FXの1,000通貨取引は3万円から可能!おすすめFX会社や利益・損失額を徹底解説

1,000通貨からFXを始めたいけどいくらから始められるの?

1,000通貨で取引が可能なFX会社であれば必要な資金は約30,000円です。理論上の最低資金は約6,000円ですが最低限必要なギリギリの証拠金のためおすすめしません。

以下の表では実際に1,000通貨取引をする際に必要な金額をまとめてみました。

資金(レバレッジ) 米ドル/円 ユーロ/円 ポンド/円 豪ドル/円
必要な資金 (1倍) 14万円 15万5,000円 18万円 9万5,000円
必要な資金 (5倍) 2万8,000円 3万1,000円 3万6,000円 1万9,000円
必要な資金(25倍) 5,600円 6,200円 7,200円 3,800円

*米ドル/円=140円、ユーロ/円=155円、ポンド/円=180円、豪ドル/円=95円で算出(2023年7月時点のレート)

このように、1,000通貨取引に対応したFX会社であれば、初期資金が少額でも大きなレバレッジを効かせずに(5倍程度で)取引できます。

また、1通貨や100通貨の超少額取引よりも利益額は増え、10,000万通貨で取引した際よりも損失額を押さえることができ、「ちょうどいい金額感」でFXを始められます。

1,000通貨以下の取引に対応したFX会社
FX会社
最小
取引単位
必要
証拠金*
無料
口座開設
1通貨
約30円
100通貨
約3,000円
1,000通貨
約3万円
1,000通貨
約3万円
1,000通貨
約3万円
1,000通貨
約3万円
10,000通貨
約30万円
* 米ドル/円の相場が140円の場合を想定。資金に余裕がないとレバレッジが高くなり、リスクが高まるため、ここではレバレッジを5倍程度に収める場合の金額を記載しています。

この記事では、1,000通貨取引に対応したFX会社を紹介。押さえておくべきポイントやメリット、デメリットについて解説していきます。

この記事でわかること

  • 1000通貨取引なら約30,000円からFXが始められる
  • 資金管理がしやすい
  • コツコツとトレードの経験を積むことができる

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目次

FXの1,000通貨とは?いくら必要?

FXにおける「~通貨」とは取引する際の単位のことです。例えば「1,000通貨」なら、「米ドル/円」を1,000米ドルから買ったり売ったりすることができます。

取引の単位は、FX会社の取引画面ではロット(Lot)が使われることが多く、この取引単位が小さいほど少額から始められることになります。

最小の取引単位は各FX会社によって異なります。以前は「1万通貨」がスタンダードでしたが、近頃では1,000通貨単位での取引を採用するFX会社が増え、中には「100通貨」や「1通貨」から取引できるFX会社も存在します。

少額でFXを始めたい方にとって、ありがたい環境になっているといえるでしょう。

それでは、実際に1,000通貨ではどれくらい少額で取引できるのかを見ていきましょう。

FXの1,000通貨取引は最低でも3万円必要!

(例)米ドル/円が140円のときの1万通貨、1,000通貨での取引

証拠金1万円の場合 ・1万通貨…トレードできない
・1,000通貨…トレード可能だがレバレッジ14倍と高め
証拠金5万円の場合 ・1万通貨…トレードできない
・1,000通貨…トレード可能(レバレッジ2.8倍)
証拠金10万円の場合 ・1万通貨…トレード可能だがレバレッジ14倍と高め
・1,000通貨…トレード可能(レバレッジ1.4倍)

記事冒頭で触れていますが、1,000通貨で取引が可能なFX会社であれば必要な資金は約30,000円(レバレッジ5倍)です。上記のとおり、1万円の証拠金でも1,000通貨なら取引可能です。ただその場合レバレッジが14倍と高めなので、もう少し証拠金を用意したいところ。5万円あれば、レバレッジ2.8倍のトレードが可能になります。

いずれにせよ「1,000通貨なら、何十万~何百万円という資金がなくてもトレード可能」というのがおわかりいただけるのではないでしょうか。

証拠金とは
FX取引を始める際に必要となる担保としての資金のこと。ポジションを持つためのギリギリの証拠金(レバレッジ25倍)でも取引は可能ですが、わずかに相場が逆行しただけで強制ロスカットになってしまうため、証拠金には余裕を持たせて取引するのが基本です。

レバレッジの仕組みにより1,000通貨取引を数万円から始めることができる

レバレッジとは英語で「てこ」の意味で、投資業界においては「証拠金の額面以上の取引ができる仕組み」のことを指します。普通に海外旅行などで両替をする際、米ドルで1,000ドルを入手するためには、14万円ほどが必要です(1ドル140円の場合)。

