事中。

鹿内武蔵

FX雑誌『外国為替』編集長・株式会社tcl代表取締役

鹿内武蔵

2022年創刊のFX雑誌『外国為替』編集長。

FX編集者歴は長く、2008年より『FX攻略.com』元副編集長として、取材・編集・執筆に携わる。多くの勝ち組トレーダーや証券会社を取材してきた経験を活かし、FXが国民的投資になることを目標に、FX、投資ライターとして活動中。

株式会社tcl代表として各種メディアで執筆しているほか、自身もトレーダーとしてFXの運用も行っている。好きなテクニカル分析はボリンジャーバンド。

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記事の編集責任者

齋藤直人

FINANCIAL JOURNAL編集長

齋藤直人

編集者歴20年以上。主に紙媒体で編集経験を積み、趣味系雑誌4誌の編集長を歴任。

雑誌の特集記事だけでなく、企業とのタイアップ企画、地域活性化事業への参画など、コンテンツ制作力を活かして幅広いフィールドで活躍。国会議員、企業の重役、スポーツ選手、芸能人などジャンルを問わず幅広いインタビュー経験を持つ。

FXトレーダー歴も5年以上あり、好きなトレードスタイルはスイングトレード。これまでの最大勝ち幅は1500pips

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