トルコリラのスワップポイントを10社比較!年間の利回りや運用のポイントを解説
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トルコリラでスワップポイント運用を検討しているけど、「どの会社にすればいいか分かならい」「トルコリラと他の高金利通貨ペアとの違いが分からない」という人が多いでしょう。
メキシコペソや南アフリカランドと並ぶ高金利通貨として有名なトルコリラですが、2023年11月時点ではトルコリラのスワップポイント運用はリスクが高い状態となっています。
*1:2023年11月1日のGMOクリック証券の付与額(10万通貨あたり)をもとに、1日分×365で試算。為替差損益は考慮していません*2:失業率や人口、地政学リスクなどを総合的に見て、3通貨の中で相対的に評価した場合
高金利通貨3ペアを相対的に見た場合、2023年11月時点ではメキシコペソがもっとも初心者向きとなっています。
また、トルコリラでスワップ運用を検討している方も、会社選びによっては最大約10円も受け取れる金額に差が出るので注意が必要です。
この記事では、トルコリラのスワップポイントをFX会社10口座を徹底比較!スワップポイントの違いや年間でどの程度、利益が見込めるのかを解説します。
また、トルコリラの特徴や運用のポイント、今から始めるべきかについても紹介するのでぜひ参考にしてください。
この記事に書いてあること
- トルコリラは他の高金利通貨と比べて運用益は高水準であるが通貨の将来性に不安がある状態
- トルコリラのスワップポイントで取引する場合FX会社選びで年間約100,000円の利益の差が出る
- スワップポイントで利益を出したいなら長期運用が基本
トルコリラ運用でおすすめのFX口座10社比較
FX会社 | トルコリラ/円 1日の付与額 |
トルコリラ/円 1年間の利益 |
特徴 | 詳細 |
---|---|---|---|---|
公式サイト |
◎ 300円 |
◎ 109,500円 |
新サービス「LIGHTペア」のスワップは業界最高水準 | 公式サイト |
公式サイト |
○ 230円 |
○ 83,950円 |
高金利3通貨のスワップが高くその中でもトルコリラが高い | 公式サイト |
公式サイト |
○ 150円 |
○ 54,750円 |
高金利通貨ペアのスワップポイントが高水準 | 公式サイト |
公式サイト |
○ 150円 |
○ 54,750円 |
高いスワップポイントと狭いスプレッドを両立している | 公式サイト |
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○ 150円 |
○ 54,750円 |
情報力が魅力のFX会社 | 公式サイト |
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○ 150円 |
○ 54,750円 |
業界最小の1通貨から取引が可能 | 公式サイト |
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○ 130円 |
○ 47,450円 |
スワップポイントも高い業界最大手 | 公式サイト |
公式サイト |
△ 110円 |
△ 40,150円 |
少額からFXを始められる | 公式サイト |
公式サイト |
△ 20円 |
△ 7,300円 |
その他の投資も検討している人におすすめ | 公式サイト |
公式サイト |
取扱なし | 取扱なし | 最短1時間で口座開設が可能 | 公式サイト |
*トルコリラ/円、トルコリラ/円、南アフリカランド/円は10万通貨あたり、米ドル/円は1万通貨あたりのスワップポイントを記載(2023年6月の1日分の付与額・年間の試算は1日の付与額×365日で計算)
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目次
トルコリラのスワップポイントをFX会社10社で比較!