しかしFXの場合、1,000ドルの取引をするための最低資金は5,600円です。なぜこんなことが可能かというと、FXは「差金決済」であり、現物をやりとりするわけでないから。

米ドルを1,000通貨を買う取引をしても、現物の1,000ドルを受け取るわけではありません。保有するのはあくまでも「買いポジション」であり、利益も損失も、決済の取引をしなければ確定しません。

ハイレバレッジの取引はリスクが高いため初心者にはおすすめできないものの、FXはこの差金決済の仕組みによって、資金効率を高めることができるというわけです。

必要資金の計算方法

取引するための必要証拠金は以下の計算式で求めることができます。

為替レート×取引数量÷レバレッジ=必要証拠金

1ドル140円のときに米ドル円を1万通貨で取引する場合の最低必要証拠金※
140円(レート)×1万通貨(取引数量)÷25(レバレッジ)=5万6,000円
1ドル140円のときに米ドル円を1,000通貨で取引する場合の最低必要証拠金※
140円(レート)×1,000通貨(取引数量)÷25(レバレッジ)=5,600円

※日本国内ではレバレッジ比率は最大で25倍までと定められています。

1,000通貨なら大金が無くても取引できる!

リーマンショックが起きた2008年ごろのFXといえば1万通貨取引が主流で、レバレッジをかけずに運用するには100万円ほどの資金が必要でした。実際「そんなに余剰資金がない」という理由でFXを諦めていた人もいました。

それから13年ほどが経過し、1,000通貨から取引できるFX会社はかなり増え、今やそれが当たり前になりました。

豊富な資金がある人には1,000通貨取引は無用かもしれませんが、自己資金があまりない人やFX初心者から見れば資金的なハードルが一気に下がり、参入しやすくなったのは間違いありません。

1,000通貨は何ロット(Lot)?

ロット(Lot)は取引単位として利用されるFX用語ですが、FX会社によって最小ロット(Lot)単位がそれぞれ異なるので注意が必要です。

通貨・ロット比較表

1,000通貨
1万通貨
10万通貨
みんなのFXなど多くのFX会社
0.1ロット(Lot)
1ロット(Lot)
10ロット(Lot)
ヒロセ通商
1ロット(Lot)
10ロット(Lot)
100ロット(Lot)
FXTFなどのMT4口座(標準)
0.01ロット(Lot)
0.1ロット(Lot)
1ロット(Lot)

一般的に1ロット(Lot)といえば1万通貨で、その場合は1,000通貨が0.1ロット(Lot)になります。

しかし、ヒロセ通商のように1ロット(Lot)を1,000通貨としているFX会社も存在するほか、FXTFなどのMT4口座(標準)では1ロット(Lot)=10万通貨と定められています。取引を始める前に、そのFX会社の取引ルールを確認するようにしましょう。

取引数量(通貨・ロット)の決め方

FXで取引可能な数量は、「資金をいくら用意できるか」「レバレッジを何倍にするか」を決めると算出できます。取引数量は以下の計算式で求めることが可能です。

証拠金÷為替レート×レバレッジ=取引数量

わかりやすいように1ドル=100円として、資金とレバレッジの関係を計算してみます。

資金を10万円用意できる場合

取引したいレバレッジ取引数量
10倍 1万通貨
5倍 5,000通貨
1倍(=なし) 1,000通貨

資金を100万円用意できる場合

取引したいレバレッジ取引数量
10倍 10万通貨
5倍 5万通貨
1倍(=なし) 1万通貨

取引数量とレバレッジは密接に関係しており、証拠金を増やさずに取引数量を多くするとレバレッジが高くなり、低く抑えたいのであれば取引数量を少なくする必要があります。

また、同じ値幅であった場合でも、損益額は取引数量によって増減します。同じ資金でもレバレッジを高くすると取引数量が大きくなることから、当然に損益額は大きくなり、低くすれば損益額は小さくなります。

運用資金に対してどのくらいの取引数量で取引するか、すなわちレバレッジ比率を何倍にするのかをコントロールすることが、相場でうまくやっていくコツです。

1,000通貨でFX取引するにはいくら必要?

