FX自動売買の疑問50!おすすめ口座や運用のコツ・注意点などFX雑誌編集長が回答!

FX自動売買の疑問50をFX雑誌編集長の鹿内武蔵氏が解説

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「自動売買に興味があるけど資金を増やせるの?」
「裁量トレードを始めてみたものの、あまりうまくいかない」

そんな悩みを持っている人は多いことでしょう。

また「自動売買は、長期的には高い確率で資金を増やせるらしい」という話を知り、興味を持っている人も多いのではないでしょうか。

この記事では、自動売買に興味はあるものの「なんだか難しそう」と感じている人に向けて、自動売買の基礎知識(50の質問)をすべて解説します。

鹿内武蔵

自動売買についても造詣が深い

FX雑誌編集長 鹿内武蔵氏

FX雑誌『外国為替』編集長の鹿内武蔵です。2008年からFX雑誌の制作に関わっていまして、いろいろなトレードスタイル、トレードシステムの取材や執筆を担当してきました。

自動売買とは、文字通り自動的にトレードをする運用ですが、FX会社提供のリピート系と、MT4やMT5のEAではまったくタイプが違いますし、裁量トレードとは違う独自のノウハウがたくさんあります。

仕事としていろいろなやり方を幅広く研究していますが、私個人の資産運用のメインはFXの自動売買です。

Finance Journal編集部

そうなんですね!裁量も自動売買も経験されている鹿内さんは、どちらが優れた取引スタイルだと考えていますか?

鹿内武蔵

FX雑誌編集長 鹿内武蔵氏

裁量と自動売買のどちらが優れているかという単純な比較はできません。それぞれに良さがあります。ただひとつだけ間違いないのは、仕事や家事、育児などが忙しくてFXにまとまった時間が割けない人は、自動売買の方が取り組みやすいです。

自動売買でも検証、勉強、準備など時間をかけないと成功できないのは裁量トレードと同じですが、時間をかけるタイミングが相場が動いていないときでも問題ないのです。動いている相場に張り付けなくても、土日の勉強や調整ができれば問題ありません

Finance Journal編集部

普段忙しい人でも取り組みやすいんですね!ちなみに、どんな人が自動売買にチャレンジするべきとお考えですか?

鹿内武蔵

FX雑誌編集長 鹿内武蔵氏

裁量トレードでうまくいかなかった人が、チャレンジする価値が十分にあるのが自動売買だと思っています。

目次

FXの自動売買の種類に関する基礎知識

FXの自動売買に関する基礎知識を解説していきます。自動売買について、まだ調べ始めたばかりの方はこの章で解説する基礎知識から学ぶことをおすすめします。

疑問:1 FXの自動売買にはどんな種類がある?

私たちが利用できるFXの自動売買には、大きく分けると以下のように3種類のパターンがあります。

  1. リピート系自動売買ツール
  2. 選択型自動売買ツール
  3. 設定型自動売買ツール(MT4によるEA)

どれも「売買が自動化されている」ことは同じですが、特徴や、トレーダーに求められるスキルなどが異なります。

自分に合ったものを選択することで、成功する確率をアップさせることができます。それぞれについて解説していきましょう。

自動売買以外にも様々な取引方法やツールついて知りたい方は、以下の記事をご参照ください。

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疑問2:リピート系自動売買ツールとは?

リピート系自動売買全体の特徴

リピート系の自動売買は、基本的に以下の2つの要素で成り立っています。

  1. 「新規エントリーと利食い」がワンセットになった注文を一定範囲にまとめて設置
  2. 利益確定後に注文が復活する

そのため、これから上がるか下がるかという方向感はあまり重要ではなく、注文を設置している範囲内の値動きがどれだけ安定的に続くかが、収益を上げるポイントになります。

こういった特性から、トレンド相場よりレンジ相場の方が得意であり、値動きの範囲を大まかに割り出せればOK。上げ下げを正確に予想できなくても大丈夫です

疑問3:リピート系の取引のコツは?

リピート系自動売買では、利益確定は設定通りに一定値幅で行いますが、できるだけ損切りをしないのがセオリーです。

これは裁量トレードではNGとされている行為なので、裁量トレードに慣れている人からすると意外かもしれません。リピート系自動売買では、常に含み損になっているポジションと共存しつつ、それ以上の確定益を目指すことになります。

こういった性質を持つことから、資金管理が極めて重要です。損切りをせずに済むよう、長期的な値動きの幅から割り出したポジション数を決定します。

また前述のとおり、裁量トレードではNGとされる「含み損の放置」をしていくことになるため、意識を切り替えてその状態に慣れることも大切です。

疑問4:選択型自動売買ツールとは?

