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トルコリラのスワップポイントを比較!通貨の特徴や運用のポイントも解説
更新日時:
「トルコリラでスワップポイント運用してみたいけど、どのFX会社がいいんだろう?」
「運用する前に注意点やリスクを知っておきたい!」
トルコリラはスワップポイントでの利益が見込める一方で、新興国通貨であることから下落リスクもある通貨です。取引するのであれば運用のポイントを押さえる必要があります。
この記事では、トルコリラを取引する際の注意点やスワップ運用の方法、トルコリラが取引できる代表的なFX会社を紹介していきます。
トルコリラ以外のスワップ運用も気になる方はスワップポイントを比較している記事をご覧ください。
FX会社名 | 受け取り スワップ |
支払い スワップ |
スプレッド | 口座の特徴 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|---|
![]() 公式 |
5.1 | -14.1 | 1.6~5.9銭 | 50種類の通貨ペアを取引可能。受け取りスワップポイントが高め。 | |
![]() 公式 |
25 | -25 | 1.6銭 | 高金利通貨のスワップポイントが高い。 | |
![]() 公式 |
80 | -80 | 0.9銭 | 自動売買「みんなのシストレ」で運用可能。主要通貨のスプレッドが業界最狭水準。 | |
![]() 公式 |
2.9 | -5.9 | 1.6~7.0銭 | スキャルピングOK。主要通貨が業界最狭水準のスプレッド。 | |
![]() 公式 |
24 | -44 | 原則固定対象外 | 取引量に応じてPayPayボーナスがもらえる。 | |
![]() 公式 |
219 | -321 | 変動制 | ノックアウトオプション、約12000銘柄の株式CFDなどを取引可能。FXは101通貨ペアを取引可能。 | |
![]() 公式 |
32 | -44 | 1.0銭 | 12000銘柄以上の外国株式、約8000銘柄のCFDを取引可能。FXで取引可能な通貨ペアは150以上。 | |
![]() 公式 |
21 | -28 | 原則固定スプレッドは停止中の変動制 | 高機能な取引ツールを使用可能。高金利通貨のスワップポイントが高い。 |
※各社2022年7月の付与日数1日分を参照
※1万通貨取引の場合。
※スワップポイントは変更される場合があります。
※スプレッドは拡大する可能性があります。
目次
トルコリラでFX取引をする際のポイント
新興国通貨の中でもとりわけ高金利で、スワップポイント狙いの長期投資に人気があるトルコリラですが、金利が高い分、ハイリスクな傾向にある点に注意しなければなりません。
ここでは、トルコリラを取引する上で押さえておくべきポイントを解説します。
高金利通貨なのでスワップ狙いに最適
トルコリラは、同じ新興国通貨に分類されるメキシコペソや南アフリカランドと同様に金利が高いのが最大の特徴です。
低金利通貨を売ってトルコリラを買うことでスワップポイントを毎日受け取ることができます。
トルコの政策金利は2022年7月現在14.00%となっており、-0.1%という超低金利の日本との金利差は14.10%とかなり大きいです。
日本円との通貨ペアであるトルコリラ/円の買いポジションを保有すれば、その金利差分をスワップポイントとして日々積み上げていくことができます。
トルコリラ/円は、このスワップポイント狙いに最適な通貨ペアといえます。
トルコリラは、日本国内でFXが流行り出した2000年代から現在に至るまで、常に高いスワップポイントを維持しています。
豪ドルやNZドルのように、今や低金利通貨になってしまった通貨もある中で、これはとても魅力的です。
スワップポイントの受け取り、支払い
金利の低い国の通貨を売って、金利の高い国の通貨を買うと受け取ることができるスワップポイントですが、逆に金利の高い国の通貨を売って金利の低い国の通貨を買う場合は支払うことになります。
ポジションを保有するほど、保有期間が長くなるほど支払う金額は大きくなるので、マイナススワップには注意しましょう。
高スワップ+αで取引口座を選ぶ!
トルコリラの取引に利用する口座選びで重視すべきは、以下の3点になります。
口座選びの3つの基準- 受け取りスワップ
- スプレッド
- それ以外の機能
この3項目を比較して、総合的に優れている口座を選ぶのがコツです。
受け取りスワップとスプレッドはFX会社が独自に決めるもので、会社によってその値は異なります。受け取りスワップは大きいほど、スプレッドは狭いほどトレーダーにとっては有利で、利益を得やすくなります。
それ以外の機能としては、「システムが安定していて約定力が高い」「取引ツールが使いやすい」「ニュースやマーケット情報が豊富」「キャンペーンが充実している」など+アルファの要素があるかどうかに注目しましょう。
政策金利が高い分、下落リスクもある経験者向けスワップ通貨
前述の通り、トルコの政策金利は14.00%と非常に高く、買い持ちで多くのスワップポイントを得ることができるのですが、その分、投資リスクも高いのが難点です。
同じ高金利通貨であるメキシコペソや南アフリカランドと比較して、政情や経済が不安定で下落リスクが高い特徴があります。
実際、トルコリラは過去に何度か深刻な通貨危機に見舞われています。
リスク面を考慮すると、初心者にはやや難易度が高く、FX経験者向けのスワップ通貨といえます。
トルコリラ/円のスワップ比較からおすすめ口座を見つける
FX会社名 | 受け取り スワップ |
支払い スワップ |
スプレッド | 口座の特徴 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|---|
![]() 公式 |
5.1 | -14.1 | 1.6~5.9銭 | 50種類の通貨ペアを取引可能。受け取りスワップポイントが高め。 | |
![]() 公式 |
25 | -25 | 1.6銭 | 高金利通貨のスワップポイントが高い。 | |
![]() 公式 |
80 | -80 | 0.9銭 | 自動売買「みんなのシストレ」で運用可能。主要通貨のスプレッドが業界最狭水準。 | |
![]() 公式 |
2.9 | -5.9 | 1.6~7.0銭 | スキャルピングOK。主要通貨が業界最狭水準のスプレッド。 | |
![]() 公式 |
24 | -44 | 原則固定対象外 | 取引量に応じてPayPayボーナスがもらえる。 | |
![]() 公式 |
219 | -321 | 変動制 | ノックアウトオプション、約12000銘柄の株式CFDなどを取引可能。FXは101通貨ペアを取引可能。 | |
![]() 公式 |
32 | -44 | 1.0銭 | 12000銘柄以上の外国株式、約8000銘柄のCFDを取引可能。FXで取引可能な通貨ペアは150以上。 | |
![]() 公式 |
21 | -28 | 原則固定スプレッドは停止中の変動制 | 高機能な取引ツールを使用可能。高金利通貨のスワップポイントが高い。 |
※各社2022年7月の付与日数1日分を参照
※1万通貨取引の場合。
※スワップポイントは変更される場合があります。
※スプレッドは拡大する可能性があります。
トルコリラの取引ができる代表的な3口座を比較
【受け取りスワップの高さが魅力】IG証券
受け取りスワップの高さが魅力で、2021年6月1日の調査では、1万通貨の1日あたりで63円という群を抜く金額になっています。
ノックアウトオプションという資金効率のよい裁量トレード向けの商品も用意されているため、スワップポイント狙いでじっくり運用しつつ、他の通貨ペアで短期的な利ざやを狙うのにも向いています。
似たような性質を持つFX会社として、サクソバンク証券も候補となります。高スワップで取扱銘柄数が多く、またMT4というトレードソフトにも対応しているため、幅広い銘柄で頑張りたい方におすすめです。
ワンポイント
IG証券は取扱銘柄の豊富数に定評があります。
FXなら100以上の通貨ペアがトレードできますし、株価(amazonなど)、株価指数(NYダウなど)のCFDもトレードができます。また、バイナリーオプション、ノックアウトオプションなども用意されているため、まだ勝負するジャンルが決まっていないなら、ひとまず口座開設しておいて損はありません。
【スマホでの取引がしやすい】LINE FX
トルコリラ/円の買いスワップが良く、またスマホでのFXを前提にしたサービスが設計されているため、スマホだけでインカムゲイン狙いのトレードをする人にはうってつけ。
運営元であるLINEのサービスを利用したサポートが利用できるので、まだ慣れていない方でも安心してトレードを始められます。
ワンポイント