ここでは、実際に1,000通貨取引するとき、いくら必要なのかを通貨ペア別にまとめました。1,000通貨取引で必要な証拠金は以下の計算式で簡単に求めることができます。

為替レート×1,000(取引数量)÷レバレッジ=必要証拠金

通貨ペア
レバレッジ1倍の
1,000通貨取引金額
レバレッジ25倍の
1,000通貨取引金額
米ドル/円
14万円
5,600円
ユーロ/円
14万円
5,600円
ポンド/円
16万円
6,400円
豪ドル/円
8万1,000円
3,240円
ユーロ/米ドル
13万5,800円
5,460円
ポンド/米ドル
15万4,000円
6,160円
豪ドル/米ドル
8万9,600円
3,640円
ユーロ/ポンド
12万2,500円
4,900円

*米ドル/円=140円、ユーロ/円=140円、ポンド/円=160円、豪ドル/円=81円、ユーロ/米ドル=0.97000ドル、ポンド/米ドル=1.10000ドル、豪ドル/米ドル=0.64000ドル、ユーロ/ポンド=0.87500ポンドで算出後、1の位を四捨五入
(2021年10月時点のレート)

上の表にあるとおり、「米ドル/円」ではレバレッジ1倍(=レバレッジなし)で1,000通貨の取引をする場合は14万円必要になりますが、最大レバレッジ(25倍)を効かせると5,600円で取引できるようになります。

通貨ペアによって取引金額に大きな差があり、「豪ドル/円」なら「ドル/円」の0.6倍程度で済みますが、「ポンド/米ドル」では「ドル/円」の約1.1倍の取引金額が必要になります。どの通貨ペアを選ぶかで取引に必要な金額は大きく変わることを覚えておきましょう。

なお、何度も触れているとおり「レバレッジ25倍」の金額はあくまでそのポジションをもつために最低限必要なギリギリの証拠金です。実際に取引する場合は、その数倍(初心者なら5倍程度)の資金を最低ラインと考えておきたいところです。

1,000通貨で取引するといくらの利益・損失になる?

続いて、1,000通貨で取引した場合にだいたいどのくらいの損益になるかを見ていきます。

1,000通貨でFX取引した場合の損益額シミュレート

「米ドル/円」「ユーロ/円」「ユーロ/米ドル」「ユーロ/ポンド」それぞれの、1銭(1pips)、10銭(10pips)、50銭(50pips)、1円(100pips)の値動きを表にまとめました(各種取引コストは含みません)。

なお、1,000通貨取引の損益額は基本的に以下の計算式で求めることができます。

値幅(決済約定価格-新規約定価格)×1,000(取引数量)=損益額

米ドル/円の場合

取引数量
損益額
1銭(1pips)の値動き
10銭(10pips)の値動き
50銭(50pips)の値動き
1円(100pips)の値動き
利益額
損失額
利益額
損失額
利益額
損失額
利益額
損失額
1,000通貨
+10円
-10円
+100円
-100円
+500円
-500円
+1,000円
-1,000円
2,000通貨
+20円
-20円
+200円
-200円
+1,000円
-1,000円
+2,000円
-2,000円
3,000通貨
+30円
-30円
+300円
-300円
+1,500円
-1,500円
+3,000円
-3,000円
5,000通貨
+50円
-50円
+500円
-500円
+2,500円
-2,500円
+5,000円
-5,000円
1万通貨
+100円
-100円
+1,000円
-1,000円
+5,000円
-5,000円
+1万円
-1万円

ユーロ/円の場合

取引数量
損益額
1銭(1pips)の値動き
10銭(10pips)の値動き
50銭(50pips)の値動き
1円(100pips)の値動き
利益額
損失額
利益額
損失額
利益額
損失額
利益額
損失額
1,000通貨
+10円
-10円
+100円
-100円
+500円
-500円
+1,000円
-1,000円
2,000通貨
+20円
-20円
+200円
-200円
+1,000円
-1,000円
+2,000円
-2,000円
3,000通貨
+30円
-30円
+300円
-300円
+1,500円
-1,500円
+3,000円
-3,000円
5,000通貨
+50円
-50円
+500円
-500円
+2,500円
-2,500円
+5,000円
-5,000円
1万通貨
+100円
-100円
+1,000円
-1,000円
+5,000円
-5,000円
+1万円
-1万円

「米ドル/円」や「ユーロ/円」など円が絡む通貨ペアでは、基本的に1円動いたら1,000円の損益になります。

その2分の1となる50銭の値動きなら500円、10分の1となる10銭の値動きなら100円、100分の1となる1銭の値動きなら10円です。

ユーロ/米ドルの場合

取引数量
損益額
1pipsの値動き 10pipsの値動き 50pipsの値動き 100pipsの値動き
利益額
損失額
利益額
損失額
利益額
損失額
利益額
損失額
1,000通貨
+14円
-14円
+140円
-140円
+700円
-700円
+1,400円
-1,400円
2,000通貨
+28円
-28円
+280円
-280円
+1,400円
-1,400円
+2,800円
-2,800円
3,000通貨
+42円
-42円
+420円
-420円
+2,100円
-2,100円
+4,200円
-4,200円
5,000通貨
+70円
-70円
+700円
-700円
+3,500円
-3,500円
+7,000円
-7,000円
1万通貨
+140円
-140円
+1,400円
-1,400円
+7,000円
-7,000円
+1万4,000円
-1万4,000円