選択型自動売買ツールのイメージ画像 画像引用:MONEY PLANNING(FX自動売買ツール・シストレおすすめランキング【2023年】

FX会社が事前に用意している自動売買のプログラムの中から、運用したいものを選択するタイプです。

リピート系自動売買とは違い、どういう方針でトレードをするかが非公開であるため、限られた情報で自動売買を取捨選択する知識と技術が求められます。

現在はあまり多くの商品が提供されておらず、みんなのシストレ(トレイダーズ証券)、マイメイト(インヴァスト証券)といったあたりが選択肢になります。

疑問5:選択型の取引のコツは?

豊富な選択肢の中から、どの自動売買を選ぶか、そしてどういったポートフォリオ(複数の自動売買を組み合わせること)を組むかが成否を分けます。

ポートフォリオを上手に構築することで、最大ドローダウン(資産の落ち込み)を浅くできる効果が期待できます。

また、調子が悪い自動売買を除外し、調子が良いものを新たに加えるという、マネージメント能力が問われます。

疑問6:設定型自動売買ツール(MT4によるEA)とは?

設定型自動売買ツールのイメージ画像 画像引用:MONEY PLANNING(FX自動売買ツール・シストレおすすめランキング【2023年】

MT4、あるいはMT5という、海外製のトレードソフトにEA(自動売買のプログラム)を搭載することでも、多種多様な自動売買を実現できます。

FX会社のサーバー内で動く選択型自動売買ツールと比較して、スプレッド以外の取引コストが発生しないため、相対的に自動売買でのメリットはこちらの方が上と捉えるトレーダーも多くいます。

ただし、EAは有料販売されていることが普通で、なおかつ自動売買を安定して実行するためのVPS(仮想的なウィンドウズ)の費用がかかることもあります。

疑問7:設定型の取引のコツは?

EAの入手、設置、設定といった自分でやらなければいけない操作が多く、一定のITスキルが求められます。

また「バックテスト」と呼ばれる、自動売買のシミュレーションのスキルも必須であり、他の2種類の自動売買と比較すると中上級者向けの取引であることは否めません。

ですが、そのハードルを越えられれば、大きなリターンを得られる優秀なEAも数多く存在しており、勉強をする価値は十分にあるといえるでしょう。根気強く情報収集ができる人に向いています。

鹿内氏の使っている自動売買6選!評判や特徴について解説

自動売買にはさまざまな種類があり、いざ「自動売買を始めてみよう」と思っても、どの自動売買を運用すれば良いのか迷ってしまう面もあると思います。

そこで、私的にこれから自動売買に挑戦する初心者におすすめな自動売買を6種類ほど紹介します。

ぜひこれを参考に、よりよい自動売買ライフを目指していきましょう。

疑問8:おすすめ自動売買ツールは?

私がおすすめする自動売買は全部で6種類です。

鹿内氏がおすすめする自動売買ツール6種類

  • トラリピ
  • 松井証券
  • トライオートFX
  • ループイフダン
  • みんなのシストレ
  • EA

比較表と個別紹介で6種類を詳しく解説していきます。

トラリピ 松井証券 トライオートFX ループイフダン みんなのシストレ EA
ジャンル リピート系 リピート系 リピート系 リピート系 選択型
(リピート系もあり)
設定型EA
目安資金 50万円 1万円 50万円 50万円 30万円 50万円
手数料 無料 無料 手数料あり
(50万通貨以上は無料)
無料 無料 FX会社による
(VPSのランニングコストも発生)
取引単位 1,000通貨単位*1 1通貨単位 1,000通貨単位*2 1,000通貨単位*1 1,000通貨*3 FX会社の最小取引単位による
通貨ペア 16種類 20種類 20種類 20種類 34種類 FX会社の取り扱っている通貨ペアによる
PCスキル 不要 不要 不要 不要 不要 必要
難易度

*1(南アフリカランド/円とメキシコペソ/円は1万通貨単位)
*2(南アフリカランド/円は1万通貨単位)
*3(ロシアーブル/円とハンガリーフォント/円は1万通貨単位)

FX雑誌編集長・鹿内的おすすめポイント

  • トラリピ
    • リピート系自動売買の元祖にして、完成形です。自由度と操作の分かりやすさを両立していますが、取引コストは高め。
  • 松井証券
    • 1通貨から取引ができるため、自動売買設定の自由度が非常に高いです。裁量トレードにも対応しています。取引コストの安さも魅力
  • トライオートFX
    • 用意されている設定が豊富で、選ぶだけで自動売買が開始できます。国内のリピート系の中では、唯一シミュレーション機能を搭載しています。
  • ループイフダン
    • シンプルさは一番。良くも悪くも、できることが少ないため、理解しやすく、始めやすいです。
  • みんなのシストレ
    • いろいろな自動売買を選んで運用するタイプ。その中には、EAのような売買ロジックが非公開のものもあれば、リピート系自動売買もあります。
  • EA
    • めるためのハードルは非常に高いですが、選択肢の多さと、手数料の安さが魅力。基本的に、売買ロジック自体が商品となっているため、バックテストのスキルが問われます。

疑問9:トラリピ(マネースクエア・リピート系)とは

トラリピの画像

リピート系の元祖で、トラリピ以降に登場したリピート系は、すべてトラリピの仕組みを多かれ少なかれ踏襲しています。

リピート系として必要な機能はあらかた揃っており、自由度の高い自動売買が実行できるプラットフォームが提供されています。

また、学習系のコンテンツやニュースも非常に豊富で、資産運用をしながらFXの知識を身に付けたい人にうってつけの商品といえます

疑問10:トラリピ(マネースクエア)の良い評判・口コミは?