スワップポイント狙いの運用をする際は、「付与されるスワップポイントが高めのFX会社」を選ぶのがおすすめです。そこで、各社のスワップポイントの付与実績を調査し比較しました。
トルコリラのスワップポイント・スプレッド比較一覧表
トルコリラのスワップポイントが高いおすすめ会社を10社比較しました。また、実質的な取引手数料となるスプレッドも比較しています。トルコリラでのスワップポイント運用を考えている人はこの中から選んでみてはいかがでしょうか。
トルコリラのスワップポイント10社比較
FX会社 | 1日の付与額 | 1年間の利益 | スプレッド | 特徴 | 詳細 |
---|---|---|---|---|---|
公式サイト |
◎ 300円 |
◎ 109,500円 |
1.6銭 | 新サービス「LIGHTペア」のスワップは業界最高水準 | 公式サイト |
公式サイト |
○ 230円 |
○ 83,950円 |
1.6銭 | 高金利通貨のスワップポイントが高い | 公式サイト |
公式サイト |
○ 150円 |
○ 54,750円 |
非開示 | 高金利通貨ペアのスワップポイントが高水準 | 公式サイト |
公式サイト |
○ 150円 |
○ 54,750円 |
1.6銭 | 高いスワップポイントと狭いスプレッドを両立している | 公式サイト |
公式サイト |
○ 150円 |
○ 54,750円 |
1.6銭 | 情報力が魅力のFX会社 | 公式サイト |
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○ 150円 |
○ 54,750円 |
原則固定対象外 | 業界最小の1通貨から取引が可能 | 公式サイト |
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○ 130円 |
○ 47,450円 |
原則固定対象外 | スワップポイントも高い業界最大手 | 公式サイト |
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△ 110円 |
△ 40,150円 |
1.58銭~ | 少額からFXを始められる | 公式サイト |
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△ 7,300円 |
6.8銭 | その他の投資も検討している人におすすめ | 公式サイト |
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*トルコリラ/円、トルコリラ/円、南アフリカランド/円は10万通貨あたり、米ドル/円は1万通貨あたりのスワップポイントを記載(2023年6月の1日分の付与額・年間の試算は1日の付与額×365日で計算)
最新の付与額を比較したところ、LIGHT FXなどのスワップポイントが高いことがわかります。
1年間の利益金額比較!FX会社ごとに得られるスワップポイントは異なる
続いて、実際に1年運用した時にいくらスワップポイントを受け取ることが出来るのか、各社の付与実績をベースに算出しました。
トルコリラでのスワップ運用では「1年間でいくらの利益が得られるのか」を把握しましょう。
トルコリラのスワップポイントの場合は取引する会社によっては最大で約10万円も受け取れる金額に差分があることがわかります。
トルコリラ/円長期チャートの推移と今後の見通し
こちらは、トルコリラ/円の2006年10月から2023年11月までの月足チャートです。
この約15年間での最高値は2007年10月につけた99.6円で、最安値は2023年7月に5.025円前後をつけました。最高値と最安値の差は94円以上と、かなり大きな開きとなっています。長期的な視点でチャートを見ると、2007年後半からずっと下降トレンドが継続していることが分かります。
トルコリラ/円は2006年後半から2007年にかけて、世界的なリスクオンの流れを受け、100円付近まで上昇したものの、2008年9月にリーマンショックの影響で50円台前半まで急落しました。
その後は40~65円の範囲で長らく推移していましたが、2015年以降は下落基調を強め、さらに2018年8月には「トルコショック」と呼ばれる暴落が発生。15円台前半まで下落しました。
その後いったん持ち直すも、新型コロナウイルス蔓延により上値の重い展開が続き、さらに近年ではインフレ懸念なども根強く2023年7月には5.025円前後の史上最安値を更新しました。
今後のトルコリラ/円相場も積極的に上値を追う展開とはなりづらく、最安値を更新する可能性がある点には注意です。当面、不安定な相場状況が続くことが予想されます。