スマホに強いLINE FXですが、サービス開始後にPC版の取引アプリであるLINE FX Proの提供もすでに始まっています。高機能なチャートやニュースを自由自在に配置カスタマイズできるため、PC派トレーダーにも納得の仕上がりになっています。
【高金利通貨ペアが高水準】ヒロセ通商
受け取りスワップは通貨ペア次第なFX会社ですが、高金利通貨ペアに限れば高水準なので、トルコリラ狙いなら十分に活用価値はあります。
食品キャンペーンでも有名ですが、基本的には取引ロット数を満たさないと食品はもらえないので、延べロット数が多くならないスワップ狙いとの相性はよくありません。
ただスキャルピング公認で、短期売買がやりやすい環境は整っているので、スワップを長期的に得つつ、デイトレードやスキャルにも挑戦していく選択肢もあります。
ワンポイント
ヒロセ通商は取引ツールの種類が非常に豊富で、レベルやスタイルに合わせたツール選択が可能です。 また、Macに対応したインストール型アプリもリリースされているため、本格的にトレードがしたいMac派にもおすすめです。
トルコリラはどういう通貨?傾向と対策
ここではトルコリラ/円の長期チャートを確認し、価格変動の傾向を探ります。また、トルコという国を知り、トルコリラがどういう通貨なのかを理解しましょう。
長期チャートから目標価格をチェック
こちらは、トルコリラ/円の2006年10月から2021年6月までの月足チャートになります。