30代男性/運用歴3年/運用資金50万円

操作が初心者でも簡単

アプリの使いやすさ、初心者でもはじめやすく、企業努力が伺える点が素晴らしいです。取引戦略などもわかりやすく説明してくれるため、勉強しながら運用が可能です。

40代男性/運用歴5年/運用資金100万円

操作が簡単で、利益率が高い

色々なFX会社の自動売買を試した中でトラリピは設定が簡単でかつ利益率が高く、今まで損失を出さないで着実に利益をあげてくれて、さらに1000通貨からできるのでリスクを抑えられので満足してます。またチャート表示も分かりやすいのも満足してます。

20代男性/運用歴3年/運用資金300万円

スマホアプリが使いやすい

スマートフォンのアプリに使い勝手がかなり良く操作しやすいため、必要な情報をすぐに探して運用に役立てられて良いです。

  

疑問11:トラリピ(マネースクエア)の悪い評判・口コミは?

20代男性/運用歴1年/運用資産50万円

取引リスクが高まる時がある

トラリピ(マネースクエア)は、市場の動向に応じた調整が難しく、不利なレートでの取引のリスクが高まる点が懸念される。

30代男性/運用歴1年/運用資金300万円

トレンド相場に弱い

トレンド相場に売買を自動でやってしまうので含み損が増えてしまっていくなと思います

40代男性/運用歴5年/運用資金100万円

スプレッドが広い

スプレッドが狭くはないので、もっと狭いスプレッドにして欲しいところです。その分使いやすさはピカイチのため、納得感はあります。

  
\特許取得数No.1/

疑問12:松井証券の自動売買(リピート系)とは

松井証券FXの自動売買

ネット証券の大手である松井証券の「MATSUI FX」ではリピート系の自動売買を提供しており、100円から自動売買を始められるという点は他のFX会社の自動売買にない特徴です。

一般的な自動売買だと、最小取引単位は1000通貨もしくは1万通貨がほとんどです。一方の松井証券の自動売買の最小取引単位は1通貨のため、仮に米ドル/円のレートが150円の場合、1つのポジションをもつのに150円あれば十分ということになります。

取引手数料や自動売買手数料も発生せず、スプレッドは業界最狭水準で提供されているため、低コストでの自動売買が可能です。

超少額の資金かつ低コストで運用できるので、これから自動売買を始めてみようと考えている初心者には運用しやすいサービスといえるでしょう。

疑問13:松井証券の自動売買の良い評判・口コミは?

50代男性/無職/FX歴5年以上/運用資金500万円

自動売買の機能がいい

今年スタートしたレンジ指定型のリピート注文機能が低スプレッドで非常に優れている。

30代男性/会社員/FX歴2~3年/運用資金50万円

安心感が高い

老舗アンド大手で安心感が高いことです。アプリがかなり工夫されていて見やすいのも好きです。

30代男性/会社員/FX歴1~2年/運用資金50万円

少額で取引できる

一番の魅力は1ドルから売買ができるところです。損切りをあまりしたくないときなど必要数のみ損切りし残しておくことが可能です。

疑問14:松井証券の自動売買の悪い評判・口コミは?

30代男性/無職/FX歴1年未満/運用資金30万円未満

自動売買の設定の自由度を高くしてほしい

自動売買で運用しておりまして、設定PIPS幅をもう少し短く設定できるといいと思いました。レンジの際に利益を得るタイミングが増えるので改善されると嬉しいです。

40代男性/自営業/FX歴1~2年/運用資金50万円

ページ遷移が手間

松井証券のホームページからFXのページに飛ぶ必要があるので、その点が面倒かなと思います。改善してくれると嬉しいです。

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疑問15:トライオートFX(インヴァスト証券)|リピート系とは?

トライオートFXのロゴ画像

トラリピに負けず劣らず、自由にリピート系自動売買が構築できます。

トライオートFXの一番の特徴は、過去のデータを用いたシミュレーション機能です。最初から用意されているプリセット、あるいは自分のオリジナルの設定が、実際にどれくらい利益が出たか、どれくらいドローダウン(資産が減少)したか、資金はどれくらい必要だったかがすぐに確かめられます。

このシミュレーション機能は、複数の自動売買を組み合わせた場合でも有効なので、安定して利益が出ていて、なおかつドローダウンが少ない有効な組み合わせを見つけることも可能です

また、同じ仕組みでFXだけでなくETFも運用できる点もポイントです。ETFとは上場型投資信託のことで、日本や米国の平均株価、原由、金など、幅広い資産でリピート系自動売買が行えます。

疑問16:トライオートFX(インヴァスト証券)の良い評判・口コミは?