トルコリラショックの影響
- トルコショックは、トルコ在住の米国人牧師の拘束を巡り、トルコと米国の対立が先鋭化したことなどをきっかけに発生した金融危機です。
- 米国がトルコに対して経済制裁を発動したことにより、トルコリラが一斉に売られて急落。それが他の新興国や欧州などへも波及し、世界中のマーケットを大きく揺るがしました。このように、1つの通貨の暴落が世界中のマーケットに波及する可能性があることを覚えておきましょう。
トルコリラの特徴
スワップポイント狙いの運用は、長期運用が前提となります。1年以上ポジションを保有することも普通ですし、場合によっては10年~20年といった視野での運用を考えている人もいるでしょう。
となると、トルコという国がどんな国なのかを知っておくことも重要です。以下に基本的な要素をピックアップしたので、長期運用を考える際にはこういった部分もチェックしておきましょう。
トルコの基本情報
トルコは、アジアと欧州の中間に位置するイスラム圏の大国で、親日国として知られています。人口は約8,361万人で、若年層の占める割合が多いという特徴があります。総人口の半数近くが32歳以下と、若くて豊富な労働人口を有していることから、経済成長率が高く将来が期待できる国といえます。
国名 | トルコ共和国 |
---|---|
格付け | ムーディーズ:B3/スタンダード&プアーズ:B/フィッチ:B |
政策金利 | 8.5%(2023年4月時点) |
インフレ率 | 51.17%(2023年10月集計時点)* |
内政面に目を移すと、宗教主導の政党と宗教を政治に持ち込まない世俗主義の政党との間で争いが起きやすく、ときには軍が政治介入することも。政治的な混乱が起きやすい他、内戦が続くシリアに隣接しており、地政学的リスクも抱えています。
経済面では、長期にわたって慢性的な高インフレ率と財政赤字に苦しめられ、たびたび経済危機を引き起こしており、そのたびに深刻な景気後退に陥っています。国債格付けは、ムーディーズが「B3」、スタンダード&プアーズが「B」、フィッチが「B」と、いずれも投資不適格級(ジャンク債級)です。同じ新興国であるメキシコや南アフリカよりも評価は低く、投資リスクは高めといえるでしょう。
政策金利の推移
2023年11月現在、トルコリラの政策金利は35%と、かなり高い水準となっています。直近の10年間で推移を見ていくと、2018年4月までは4%~10%の間で収まっており、11月には24%に上昇。
その後、コロナショックの影響などもあって上下動を繰り返し、現時点では35%にまで上昇しているという状態です。
出典-外為どっとコム外為どっとコムのサイト内で、各国の政策金利の推移を見ることができるので、トルコリラに限らずスワップポイント狙いの運用をしたい人はぜひチェックしてみることをおすすめします。
トルコのインフレ率
トルコではインフレによる物価高が進行しています。2023年6月には38.2%だった消費者物価指数(CPI)が、9月には61.5%と急加速、10月時点では51.17%という状態です。政府は2023年末時点で65%を見込んでいると言われています。
トルコリラが値下がりを続けていることも物価を押し上げている要因となっており、市民生活にとって苦しい状況が続いているのが現状です。
トルコリラのスワップ運用のポイント5つ
トルコリラ/円のトレードを成功させるためのポイントや具体的な戦略を紹介します。
- 長期的には下降トレンドが継続している
- スワップポイントと政策金利の関係とは?
- トルコリラ/円はレバレッジ1倍で取引するのがおすすめ
- トルコリラ何かあれば常に暴落しやすい通貨
- スプレッドが狭い時間帯にポジションを仕込む
それぞれについて解説をしていきます。そもそものスワップポイントの仕組みやどのようにして利益を得ていくのか知りたい人は以下の記事も参考にしてみてください。
長期的には下落トレンドが続いている
トルコリラ/円はチャートを見ての通り、長期間にわたって明確な下降トレンドが続いています。これを前提にトレードの戦略を組み立てる必要があります。
2023年11月現在、トルコリラ/円は5円台で推移しています。この水準を大底と見た場合は、スワップポイント狙いで買いを仕込む絶好のタイミングとなります。
ただ、8円台の頃にも12円台の頃にも大底という見方もありましたし、この下落がどこまで続くのかはわかりません。
予想に反してここから下落が進むと、為替差損が膨らみ、獲得できるスワップポイントを上回ってしまう可能性もあるので注意が必要です。
スワップポイントと政策金利の関係とは?