*米ドル/円=140円で算出

ユーロ/ポンドの場合

取引数量
損益額
1pipsの値動き 10pipsの値動き 50pipsの値動き 100pipsの値動き
利益額
損失額
利益額
損失額
利益額
損失額
利益額
損失額
1,000通貨
+16円
-16円
+160円
-160円
+800円
-800円
+1,600円
-1,600円
2,000通貨
+32円
-32円
+320円
-320円
+1,600円
-1,600円
+3,200円
-3,200円
3,000通貨
+48円
-48円
+480円
-480円
+2,400円
-2,400円
+4,800円
-4,800円
5,000通貨
+80円
-80円
+800円
-800円
+4,000円
-4,00円
+8,000円
-8,000円
1万通貨
+160円
-160円
+1,600円
-1,600円
+8,000円
-8,000円
+1万6,000円
-1万6,000円

*ポンド/円=160円で算出

一方、「ユーロ/米ドル」や「ユーロ/ポンド」といった円が絡まない通貨ペアに関しては、円に変換するためのレートがそのときいくらかによって損益額が変動します(詳しくは後述)。

1,000通貨取引では、「ユーロ/米ドル」は「米ドル/円=140円」なら100pips動くと1,400円の損益に、「ユーロ/ポンド」は「ポンド/円=160円」の場合、100pips動くと1,600円の損益になります。

pipsとは(1pips=1銭)

FXの各種通貨ペアで共通に使用される値動きの単位のことを「pips(ピップス)」と呼びます。pipsを用いることで、異なる通貨ペアであっても「~pips変動」というように、どれだけの値動きがあったのかを統一して表すことが可能です。

pipsは「Percentage in point」の略で、最小通貨単位の1%という意味をもちます。「米ドル/円」や「ユーロ/円」など円が絡む通貨ペアにおける1pipsは100分の1円(1銭)に相当し、米ドルでの1pipsは100分の1セント、つまり0.01セントです。

例えば、「米ドル/円」のレートが138.22円から138.27円に変動した場合は5pips(5銭)上昇、「ユーロ/米ドル」のレートが0.9765ドルから0.9762ドルに変動した場合は3pips(0.03セント)下降したことになります。

日本円以外の通貨ペアの計算方法

日本円が絡まない通貨ペアの損益額を計算する場合は、円に変換するため一手間かかります。

具体的には、先に紹介した計算式「値幅(決済約定価格-新規約定価格)×1,000(取引数量)」で求めた金額に円換算レート(通貨ペアの右側の通貨と円を組み合わせた通貨ペアのレート)を掛けます

それでは、1,000通貨で「ユーロ/米ドル」と「ユーロ/ポンド」を以下の条件で取引した場合の損益額を求めてみましょう。

円換算レートは
「ユーロ/米ドル」の場合:
右側が米ドルなので米ドルと円の通貨ペアである「米ドル/円」に、
「ユーロ/ポンド」の場合:
右側がポンドなのでポンドと円の通貨ペアである「ポンド/円」になります。

ここでは「米ドル/円」を140円、「ポンド/円」を160円として計算します(各種取引コストは含みません)。

「ユーロ/米ドル」を0.9765ドルのときに買って0.9795ドルのときに決済し、30pipsの値幅を獲得した場合の損益額
0.0030(値幅)×1,000(取引数量)×140(米ドル/円レート)=420円
「ユーロ/ポンド」を0.9000ポンドのときに売って0.8500ポンドのときに決済し、500pipsの値幅を獲得した場合の損益額
0.0500(値幅)×1,000(取引数量)×160(ポンド/円レート)=8,000円

このように計算すれば、円換算した損益額を求めることができます。

1,000通貨の場合、手数料(取引コスト)はいくら?

現在のFX業界では、「取引手数料」という名目で手数料を徴収している会社はほとんどありません。しかしFX業界には「スプレッド」という、売りと買いの価格差が存在しており、これが実質的な手数料となっています。

スプレッドは通貨ペアごとに設定されており、米ドル/円では「0.2銭」が一つの目安といっていいでしょう。

スプレッドによる具体的な取引コストは、以下の計算式で求めることができます。

スプレッド×取引数量=取引コスト

つまりスプレッドが0.2銭で1,000通貨の取引をした場合、「200銭=2円」が取引コストというわけです。1,000通貨の取引であれば、取引コストの面でもかなり少額に抑えられます。