この約15年間での最高値は2007年10月につけた99.6円で、最安値は2020年11月につけた12.0円です。最高値と最安値の差は87.6円と、かなり大きな開きとなっています。長期的な視点でチャートを見ると、2007年後半からずっと下降トレンドが継続していることが分かります。
トルコリラ/円は2006年後半から2007年にかけて、世界的なリスクオンの流れを受け、100円付近まで上昇したものの、2008年9月にリーマンショックの影響で50円台前半まで急落しました。
その後は40~65円の範囲で長らく推移していましたが、2015年以降は下落基調を強め、さらに2018年8月には「トルコショック」と呼ばれる暴落が発生。15円台前半まで下落しました。
その後いったん持ち直すも、新型コロナウイルス蔓延による景気後退懸念で上値の重い展開が続き、2020年11月にはトルコの実質的マイナス金利状態への懸念、外貨準備高枯渇、地政学的リスクなどを受け、12.00円まで下落し、史上最安値を更新しました。
2021年後半のトルコリラ/円相場は積極的に上値を追う展開とはなりづらく、今後も最安値を更新する可能性がある点には注意です。当面、不安定な相場状況が続くことが予想されます。
トルコショックの影響
トルコショックは、トルコ在住の米国人牧師の拘束を巡り、トルコと米国の対立が先鋭化したことなどをきっかけに発生した金融危機です。
米国がトルコに対して経済制裁を発動したことにより、トルコリラが一斉に売られて急落。それが他の新興国や欧州などへも波及し、世界中のマーケットを大きく揺るがしました。このように、1つの通貨の暴落が世界中のマーケットに波及する可能性があることを覚えておきましょう。
トルコという国を知ろう
<トルコ基本データ>国名 | トルコ共和国 |
---|---|
格付け | ムーディーズ:B2/スタンダード&プアーズ:B+/フィッチ:BB-(いずれも2021年時点) |
政策金利 | 14.00%(2022年7月時点) |
トルコは、アジアと欧州の中間に位置するイスラム圏の大国で、親日国として知られています。人口は約8,361万人で、若年層の占める割合が多いという特徴があります。総人口の半数近くが32歳以下と、若くて豊富な労働人口を有していることから、経済成長率が高く将来が期待できる国といえます。
内政面に目を移すと、宗教主導の政党と宗教を政治に持ち込まない世俗主義の政党との間で争いが起きやすく、ときには軍が政治介入することも。政治的な混乱が起きやすい他、内戦が続くシリアに隣接しており、地政学的リスクも抱えています。
経済面では、長期にわたって慢性的な高インフレ率と財政赤字に苦しめられ、たびたび経済危機を引き起こしており、そのたびに深刻な景気後退に陥っています。国債格付けは、ムーディーズが「B2」、スタンダード&プアーズが「B+」、フィッチが「BB-」と、いずれも投資不適格級(ジャンク債級)です。同じ新興国であるメキシコや南アフリカよりも評価は低く、投資リスクは高めといえるでしょう。
トルコリラ/円のスワップ戦略のポイント
最後に、トルコリラ/円のトレードを成功させるためのポイントや具体的な戦略を紹介します。
長期的には下降トレンドが継続
トルコリラ/円はチャートを見ての通り、長期間にわたって明確な下降トレンドが続いています。これを前提にトレードの戦略を組み立てる必要があります。