30代男性/運用歴3年/運用資金100万円

ツールのカスタマイズ性が高い

自動媒介ツールのカスタマイズ性がとても優れており、事細かく条件を付けて取引ができる点が良いと思います。

40代トランスジェンダー/運用歴10年/運用資金100万円

取引が始めやすい

複数ある自動売買プログラムを選択し、予算などを設定するだけですぐに取引を始められるところがすごく良かったです!!少額から自動売買できるのもかなり助かりました!!

40代男性/運用歴4年/運用資金100万円

ツールが使いやすい

ツールは直感的に設定をするだけで直ぐに自動売買を始める事ができたので、初めての利用でも非常にお手軽でしたし、損切りも自動的に行ってくれるので助かります。

疑問17:トライオートFX(インヴァスト証券)の悪い評判・口コミは?

30代男性/運用歴5年/運用資金100万円

手数料が高い

手数料がまあまあかかっているので、取引を自動でしているとどんどん手数料がとられてしまいます。とくに損しているときは損失が大きくなって嫌な気分になりやすいです。

40代トランスジェンダー/運用歴10年/運用資金100万円

デモトレードがない

デモトレードを利用できないのはかなり痛かったですね!!自動売買に手数料がかかるのもやめてもらいたいです!!

30代男性/運用歴3年/運用資金100万円

電波が弱いと動作がおかしくなる

動作に遅れがあり、通信環境に依存してしまっている点が問題で、Wi-Fiでも電波が弱いと動作がおかしくなる点が微妙でした。さらに言えば、動作の重さ取引量の多さの場合もあれば、通信の問題もあり、問題を把握するのが難しい点です。

インヴァスト証券の評判について詳しく知りたい人は、下記の記事も参考にしてみてください。

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疑問18:ループイフダン(アイネット証券)|リピート系とは?

アイネット証券のロゴ画像

ループイフダンは、トラリピやトライオートFXと比較して、設定の選択肢が狭く、その分選ぶだけですぐに始められるメリットがあります。そういう意味で、初心者でも設定に迷いにくいリピート系といえます

通貨ペア、買いor売りの方向性、取引ロット、利益確定と新規建ての値幅を、もともと用意されている中から選ぶだけで、すぐに自動売買をスタートできます。

疑問19:ループイフダン(アイネット証券)の良い評判・口コミは?

30代女性/運用歴3年/運用資金1000万円

デモトレードが可能

使い始めの際のメリットとして、デモ口座がある点が挙げられる。また、複雑な設定が不要。

30代男性/運用歴2年/運用資金100万円

取引コストが低い

低コスト取引でコスト効率良く投資が可能。使いやすい取引プラットフォームと充実した情報提供が特長。入出金手続きも迅速で、カスタマーサポートの質が高く、投資家にとって使いやすい環境を提供している。

疑問20:ループイフダン(アイネット証券)の悪い評判・口コミは?

30代女性/運用歴3年/運用資金1000万円

細かいツール設定ができない

慣れてくると細かい設定をしたくなるが、簡単な設定のみしかできない点かデメリットとも言える。

30代男性/運用歴2年/運用資金100万円

取引速度が微妙

取引の速度やシステムの安定性に関する不満が見られます。特に市場の変動時に取引が遅延することがあるとの指摘があります。また、カスタマーサポートの対応が一部の利用者にとって不十分だと感じる声もあります。手数料に関する評価も、一部の人から高いと感じられることがあります。

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疑問21::みんなのシストレ(トレイダーズ証券)|リピート系&選択型とは?

みんなのシストレのロゴ画像

選ぶだけで自動売買ができる分かりやすく使いやすいプラットフォームが提供されています。選択型の自動売買としては、売買ロジックにしたがって取引する「プログラム」の他に、特定のトレーダーの取引を自動売買にした「個人」「法人」も選択できます

また、売買の方針が明らかにされたリピート系のプログラムも用意されており、こちらも選ぶだけで売買が可能。まさに総合的な自動売買のプラットフォームになっています。

みんなのFXセレクターランキング画像

さらに、自動売買を運用している「セレクター」の収益をランキング化しており、結果を出している上手な運用者のプログラム選びや資金配分などを、自分の自動売買に取り入れることもできます。

疑問22:みんなのシストレ(トレイダーズ証券)の良い評判・口コミha ?