FXで1,000通貨取引するメリット

  • 少ない資金でFX取引を始めることができる
  • メンタルへの負荷が少ない
  • 細かい単位の資金管理ができる

少ない資金でFX取引を始めることができる

先にも述べましたが、1,000通貨取引の最大のメリットは少ない資金でFXを始められることです。

FXで余裕をもって運用するには、1万通貨や10万通貨の取引では数十万から数百万円必要になりますが、1,000通貨取引なら5万円程度(レバレッジ比率は2倍程度)の余剰資金があれば十分始められます。

FXに限らず、投資は余剰資金(生活費や非常時に備えて残しておくお金を差し引いた資金)で始めるのが大前提ですが、5万円程度の資金であればためることができるのではないでしょうか。

また、1,000通貨取引であっても、大切な自分の資金を投じるので緊張感をもってトレードに臨むことができ、デモトレードでは得られない経験を積めるメリットもあります。

5万円、10万円という少額資金で始めようと思うなら、レバレッジを大きくせざるを得ない1万通貨のFX会社を選ぶのではなく、1,000通貨取引できるところで始めてみるのが良いでしょう。

メンタルへの負荷が少ない

いきなり大きな取引数量でFXを始めてしまうとメンタルへの負荷が大きくなり、デモトレードではできていたことができなくなる(利益が小さく、損失が拡大する「利小損大」に陥る)というのもよくある話。

これは少額でFXを始めようと思っている人ほど陥りやすいので注意しなければなりません。

1,000通貨単位の取引であれば、低レバレッジでリスクを抑えることができるためメンタルがブレにくく、ルールどおりに淡々とトレードをこなしやすくなります

FX取引に慣れるまでは、ポジションをもっていることを忘れるくらいの少ない取引数量でトレードするよう心掛けましょう。

FX会社のSBI FXでも1,000通貨での取引なら、1万通貨などの取引に比べて損失を抑えることができ、精神的に余裕を持った取引ができると紹介されています。

大きな損失を出したくないという人は、1,000通貨取引で損失をある程度限定することで、精神的に余裕を持った取引が可能になります。

引用元:FXの「1,000通貨」とは?取引単位と必要証拠金について解説-SBI FXトレード

細かい単位の資金管理ができる

1,000通貨取引は資金管理の面でもメリットがあります。

取引の最小単位が1万通貨の取引口座では当然1万通貨ずつしか取引数量を増やすことができませんが、1,000通貨のところであれば3,000通貨、5,000通貨、7,000通貨、1万5,000通貨という具合に1,000刻みで取引単位を決めることが可能で、これにより以下の3つのメリットを享受できます。

細かい取引数量の調整
一度に大きな数量で取引するのではなく、買い増しなど複数回に分けて分割エントリーすることができます。
分散投資がやりやすい
1万通貨を1つの通貨ペアに投資するのではなく、5種類の通貨ペアに2,000通貨ずつ投資するといった分散投資が可能になります。
複利運用(利益の再投資)がやりやすい
細かい単位で追加投資ができるので、利益分の再投資がやりやすくなります。

FXで1,000通貨取引するデメリット

  • 利益額が少なくて物足りなく感じる可能性がある

1,000通貨取引では、利益額が少なくて物足りなく感じてしまい、ついつい無謀な取引数量やレバレッジにしたり、トレードルールを守れなくなったりすることがデメリットといえます。そうなると必然的にマイナスのトレードが増えていき、最悪の場合、相場から退場となる可能性もあるので注意が必要です。

対策としては、利益を出せるようになってから取引数量を上げていくことです。FXでは利益を出せるトレードルールを構築することが重要で、それを守ってコツコツと利益を積み上げていくのが理想的なトレードといえます。

自分自身にあったトレードルールが定まっていない段階で取引数量を上げて大金を投じるのは、リスクが大きすぎるためおすすめできません。

1,000通貨から取引できるおすすめのFX会社5選

ここでは、1,000通貨から取引できるFX会社の中でも代表的な5社を紹介します。

FX会社
最小取引単位
特徴
GMO外貨のロゴ
1,000通貨
GMOフィナンシャルホールディングスの子会社。使い勝手に定評のあるスマホアプリを提供
外為どっとコムのロゴ
1,000通貨
独自のシンクタンクをもっており、初心者向けの情報やセミナーが魅力
ヒロセ通商のロゴ
1,000通貨
JASDAQに上場している老舗FX会社。取り扱い通貨ペア数は54種類と豊富
みんなのFXのロゴ
1,000通貨
「通貨強弱」や「ヒートマップ」など独自に提供している指標あり

少額から取引できるFX口座についてはこちらの記事でも紹介しています。
FXはいくらから始められる?少額から取引できる口座5社比較

GMO外貨

GMO外貨のバナー画像

GMOフィナンシャルホールディングスが提供するFX取引サービスということで、知名度と信頼感を兼ね備えているのが強みです。

豊富な通貨ペアを1,000通貨から取引できるほか、スマホアプリが高機能で使いやすく、スワップポイントも高水準*と、初心者から上級者まで満足できる取引環境が整っています。