2021年6月15日現在、トルコリラ/円は12円台後半で方向感なく推移していますが、この水準を大底と見た場合は、スワップポイント狙いで買いを仕込む絶好のタイミングとなります。
ただ、予想に反してここから下落が進むと、為替差損が膨らみ、獲得できるスワップポイントを上回ってしまう可能性もあるので注意が必要です。
スワップポイントと政策金利の関係
スワップポイントは、基本的に取引する通貨ペアの国の政策金利によって決まります。
2つの国の政策金利の差が大きいほどスワップポイントは大きくなり、反対に小さいほどスワップポイントも小さくなる仕組みです。ただ、実際のスワップポイントは政策金利の差と完全に一致しているわけではなく、FX会社によっても異なります。

トルコの政策金利の推移を見ると、2018年5月以降、突然大きく引き上げられたり、引き下げられたりしています。
政策金利は、各国の中央銀行が景気の良し悪しを見ながら決定し、景気が良ければ過剰なインフレを抑制するために政策金利を引き上げ、逆に景気が悪ければ政策金利を引き下げて、市場にお金がたくさん出回るようにします。
この政策金利の変動に伴い、トルコリラ/円の買いポジション保有で獲得できるスワップポイントも増減します。
例えば、政治・経済情勢の変化でトルコの政策金利が大きく引き下げられてしまうと、場合によってはスワップポイントが受け取りから支払いに転じる可能性もあり、その結果、プラス収益を得られなくなるケースも出てくるわけです。
スワップポイント狙いの運用では、取引する国の政策金利の推移を常にチェックし、頭に入れておくようにしましょう。
レバレッジ1倍(=レバレッジなし)がおすすめ
スワップポイントはポジションの保有日数に応じて日割りで計上され、日々受け取ることができます。
1日あたりのスワップポイントは小さくても、数週間、数か月、数年と継続するほど大きな運用益となります。まとまった利益を得るには、長期保有が大前提になるわけです。
1万トルコリラ | 30万トルコリラ | |
---|---|---|
1日 | 40円 | 1,200円 |
2日 | 80円 | 2,400円 |
3日 | 120円 | 3,600円 |
1年間 | 14,600円 | 438,000円 |
例えば、トルコリラ/円の受け取りスワップが40円のFX口座で1万通貨の買いポジションを保有した場合、1日あたりに受け取れる額は40円と少ないものの、このポジションを1年間持ち続けると約14,600円になります。
これが30万通貨なら、1年間で438,000円と馬鹿にできない額になるのです。
ただし、長期でポジションを保有する場合は為替変動による利益や損失の幅が大きくなりやすく、強制ロスカットの危険性が高まるので注意しなければなりません。
スワップ狙いの運用に限らず、FXでは強制ロスカットにならないことが最も大切なことです。
強制ロスカットを回避するには、証拠金維持率(必要証拠金に対する純資産額の割合)を高く保つ必要があります。
トルコリラ/円は、他の高金利通貨ペア以上にリスク管理が必要なので、価格が意図しない方向へ変動しても耐え続けられるよう、レバレッジは1倍(=レバレッジなし)にしましょう。そうすることで、よほどの暴落が起きない限り、強制ロスカットを避けることが可能です。
強制ロスカットのリスク
FX取引は、レバレッジの倍率が高いほど証拠金維持率が下がり、レバレッジの倍率が低いほど証拠金維持率が上がる関係性になっています。そのため、ハイレバレッジでのトレードは強制ロスカットのリスクが高くなるというわけです。証拠金維持率は強制ロスカットの基準になっており、「純資産÷必要証拠金×100」で求めることができます。
何かあれば常に暴落しやすい通貨
トルコリラは政治や経済、地政学リスクなど、さまざまな要因による突発的な急変動が起こりやすい通貨といえます。
リーマンショックやコロナショックといった為替相場が全面的に暴落する世界的金融危機のときだけでなく、トルコショックのようにトルコリラ単独で暴落することもあるので常に警戒が必要です。
リーマンショック時のトルコリラ/円日足チャート