30代男性/運用歴2年/運用資金300万円

スマホアプリの操作が容易

スマホアプリでのトレードは非常に簡単ですぐ慣れますし操作できます。

30代男性/運用歴1年/運用資金300万円

スマホアプリの機能性が良い

機能性がとてもよくて、スマートフォンからの操作がしやすくて簡単な所がよいです。初心者にもわかりやすくてよいので。

50代女性/運用歴1年/運用資金50万円

不安になることが少ない

自分の選んだストラテジーに運用を任せることになりますが、その運用状況があらゆる角度から確認出来るのでわからなくて不安になることが無く、とてもよく考えられているアプリだと思います。またあらゆる角度からの検索で新しいストラテジーを探せる細かい配慮も良いと思います。

疑問23:みんなのシストレ(トレイダーズ証券)の悪い評判・口コミは?

30代男性/運用歴2年/運用資金300万円

スマホアプリがちょっと...

スマホアプリは一部使えない機能があったり、情報が見づらかったりします。

30代男性/運用歴1年/運用資金300万円

中、上級者向け

初心者より上級者や中級者の方がやはり儲けやすいシステムになってるのだなと気づいた時には少し悪いなと思いました。

50代女性/運用歴1年/運用資金50万円

アプリでチャートの確認ができない

自分で運用していないので必要ないのかもしれないけれど、アプリで各チャートが確認出来ないのが不便。チャートの動きを知りたい時は別の会社のアプリを立ち上げて確認しています。

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疑問24:MT4によるEA(エキスパート・アドバイザー)|設定型とは?

MT4の画像

MT4とは、ロシア製の総合的なFXプラットフォームで、特に自動売買が得意です。EAと呼ばれる自動売買のプログラムを入手して稼働させることで自動売買が実行できます。

MT4の注意点は、まずEAはほとんどの場合、有料で販売されていること。ただし世界中のトレーダーが競ってEA開発をしているため、選択肢は非常に幅広いです。

そしてEAの中身が商品そのものなので、どういうロジックで取引されるかを使用する側が知ることはできません。よって、バックテストと呼ばれる過去の相場に対してEAを動かした場合の結果を、どう分析して運用計画を立てるかが腕の見せどころ

EA運用は、投資家自身のパソコンにインストールされているMT4が常時稼働していることが条件です。そのため、本格的にやろうとすると、VPSと呼ばれるネット上の仮想デスクトップで動かす必要があるため、その費用が月に数千円程度発生します。

ですが、EAの運用にかかる取引コストはFX会社のスプレッドのみ。証券会社のプラットフォーム利用時に発生するような追加の手数料はありません。よって、大口の運用をする場合、EA購入費用やVPSの利用代金を考慮しても、EA運用の方がコストが安くなり、利益を出しやすいケースが多いです。

疑問25:MT4によるEA(エキスパート・アドバイザー)の良い評判・口コミは?

50代男性/運用歴4年/運用資金100万円

ツールのカスタムが自由自在

テクニカル分析が高機能で、チャートツールが豊富 自由にカスタマイズできる、自動売買システムが使いやすい。

疑問26:MT4によるEA(エキスパート・アドバイザー)の悪い評判・口コミは?

50代男性/運用歴4年/運用資金100万円

初心者には難しい

高機能かつ自由度が高いというメリットが存在する反面、どうしても初心者にとってはとっつきにくく、難しいイメージを与えてしまう。

その他の自動売買

ここまで紹介した以外にも自動売買の種類は存在します。ここでは、先ほど紹介した6種類以外の自動売買について解説します。

疑問27:紹介した以外の自動売買とは?

インヴァスト証券が提供している自動売買サービスマイメイト

一風変わった自動売買として、インヴァスト証券が提供しているマイメイトがあります。

マイメイトはエージェントと呼ばれるAIが自動で売買をしてくれます。エージェントは見た目がかわいらしいため、ゲーム感覚で取引が可能です。

マイメイトの特徴は、エージェントが取引をしていくと自動で学習し続けるという点です。稼働する時間が長いほど、パフォーマンスが良くなっていく可能性があります。

エージェントは自身で作成することもできますが、他のユーザーが作成したエージェントを選ぶだけでも運用を開始できるため、運用がしやすい点もメリット。

通貨ペアの異なる複数のエージェントを稼働させるポートフォリオ運用で、リスク分散も可能です。

ただし、0.1Lot毎に1円の投資助言報酬が発生する点は注意が必要です。

マイメイトの実際のエージェント一覧
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鹿内氏はどんな運用をしている?個人的な運用法と結果を紹介

疑問28:鹿内氏が運用している自動売買は何?選んだ理由は?