*スワップポイントを比較した記事はこちら

GMO外貨のメリット

・レバレッジコースを選択できる

GMO外貨では、最大レバレッジを「1倍・5倍・10倍・25倍」の4つから選ぶことができます。これにより、ハイレバレッジの取引ができない状態を設定することが可能です。

・即時出金も可能

300万円以内かつ、8時50分~14時30分に出金依頼した場合、即時に口座に反映されます。入金についてはほとんどの会社が即時入金に対応していますが、出金においても即時サービスを提供している会社は限られています。

GMO外貨のデメリット

・2022年10月にMT4のサービスが終了

以前は「MT4」という世界的に有名なチャートツールが使えたのですが、2022年10月1日にサービス提供が終了しました。MT4を使った分析をしたい人にとっては、優位性が失われてしまったかもしれません。

外為どっとコム

外為どっとコム

2002年からFX取引サービスを提供し、業界を長くけん引してきた外為どっとコムは、情報配信力の高さが特徴。

為替レートや為替ニュース、経済指標、取引データ、FXレポートなど、トレードに役立つ情報を網羅した「外為情報ナビ」という情報コンテンツや、FX・投資を学べる「マネ育ch」が用意されており、初心者に優しいFX会社といえます。

1,000通貨取引にも対応しており、「ロスカットシミュレータ」というツールを使えば、必要証拠金やレバレッジを簡単に確認することが可能です。

外為どっとコムのメリット

・スマホアプリがハイスペック

外為どっとコムのスマホアプリ「GFX」は2021年10月にリリースされた最新版アプリで、22種類のテクニカル指標、12種類のライン描画機能などパソコン並みのスペックを誇っています。

・情報コンテンツが豊富

外為どっとコムは情報サービスが充実しているFX会社としても有名です。「外為どっとコム総合研究所」という独自のシンクタンクによる研究結果を発表したり、「マネ育チャンネル」というFXの勉強に最適なサイトも運営しています。

外為どっとコムのデメリット

・支払いスワップがやや大きい

強いてデメリットを挙げるとすれば、スワップポイントの受け取り・支払いの差が大きい(マイナスが大きい)点がデメリットです。日をまたがずに決済するデイトレードであれば関係ありませんが、ポジションを長期保有するつもりでトレードする場合は、スワップポイントを確認しておきましょう。

ヒロセ通商

ヒロセ通商

FX専業会社としては珍しく東証JASDAQに上場しており、FX業界でも高い知名度があります。

取り扱い通貨ペア数は54種類と、日本のFX会社では最多の水準。スキャルピング を公認しており、短期売買を行いたい方には有力な選択肢の一つといえるでしょう。

また注文方法が27種類と豊富な点も見逃せないポイントで、「BID判定買(ASK判定売)逆指値注文」や「他通貨トリガー注文」といった他社にはない特殊な注文方法を利用できます。

計算ツールも用意されていて、レバレッジや取引数量、損益などを簡単に算出することが可能です。

ヒロセ通商のメリット

・スキャルピング(超短期売買)が公認されている

すでに解説しているとおり、ヒロセ通商はスキャルピングを公認している数少ないFX会社です。分単位(場合によっては秒単位)でポジションを決済するような超短期トレードは多くのFX会社で禁止されているので、ヒロセ通商のような会社は貴重です。

・54種類の通貨ペアが取引可能

ヒロセ通商で取り扱っている通貨ペアは、日本のFX会社としては最多レベルの54種類。ノルウェークローネ、ポーランドズロチ、ハンガリーフォリントといったマイナーな通貨も取引できます。

ヒロセ通商のデメリット

・メジャー通貨のスワップポイントが少ない

ヒロセ通商のスワップポイントは、南アフリカランドやメキシコペソなど高金利通貨に対しては魅力的ですが、米ドルやポンドなどのメジャー通貨に関しては多くありません(2023年3月時点)

みんなのFX

みんなのFXは、トレイダーズ証券が提供するFX取引サービス。スプレッドの狭さと高水準のスワップポイント、高い約定力、24時間対応のコールセンター※など、トレーダーのニーズを満たすサービスがそろっています。

※コロナウイルスの影響で2021年9月現在10~17時に変更

また、世界の各通貨の強弱が一目でわかる「通貨強弱」「ヒートマップ」といったトレードに役立つツールを利用できるのもメリットです。

みんなのFXのメリット

・独自の分析ツールや「トレーディングビュー」を使える

すでに触れているとおり、みんなのFXは「通貨強弱」や「ヒートマップ」という、他社にはない独自の分析ツールを提供しています。また分析用のチャートとして「トレーディングビュー」という、世界中のトレーダーが利用しているツールを利用することもできます。