トルコショック時のトルコリラ/円日足チャート

コロナショック時のトルコリラ/円日足チャート

トルコリラ/円は、上記チャートのように突然ストンと急落する可能性があることを意識しておきましょう。取引するにあたっては、このような急落にも耐えられるポジション調整が求められます。
急落のリスクがあるトルコリラ
トルコリラは、2021年3月22日にも急落しました。トルコのエルドアン大統領がトルコ中央銀行のアーバル総裁を突然解任したことがきっかけです。

金融先物取引業協会によると、この暴落によって店頭と市場を合わせて13億7,500万円(個人)ものロスカット等未収金が発生しています。
ロスカット等未収金とは、簡単にいえば追証発生額です。強制ロスカットが間に合わずに口座の証拠金以上の損失が出てしまい、それをFX会社が立て替えている金額になります。

引用:一般社団法人 金融先物取引業協会「ロスカット等未収金発生状況」
このように、トルコリラでは強制ロスカットが間に合わないほどの急激な大暴落がいつ発生するか分かりません。証拠金以上の損失が発生するリスクがあることを十分理解しておきましょう。
スプレッドが狭い時間帯にポジションを仕込む
すでに紹介した主なトルコリラ/円の取扱FX会社を見ると、スプレッドが時間帯によって違うことがある口座があることにお気づきでしょうか。
例えばIG証券なら、午前9時から翌午前3時は1.7銭ですが、それ以外の午前3時から午前9時は10.0銭と大きく広がっています。
エントリー時のスプレッドがそのままそのポジションの含み損になりますから、スプレッドが狭い時間帯からスタートすることで、獲得したスワップポイントが含み損分を上回って、プラス転換するのが早くなります。
スプレッドはすぐに確認できますので、この機会に確認方法を覚えておきましょう。

FXは必ず売値(Bid)と買値(Ask)の2つの価格が表示されており、この価格差がスプレッドになります。上の画像の場合なら、12.804が売値、12.824が買値で、その差である0.02(2銭)がスプレッドとなります。
スワップ運用を始めるとき、この差ができるだけ小さいタイミングを見計らいましょう。
上級者向けの売り戦略
高金利でスワップ狙いの運用に向いているトルコリラ/円ですが、先に説明した通り、長期的に下落傾向です。買いポジションを保有し続けていればスワップポイントは貯まるものの、買ったときよりも価格が下がってしまえば為替差損が発生し、トータルでマイナスになってしまう可能性もあります。
そこで、売りポジションを保有して為替差益を狙うという戦略も1つの選択肢となります。
トルコリラ/円の売りポジションでは支払いスワップが発生するため、短期で保有するのが基本です。
トルコリラは下落時に非常に勢いがつくため、タイミングよくエントリーできれば大きな利益を上げることもできます。
ただ、下落傾向とはいえ数か月くらいは相場が動かないこともあり、スワップポイントをただただ支払い続ける状態に陥る危険性もあります。
この戦略はエントリーのタイミングが難しく、あくまで上級者向けのテクニックになります。
まとめ
- トルコリラはスワップポイント狙いに最適な通貨ペア
- トルコリラが取引できる代表的なFX会社はIG証券、LINE FX、ヒロセ通商
- スワップポイントを狙うには取引する国の政策金利の推移をチェック
- 強制ロスカットや暴落には注意
- 上級者は売りポジションを保有して為替差益を狙う戦略も考えられる