2024年3月時点では、以下の自動売買を自己資金運用しています。

①マネースクエアのトラリピ(ユーロ/円とカナダドル/円の運用)

マネースクエアのトラリピでユーロ/円とカナダドル/円の運用をしていた際のポジションサマリ画面

2023年当時、流行していた運用を自分でも始めてみました。

②インヴァスト証券のトライオートFX(豪ドル/NZドルのオリジナル戦略)

インヴァスト証券のトライオートFXで豪ドル/NZドルのオリジナル戦略で運用している画面

雑誌で紹介したオリジナル設定を、せっかくだからもったいないと、自己資金で動かしています。

松井証券のリピート系自動売買(川崎ドルえもんさんのサンドウィッチ戦略)

松井証券のリピート系自動売買で川崎ドルえもんさんのサンドウィッチ戦略で運用している画面

サンドウィッチ戦略をインヴァスト証券で動かしたかったのですが、その場合には300万円ほど資金が必要であるため、まずは松井証券の少額取引口座で試しにやってみています。

④外為ファイネストのEA運用(複数のEAのポートフォリオ口座)

為ファイネストのEA運用3年目になる口座の画面

運用を始めて3年目になる口座です。2022年、軽い気持ちでそのとき持っていたEAをセットして放置していたら30%のリターンが出て、これはすごいと本気で運用開始。

⑤外為ファイネストのEA運用(村居孝美さん開発のロジツク口座)

外為ファイネストのEA運用の画面

プログラム知識なしでも構築できる自動売買を、2024年3月からスタートしています。

疑問29:設定のポイントは?

①マネースクエアのトラリピ(ユーロ/円とカナダドル/円の運用)

2023年から運用しているハーフ&ハーフの設定で、ユーロ/円は売り、カナダドル/円は買いです。クロス円の強い円安トレンドで含み損になっていますが、いずれは下がるはずなので耐えています。

②インヴァスト証券のトライオートFX(豪ドル/NZドルのオリジナル戦略)

こちらもハーフ戦略。想定内のレンジに収まっており、利益が出ています。

③松井証券のリピート系自動売買(川崎ドルえもんさんのサンドウィッチ戦略)

川崎ドルえもんさんのサンドウィッチ戦略 引用元:川崎ドルえもんさんのサンドウィッチ戦略

サンドウィッチ戦略の考え方が面白く、やってみたかったので設定してみました。

④外為ファイネストのEA運用(複数のEAのポートフォリオ口座)

単独で利回りが高い複数のEAを組み合わせて、EAごとの最大リスクを基準にロット設定をしてポートフォリオ運用をしています。

⑤外為ファイネストのEA運用(村居孝美さん開発のロジツク口座)

どういう売買ルールであるか分かった上で運用するタイプの自動売買です。勝てなくなった戦略を調整したり、停止したりして、アクティブに利益を狙います。

疑問30:運用実績は?

①マネースクエアのトラリピ(ユーロ/円とカナダドル/円の運用)

数十万円の含み損を耐えています。

②インヴァスト証券のトライオートFX(豪ドル/NZドルのオリジナルハーフ戦略)

2023年4月から1年間の運用で、20%を超える利益が出ています。

③松井証券のリピート系自動売買(川崎ドルえもんさんのサンドウィッチ戦略)

2024年2月開始。1か月経過で1%程度のリターン。まだまだこれからです。

④外為ファイネストのEA運用(複数のEAのポートフォリオ口座)

2023年は、主力EAの不調+度重なる鹿内の判断や操作ミスでほぼプラマイゼロ

2024年初、あらためて複数のEAを組み合わせてポートフォリオを構築。想定年間リターンは70%なので、今後どうなるか楽しみです。3月末までの収支は+10%程度

⑤外為ファイネストのEA運用(村居孝美さん開発のロジツク口座)

想定年間リターン140%にどこまで近い成績が出るか注目です。

疑問31:初心者が自動売買で成果を出すためのポイントは?

リピート系自動売買とEAはまったく違うタイプであることを認識しましょう。リピート系自動売買は、相場の広い範囲にあらかじめ罠を仕掛けて待つタイプ。EA型は、基本的には裁量トレードの自動化です。

どちらのタイプであっても、「どれくらい損をするのか」という、リスク面から戦略を構築するのが大原則。将来的に発生する可能性があるドローダウン(資金の落ち込み)に対して、5倍以上の資金を用意すると良いでしょう。

また、リピート系自動売買は、FX会社や実力があるインフルエンサーが設定を公開していることも多いので、大いに参考にしてみてください。

繰り返しますが、とにかくリスクは小さく!

素晴らしい自動売買でも、リスクを取り過ぎて一時的な負けで口座が崩壊するケースは非常に多いです。続ければ勝てる自動売買でも、プレイヤーが欲望に負けてロットを張りすぎれば、そのポテンシャルを活かせません。

FXの自動売買とはどういう資産運用か

自動売買を知らない人の画像

疑問32:そもそもFXの自動売買とは?