スワップポイントは、基本的に取引する通貨ペアの国の政策金利によって決まります。
2つの国の政策金利の差が大きいほどスワップポイントは大きくなり、反対に小さいほどスワップポイントも小さくなる仕組みです。ただ、実際のスワップポイントは政策金利の差と完全に一致しているわけではなく、FX会社によっても異なります。
トルコの政策金利の推移を見ると、2018年5月以降、突然大きく引き上げられたり、引き下げられたりしています。
政策金利は、各国の中央銀行が景気の良し悪しを見ながら決定し、景気が良ければ過剰なインフレを抑制するために政策金利を引き上げ、逆に景気が悪ければ政策金利を引き下げて、市場にお金がたくさん出回るようにします。
この政策金利の変動に伴い、トルコリラ/円の買いポジション保有で獲得できるスワップポイントも増減します。
例えば、政治・経済情勢の変化でトルコの政策金利が大きく引き下げられてしまうと、場合によってはスワップポイントが受け取りから支払いに転じる可能性もあり、その結果、プラス収益を得られなくなるケースも出てくるわけです。
スワップポイント狙いの運用では、取引する国の政策金利の推移を常にチェックし、頭に入れておくようにしましょう。
トルコリラ/円はレバレッジ1倍で取引するのがおすすめ
スワップポイントはポジションの保有日数に応じて日割りで計上され、日々受け取ることができます。
1日あたりのスワップポイントは小さくても、数週間、数か月、数年と継続するほど大きな運用益となります。まとまった利益を得るには、長期保有が大前提になるわけです。
例えば、トルコリラ/円で1万通貨の買いポジションを保有した場合、1日あたり約30円のスワップポイントが得られるとします。 1日あたりに受け取れる額は少ないですが、このポジションを1年間持ち続ければ10,950円の収益です。 これが30万通貨の取引であれば、328,500円になります(1日分の付与額×365日で単純計算した場合)。
1万トルコリラ | 30万トルコリラ | |
---|---|---|
1日 | 30円 | 900円 |
2日 | 60円 | 1,800円 |
3日 | 90円 | 2,700円 |
1年間 | 10,950円 | 328,500円 |
ただし、長期でポジションを保有する場合は為替変動による利益や損失の幅が大きくなりやすく、強制ロスカットの危険性が高まるので注意しなければなりません。
スワップ狙いの運用に限らず、FXでは強制ロスカットにならないことが最も大切なことです。
強制ロスカットを回避するには、証拠金維持率(必要証拠金に対する純資産額の割合)を高く保つ必要があります。
トルコリラ/円は、他の高金利通貨ペア以上にリスク管理が必要なので、価格が意図しない方向へ変動しても耐え続けられるよう、レバレッジは1倍(=レバレッジなし)にしましょう。そうすることで、よほどの暴落が起きない限り、強制ロスカットを避けることが可能です。
強制ロスカットのリスク
- FX取引は、レバレッジの倍率が高いほど証拠金維持率が下がり、レバレッジの倍率が低いほど証拠金維持率が上がる関係性になっています。そのため、ハイレバレッジでのトレードは強制ロスカットのリスクが高くなるというわけです。証拠金維持率は強制ロスカットの基準になっており、「純資産÷必要証拠金×100」で求めることができます。
トルコリラは何かあれば常に暴落しやすい通貨
トルコリラは政治や経済、地政学リスクなど、さまざまな要因による突発的な急変動が起こりやすい通貨といえます。
<リーマンショック時のトルコリラ円日足チャート>
リーマンショックやコロナショックといった為替相場が全面的に暴落する世界的金融危機のときだけでなく、トルコショックのようにトルコリラ単独で暴落することもあるので常に警戒が必要です。
<トルコショック時のトルコリラ/円日足チャート>
<コロナショック時のトルコリラ/円日足チャート>
トルコリラ/円は、上記チャートのように突然ストンと急落する可能性があることを意識しておきましょう。取引するにあたっては、このような急落にも耐えられるポジション調整が求められます。