・自動売買も可能

みんなのFXは、「みんなのシストレ」という自動売買も提供しています。そのため「FXの裁量トレード以外にも興味がある」という人にも最適です。

みんなのFXのデメリット

・スマホアプリのスペックがやや劣る

みんなのFXが提供しているスマホアプリは、テクニカル指標がトレンド系4種類・オシレーター系4種類。基本的な指標は揃っていますが、他社アプリと比較すると若干の物足りなさがあります。ただこの弱点は「トレーディングビュー」が使えることになり解消されたともいえるでしょう。

1,000通貨未満で取引できるFX会社

少額取引に対応しているFX会社の中には、100通貨単位や1通貨単位で取引を始められるところもあります。ここでは1,000通貨未満で取引できる代表的な3社を紹介します。

FX会社
最小取引単位
特徴
SBI FXトレードロゴ
1通貨
業界最小の1通貨からトレードが可能。スプレッドも業界最狭水準
松井FX
1通貨
1通貨から取引できる会社のひとつ。レバレッジを4つのコースから選択することも可能
マネーパートナーズロゴ
100通貨
100通貨からトレードでき、より少額からの投資が可能

SBI FXトレード|業界最小の1通貨から取引可能

金融サービスを幅広く展開する大手SBIグループのFX専業会社で、2021年オリコン顧客満足度®調査において「FX取引初心者部門1位」を獲得しています。最大の特徴は、なんといっても1通貨から取引できる点です。

「米ドル/円」であれば約5円の証拠金から取引できるので、初心者がFXを体験するにも適しているといえます。また、業界最狭水準のスプレッドと最良水準のスワップポイントも同社の強みです。

取引するにあたり、「ロスカットシミュレーション」で必要証拠金を事前に確認することができます。

SBI FXトレードのメリット

・1通貨から取引が可能

SBI FXトレードの最少取引単位は「1通貨」。言うまでもなく、1,000通貨の会社よりもはるかに少額での取引が可能です。「1,000通貨でも怖い。もっと少額で練習したい」という人には最適なFX会社といえるでしょう。

・FXで積立ができる

SBI FXは「積立FX」という独自のサービスも提供しています。定期的に購入した外貨を長期保有してスワップポイントや為替差益を狙うもので、コツコツと運用をしたい人におすすめです。

SBI FXトレードのデメリット

・デモトレードがない

SBI FXトレードには、仮想資金を使って取引体験ができる「デモトレード」がありません。しかし1通貨の取引であれば、円相場が1円動いたときの損益は1円。ここまで少額であれば「ほぼデモ感覚」といってもいいでしょう。

松井証券(MATSUI FX)|こちらも業界最小の1通貨取引が可能

松井FXなら100円から取引できる

1通貨から取引できる会社としては、SBI FXトレードの他に松井証券があります。国内では実質的にこの2社しか1通貨に対応していないので、「できるかぎり少額でやりたい」という人はこの2社から選ぶことになるでしょう。

松井証券は証券会社として非常に長い歴史を持っているため、「名前は聞いたことがある」という人が多いのではないでしょうか。そういった「大手としての安心感」を求めている人にもおすすめの会社です。

松井証券(MATSUI FX)のメリット

・1通貨から取引が可能

すでに解説しているとおり「1通貨」での取引が可能なので、1,000通貨の会社よりもはるかに少額でFX取引を体験することができます。

・レバレッジを4つのコースから選択可能

レバレッジを「1倍・5倍・10倍・25倍」の4つのコースから選択することができます。つまりハイレバレッジな取引にならないように設定できるので、リスクの高い取引を避けたい人にも向いています。

松井証券(MATSUI FX)のデメリット

・デモトレードの機能が制限されている

デモトレードがあること自体はメリットとも言えますが、デモ機能に関してはかなり制限されており、他社のデモトレードのように「仮想資金を使っている以外はほぼリアルトレードと同じ環境」というわけではありません。松井証券は1通貨から取引できるので、リアルで練習した方がいいかもしれません。

マネーパートナーズ|「nano」の口座なら100通貨取引が可能

東証一部に上場するマネーパートナーズグループを親会社にもち、その高い信頼性と顧客のニーズに合ったサービスで多くのトレーダーから高評価を得ているFX会社です。

マネーパートナーズには2種類のFX取引サービスがあり、「パートナーズFX nano」なら100通貨から取引することができるため、数百円からFX取引が可能です。また「パートナーズFX」では、預け入れた株式をFXの証拠金として利用できる「代用有価証券サービス」という珍しいサービスも提供しています。