自動売買とは、文字通りツールを使って売買を自動化したFXの資産運用のことです。エントリーから決済まで一連の流れを機械がやってくれるため、投資家が相場に張り付いて注文を出す必要はありません

ちなみに自動売買の対義語は、その場の判断で投資家が臨機応変に注文を出す、「裁量トレード」です。

みんなのFX取引画面画像 自動売買イメージ 引用:みんなのFX公式サイト-みんなのシストレ

疑問33:どこまで自動化されている?

自動売買のトレードは自動化されていますが、完全にほったらかしにして自動的にお金が儲かるようなものではありません

資金管理と売買ロジックの取捨選択は投資家自身が行う必要があります。

  • どういった売買ロジックを採用するか
  • どういった売買ロジックを組み合わせるか
  • どんな資金管理で運用するか
  • いつ始めて、いつ終わるか

といった部分は投資家が決めなければならず、この判断によって勝敗は分かれます。トレードの実行は自動でも、その戦略や方針は投資家次第といえます。

FXを自動売買で運用するメリットとデメリット

ここからはFXを自動売買で運用するメリットとデメリットを解説していきます。裁量トレードに対して自動売買が何が優れていて、何が優れていないのかを整理しましょう。

疑問34:FXを自動売買で運用するメリットは?

FX自動売買のメリット画像

自動売買のメリットは大きく以下の3つになります。

自動売買のメリット3つ

  • FXの知識がなくても取引が可能
  • 時間の拘束が少ない
  • トレードと感情を切り離せる

FXの知識がなくても取引が可能

自動売買のメリットは、FXに関する深い知識がなくても売買が可能ということです。

裁量トレードの場合、ポジション売買のタイミングを決定するテクニカル分析の知識や、金融関連のニュースから今後の為替や世界情勢の動きを予測するファンダメンタルズ分析の知識が必要になります。

しかし、自動売買はポジションの売買をあらかじめ組み込まれたアルゴリズムに従って行うため前述したような相場分析をするための専門知識を学ぶ必要がありません

時間の拘束が少ない

FXは24時間取引が可能ですが、さすがに一日中チャートを見張っているわけにはいきません。

お昼は本業をしているという方ならば一日のうちトレードに取り組める時間帯は夕方くらいでしょう。

しかし、為替は日本時間の深夜あたりに変動しやすいので、副業としてトレードをしている方はトレードチャンスを逃してしまうことが多いのではないでしょうか。

その点、自動売買は24時間トレードをしてくれるので、少ない拘束時間でチャンスを増やし利益を得る確率を高めることができます

トレードと感情を切り離せる

FXをしていて失敗する原因の多くが、「損を取り戻すためにハイレバレッジで取引をおこなう」などのトレードと感情を切り離せないことにあります。

しかし、感情をコントロールし冷静な判断をできるようになるためには豊富な実戦経験が必要となり、初心者には難しいと言えます。

その点、自動売買では感情と切り離されたトレードが可能となるので、感情に揺さぶられた取引による無駄な損失を減らすことができるでしょう。

【裁量トレードの失敗のほとんどはメンタル由来?スタッフ体験談】

齋藤直人

FINANCE JOURNAL編集長:齋藤

2024年時点でFX歴6年になりますが、これまでの経験上「FXはメンタルがすべて」と言ってもいいのではないかと思っています。

FXにはさまざまな失敗パターンがあり、それらを防ぐための手段も確立しています。少し勉強しようと思えばそれらのノウハウは簡単に手に入るのに、多くの人が失敗していく。

それはなぜかというと、理屈ではわかっていても心情的に理解ができないからです。俗に言うポジポジ病、リベンジトレード、コツコツドカンといった失敗例は、すべてがメンタル由来です。そして、メンタルを鍛えるためにはかなりの時間と経験が必要です。

そう考えると、メンタル的なリスクを切り離してトレードできる自動売買は、やはりメリットが大きいと思いますね。

疑問:35 FXを自動売買で運用するデメリットとは?

FX自動売買のデメリット画像

自動売買のデメリットは大きく以下の2つになります。

自動売買のメリット2つ

  • 資金が多めに必要
  • 相場の急変動に対応できない

資金が多めに必要

自動売買は一度に持つポジション量が多く含み損が膨らみやすいため、ある程度多めに資金を用意していないとロスカットされてしまう可能性が高いというデメリットがあります。

そのため、自動売買を始めたいのならば少なくとも30万円は入金しておく必要があります。

また、自動売買ではスプレッドに加えて取引手数料が発生する会社が多く一日の取引回数も多いため、取引コストが裁量トレードに比べて多くかかります

そのため、利益を減らさないためになるべく取引手数料の少ない会社を選ぶとよいでしょう。

以下の記事ではスプレッドが低いFX口座を紹介していますので、是非ご参照ください。

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相場の急変動に対応できない

自動売買はあらかじめプログラムされたルールに基づいて取引を行いますが、為替の急変動を組み込むことは難しいため対応が追い付かない場合があり、大きな損失を被る可能性があります。

大きな損失を避け利益を増やすためには、重要指標発表時には一旦トレードをやめるといったようなリスクの見極めができる程度の知識をつけておくべきでしょう。

FXの自動売買はおすすめしない?危険?裁量トレードと比較

自動売買は危険かどうかの表現画像

自動売買と裁量トレードを、さまざまな観点から比較してみましょう。自動売買と裁量トレードとの違いが見えてくるはずです。

  • チャートへの拘束時間リスト
  • 最初に必要な資金
  • トレードの再現性
  • 緊急事態の影響
  • 反射神経、操作能力

疑問:36 チャートへの拘束時間は?