急落のリスクがあるトルコリラ
トルコリラは、2021年3月22日にも急落しました。トルコのエルドアン大統領がトルコ中央銀行のアーバル総裁を突然解任したことがきっかけです。
金融先物取引業協会によると、この暴落によって店頭と市場を合わせて13億7,500万円(個人)ものロスカット等未収金が発生しています。
ロスカット等未収金とは、簡単にいえば追証発生額です。強制ロスカットが間に合わずに口座の証拠金以上の損失が出てしまい、それをFX会社が立て替えている金額になります。
引用:一般社団法人 金融先物取引業協会「ロスカット等未収金発生状況」
このように、トルコリラでは強制ロスカットが間に合わないほどの急激な大暴落がいつ発生するか分かりません。証拠金以上の損失が発生するリスクがあることを十分理解しておきましょう。
スプレッドが狭い時間帯にポジションを仕込む
すでに紹介した主なトルコリラ/円の取扱FX会社を見ると、スプレッドが時間帯によって違うことがある口座があることにお気づきでしょうか。
例えばIG証券なら、午前9時から翌午前3時は1.7銭ですが、それ以外の午前3時から午前9時は10.0銭と大きく広がっています。
エントリー時のスプレッドがそのままそのポジションの含み損になりますから、スプレッドが狭い時間帯からスタートすることで、獲得したスワップポイントが含み損分を上回って、プラス転換するのが早くなります。
スプレッドはすぐに確認できますので、この機会に確認方法を覚えておきましょう。
FXは必ず売値(Bid)と買値(Ask)の2つの価格が表示されており、この価格差がスプレッドになります。上の画像の場合なら、12.804が売値、12.824が買値で、その差である0.02(2銭)がスプレッドとなります。
スワップ運用を始めるとき、この差ができるだけ小さいタイミングを見計らいましょう。
【番外編】FX上級者向けの売りポジションを保有して為替差益を狙う戦略
高金利でスワップ狙いの運用に向いているトルコリラ/円ですが、長期的に下落傾向です。買いポジションを保有し続けていればスワップポイントは貯まるものの、買ったときよりも価格が下がってしまえば為替差損が発生し、トータルでマイナスになってしまう可能性もあります。
そこで、売りポジションを保有して為替差益を狙うという戦略も1つの選択肢となります。
トルコリラ/円の売りポジションでは支払いスワップが発生するため、短期で保有するのが基本です。
トルコリラは下落時に非常に勢いがつくため、タイミングよくエントリーできれば大きな利益を上げることもできます。
ただ、下落傾向とはいえ数か月くらいは相場が動かないこともあり、スワップポイントをただただ支払い続ける状態に陥る危険性もあります。
この戦略はエントリーのタイミングが難しく、あくまで上級者向けのテクニックになります。
トルコリラのスワップ運用におすすめのFX会社3選
受取スワップを軸に、その他の機能やサービスなどを考慮して、スワップ運用に有利な機能や特性を備えた口座を3社厳選してみました。
LIGHT FX:LIGHTペアのスワップは業界最高水準
◎ メリット | × デメリット |
---|---|
・スワップポイントの事前引き出しができる ・3つの高金利通貨ペアの取扱があり、スワップポイントが高水準 |
・LIGHT FXがサービスを提供しているのは、FXの裁量トレードのみ |
LIGHT FXも、スワップポイントの事前引き出しができるFX会社の1つです。トルコリラ/円、トルコリラ/円、南アランド/円といった高金利通貨ペアの取扱があるため、蓄積されたスワップポイントで買い増しすることで、決済せずとも複利運用が可能になります。
こんな人におすすめ
- ポジションを決済せずにスワップポイントを使いたい人
- 高金利通貨ペアのスワップが高い会社を選びたい人
LIGHT FXの基本情報
LIGHT FXの基本スペック | |
---|---|
スワップポイント | トルコリラ/円 (買い30 売り:-30) 米ドル/円 (買い:240 売り:-240) トルコリラ/円 (買い:30 売り:-30) 南アフリカランド/円 (買い:30 売り:-30) |