マネーパートナーズのメリット

・100通貨から取引できる

マネーパートナーズの最少取引単位は、1,000通貨でも1通貨でもなく、その間ともいえる「100通貨」。100通貨の取引なら、円相場が1円動いても損益は100円。十分に少額のトレードができるといっていいでしょう。

・スプレッドが業界最狭レベル

近年のマネーパートナーズは低スプレッド戦略に振り切っており、米ドル/円のスプレッドは0.0銭。その他もユーロ/円0.2銭、豪ドル/円0.2銭、ポンド/円0.4銭など、業界では最安レベルです。「とにかくスプレッド(取引コスト)を安くしたい」という人におすすめです。

マネーパートナーズのデメリット

・スワップポイントが期待できない

低スプレッドが魅力のマネーパートナーズですが、反面、スワップポイントは期待できません。他社と比較してみても「受け取りスワップは少なく、支払いスワップは大きい」という状態なので、スワップポイント狙いの運用には向きません。また支払いになるポジションを持って日をまたぐ場合にも注意が必要です。

1,000通貨取引から一人前のFXトレーダーになるための4ステップ

FXで利益を上げられるトレーダーになるためには、以下の4ステップを1つずつクリアしていく必要があります。

  1. バックテスト(検証)
  2. デモトレード(フォワードテスト)
  3. 少額投資(1,000通貨以下)
  4. 運用金額の増額

ステップ(1)バックテスト(検証)

バックテストとは、自分のトレードルールを過去の値動きに当てはめ、どんな成績になるかを検証する作業です。

ステップ(2)デモトレード(フォワードテスト)

デモトレードでは、自分の資金ではなく仮想的な資金を使い、本番さながらの環境でFX取引を行います。実際(将来)の値動きを使って検証する作業のことをフォワードテストといいます。

ステップ(3)少額投資(1,000通貨以下)

バックテスト、デモトレードをクリアしたら、本番環境で1,000通貨以下の少額投資を行い、きちんと利益を上げられるかどうかの検証やメンタル面への影響を体験します。

ステップ(4)運用金額の増額

少額投資で一定期間プラスの収益を出せれば、徐々に取引数量を増やしていきます。そこで成績が思わしくなければ、トレードルールを改めて再度(1)に戻ります。

まずは(1)~(3)を順にクリアしていき、実績を積んだらステップ(4)に進むのが基本です。

なお、(3)の少額投資は最終試験みたいなもので、ここで良い成績が残せるのをしっかり確認してから(4)の本気の運用に移行することが大切です。(1)~(3)を飛ばしていきなり(4)に行くのではなく、必ず(1)から順番に進めましょう

fxの1,000通貨に関するまとめ

  • 1,000通貨なら少額からFXトレードが可能
  • 少額で始め、コツコツ取引をすることで経験を積むことができる
  • 1,000通貨なら細かい単位で資金管理を行うことができる
  • 検証から段階を踏んで慎重に運用を始めることが大事
齋藤直人

FINANCIAL JOURNAL編集長

齋藤直人

編集者歴20年以上。主に紙媒体で編集経験を積み、趣味系雑誌4誌の編集長を歴任。

雑誌の特集記事だけでなく、企業とのタイアップ企画、地域活性化事業への参画など、コンテンツ制作力を活かして幅広いフィールドで活躍。国会議員、企業の重役、スポーツ選手、芸能人などジャンルを問わず幅広いインタビュー経験を持つ。

FXトレーダー歴も5年以上あり、好きなトレードスタイルはスイングトレード。これまでの最大勝ち幅は1500pips

鹿内武蔵

FX雑誌『外国為替』編集長・株式会社tcl代表取締役

鹿内武蔵

2022年創刊のFX雑誌『外国為替』編集長。

FX編集者歴は長く、2008年より『FX攻略.com』元副編集長として、取材・編集・執筆に携わる。多くの勝ち組トレーダーや証券会社を取材してきた経験を活かし、FXが国民的投資になることを目標に、FX、投資ライターとして活動中。

株式会社tcl代表として各種メディアで執筆しているほか、自身もトレーダーとしてFXの運用も行っている。好きなテクニカル分析はボリンジャーバンド。

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記事の編集責任者

齋藤直人

FINANCIAL JOURNAL編集長

齋藤直人

編集者歴20年以上。主に紙媒体で編集経験を積み、趣味系雑誌4誌の編集長を歴任。

雑誌の特集記事だけでなく、企業とのタイアップ企画、地域活性化事業への参画など、コンテンツ制作力を活かして幅広いフィールドで活躍。国会議員、企業の重役、スポーツ選手、芸能人などジャンルを問わず幅広いインタビュー経験を持つ。

FXトレーダー歴も5年以上あり、好きなトレードスタイルはスイングトレード。これまでの最大勝ち幅は1500pips

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