通貨ペア数 | 44通貨ペア |
取引単位 | 1,000通貨 |
スプレッド (ドル/円) |
0.2銭* |
口座開設の 最短日数 |
翌営業日 |
サポート | 平日10:00~17:00 |
デモトレード | × |
キャッシュ バック金額 |
最大403,000円 |
※スワップポイントは7月の1日分の付与額。
ヒロセ通商:高金利通貨のスワップが高く中でもトルコリラのスワップが高い
◎ メリット | × デメリット |
---|---|
・高金利通貨はもちろん、特にトルコリラのスワップが高水準 ・スキャルピングが公認されている |
・食品キャンペーンとスワップ運用は相性がよくない |
受け取りスワップは通貨ペア次第なFX会社ですが、高金利通貨ペアに限れば高水準なので、トルコリラ狙いなら十分に活用価値はあります。
食品キャンペーンでも有名ですが、基本的には取引ロット数を満たさないと食品はもらえないので、延べロット数が多くならないスワップ狙いとの相性はよくありません。
ただスキャルピング公認で、短期売買がやりやすい環境は整っているので、スワップを長期的に得つつ、デイトレードやスキャルにも挑戦していく選択肢もあります。
こんな人におすすめ
- トルコリラでの運用を検討している人
- スワップの長期運用と共にスキャルピングも併用したい人
ヒロセ通商の基本情報
ヒロセ通商の基本スペック | |
---|---|
スワップポイント | トルコリラ/円 (買い23 売り:-53) メキシコペソ/円 (買い:26 売り:-31) 南アフリカランド/円 (買い:17 売り:-29) 米ドル/円 (買い:155 売り:-220) |
通貨ペア数 | 54通貨ペア |
取引単位 | 1,000通貨 |
スプレッド(ドル/円) | 0.2~1.4銭* |
口座開設の最短日数 | 即日 |
サポート | 月曜日8:00~土曜日18:00(祝祭日含む) |
デモトレード | ◯ |
キャッシュバック金額 | 新規口座開設+取引量に応じて最大100万円 |
※スワップポイントは7月の1日分の付与額。
GMO外貨:高金利通貨ペアのスワップポイントが高水準
◎ メリット | × デメリット |
---|---|
・高金利通貨ペアのスワップポイントが高水準 ・毎営業日にスワップポイントの受取りが可能 |
・受け取れるニュース先が1つのみのため、情報収集には向いていない |
GMO外貨は高金利通貨ペアで高水準のスワップポイントを提供している会社です。人気の高いトルコリラ/円、南アフリカランド/円、トルコリラ/円などの高金利通貨は、他社FX業者と比べても高水準となります。
原則、毎営業日にスワップポイントの受取りが可能なため、スワップ益での再投資をおこなうことも可能です。
こんな人におすすめ
- スワップポイントが安定して高いFX会社を選びたい人
- スワップ益を毎日受取り、再投資で利益をあげたい人
GMO外貨の基本情報
GMO外貨の基本スペック | |
---|---|
スワップポイント | トルコリラ/円 (買い:27 売り:-47) 米ドル/円 (買い:199 売り:-209) トルコリラ/円 (買い:15 売り:-45) 南アフリカランド/円 (買い:18 売り:-38) |
通貨ペア数 | 24通貨ペア |
取引単位 | 1,000通貨 |
スプレッド (ドル/円) |
0.2銭* |
口座開設の 最短日数 |
即日 |
サポート | 平日・祝日 午前8:00~午後5:00(土日休み) |
デモトレード | ◯ |
キャッシュ バック金額 |
新規口座開設&お取引で最大55万円キャッシュバック |
※スワップポイントは7月の1日分の付与額。
トルコリラのスワップポイント運用に関するよくある質問
スワップポイント狙いの運用をしたい人によくある疑問をまとめました。トルコリラでの長期運用を考えている人は参考にしてみてください。
トルコリラのスワップポイントだけで生活することは可能ですか?
スワップポイントの付与額はFX会社によっても異なりますが、2023年11月現在、トルコリラを1万通貨保有しているときの1日分の付与額は、おおむね30円程度です。
つまり1万通貨の保有ではとても生活できるというレベルではないため、それなりの額を受け取るためにはかなり大量のポジションを保有しなくてはなりません。トルコリラのようにリスクの高い通貨ハイレバレッジで保有するのは危険なので、レバレッジ1倍で大量のポジションを保有するためには、資金も必要になります。
仮に1リラ5円のとき、レバレッジ1倍で100万通貨を保有する場合、必要な資金は500万円です。100万通貨を保有していても1日分の付与額としては3,000円なので「スワップポイントだけで生活」のハードルは高いと言わざるを得ないでしょう。
トルコリラでスワップポイント運用する際の注意点は?
記事内で解説しているとおり、トルコリラは通貨として決して安定的とは言えない側面があるため、ハイレバレッジでポジションを保有するのはリスクが高すぎます。長期的な運用をするのならレバレッジ1倍、高くても2倍までを意識しておいた方がいいでしょう。
トルコリラのスワップポイント運用はリスクなく利益を出せますか?
スワップポイントは、為替の値動きに関係なく日々受け取れるものなので、そこだけを見ればリスクなく利益が出せるように感じるかもしれません。
しかし保有しているポジションは、当然ながら為替の値動きによって含み益・含み損が発生します。もしも含み損が拡大して強制ロスカットに遭ってしまった場合、スワップポイントによって得た利益を消し去ってしまうほどの損失が発生することもあり得ます。
またスワップポイント自体も、金利差によって変化していきます。状況によっては受け取り額が現象したり、受け取りと支払いの関係が逆転することも、可能性としてゼロではありません。
スワップポイントは決して「リスクなく利益を得られる方法」ではないというのは理解しておきましょう。
他の高金利通貨ペアのトルコリラや南アフリカランドとトルコリラの違いは何ですか?
高金利通貨としては、トルコリラの他にメキシコペソや南アフリカランドが有名です。これらの通貨も先進国の通貨と比べると不安定な要素はあるものの、高金利通貨の中で比較すればトルコリラよりも初心者向きです。
とくにメキシコは、アメリカ経済との関係も強く、また人口も増加し続けており、長期的な視野で見ても成長が見込まれる国の一つです。
トルコリラのスワップ運用に必要な資金は最低でいくらくらいですか?
2023年11月現在、トルコリラの相場は1リラ5円ほど。つまりレバレッジ1倍で1万通貨を保有するなら5万円が最低資金となります。もちろんレバレッジを最大限に活用すれば2,000円で1万通貨を保有できますが、あまりにもリスクが高すぎるため避けるべきです。
スワップポイント狙いの長期運用をするなら、レバレッジ1倍を最低資金と捉えておいた方がいいでしょう。
エンジニアやWeb制作などIT系の職種を経験した後にFXと出会う。初心者として少額取引を実践しながらファンダメンタルやテクニカル分析を学び、現在は自動売買を中心に運用中。FXだけでなく日米のETFや現物株、商品などの投資に進出し、長期的な視野に立った資産運用のノウハウを伝える記事制作に取り組む。初心者向けの資産運用アドバイスにも注力し、安心の老後を迎えるために必要なマネーリテラシー向上の必要性を発信中。
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記事の編集責任者
FINANCIAL JOURNAL編集長
齋藤直人
編集者歴20年以上。主に紙媒体で編集経験を積み、趣味系雑誌4誌の編集長を歴任。
雑誌の特集記事だけでなく、企業とのタイアップ企画、地域活性化事業への参画など、コンテンツ制作力を活かして幅広いフィールドで活躍。国会議員、企業の重役、スポーツ選手、芸能人などジャンルを問わず幅広いインタビュー経験を持つ。
FXトレーダー歴も5年以上あり、好きなトレードスタイルはスイングトレード。これまでの最大勝ち幅は1500pips
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