自由な時間

すでに解説した通り、チャートに縛られないため、時間的な自由が大きいのは自動売買の明確なメリットであると言えるでしょう。

疑問:37 最初に必要な資金は?

少額投資が可能なFXは、いろいろある資産運用の中でも特に初期資金が少なくて済みます。1,000通貨取引なら、数万円もあれば一通りのトレードは可能です。

ただしこれは裁量トレードの場合で、自動売買は種類によっても変わってきますが総じて裁量トレードよりは初期資金が必要になります。

疑問:38 トレードの再現性は?

自動売買は再現性が高い特徴があります。これは、同じ設定や同じ資金で運用すれば、結果もまず同じになることを意味します。実際にインフルエンサーが自身の設定を公開し、そのフォロワーがそれを参考に運用して、結果を出しているという現象が見られます

彼らと同じ設定で運用をすれば同じ結果が出ますし、資金量だけを2分の1にすれば、損益も2分の1というような調整も可能です。

特にこの傾向は、リピート系自動売買で顕著です。リピート系は売買ロジックが完全公開されているため、投資家の判断と資金管理に間違いがなければ、高い確度で長期的なリターンを狙うことも可能です。

もちろん投資である以上、絶対はありません。自動売買で大損はしないという保証もありません。自動売買で損失が出てしまうことも考えられますが、人にとっては、裁量トレードよりも自動売買の方が合っているかもしれません。

他トレーダーのランキング

FX会社も成績上位者の設定を公開

トラリピを提供しているマネースクエアでは、「トラリピマスターズ」というイベントを開催しています。こちらでは実際の運用で成績が良い方をランキング表示し、上位ランカーの設定や通貨ペアなどが公開されています。

これから自動売買を始める場合には、こういったFX会社が提供する情報も参考になるでしょう。

疑問:39 緊急事態の影響は?

自動売買は、どちらかというと一定のリズムで動いている相場に強い傾向があります。

自動売買は例外的な値動きには強くない

標準的なボラティリティ(変動幅)、規則的な値動きに最適化されることが多いため、1年に一度あるかどうかの例外的な値動きには、うまく対応できないケースが見られます。近いところでは、2020年前半の新型コロナウイルスの影響による急激な変動が該当します。

対して裁量トレードは、その場その場で直近の値動きに最適化していくスタイルですから、例外的な相場に対して例外的な行動を取ることもできます。

ただ、そのような急変動時には裁量判断がいつも以上難しくなる部分もあり、腕の差、判断力の差で、収支にも大きな差がつく傾向があります。そのため損切りなどの判断をうまくできるようにしておく必要があります。
またそういったことから自動売買はおすすめしないという人もいますが、 様々なツールを試しながら自分に合った取引方法を探すのがよいでしょう。

なお、自動売買の一つの形態であるリピート系は、値動きをするたびにポジションを追加していくスタイルですから、急落や急騰があったあと、強制ロスカットを回避して元の位置に戻ってくれば、それまでに保有したポジションはあらかた利食いになるので、大きな利益になることもあります。

疑問:40 反射神経、操作能力は?

裁量トレードのスタイルにもいろいろありますが、短期トレードを繰り返す場合は、その時点での判断を常にしなければなりません。また素早い操作が必要になることもあるため、反射神経や素早い操作能力が必要です。いわばスポーツ的な能力が必要になるということです。

それに対して自動売買は、じっくり戦略を練る必要はありますが、瞬時の判断は求められません。

FXの自動売買に関するよくある質問

自動売買のQ&A画像

疑問:41 自動売買はいくらからできますか?少額でもできますか?

自動売買も裁量トレードと同様に「理論上の最低資金」と「現実的な運用を考えた資金」は異なります。理論上は数千円の少額からも始められますが、ロスカットのリスクを減らしつつ現実的な利益を狙っていくのであれば、数十万円~100万円以上の資金を考えておいた方がいいでしょう。

ちなみにマネースクエアのトラリピは、公式サイトで以下のような計算式を紹介し、いくつかの資金の目安を挙げています。仕掛ける本数やレンジ幅の設定によって必要資金は変わりますが、参考になるはずです。


仕掛けたい通貨ペアの現在レート×1,000×仕掛ける本数÷レバレッジ

  • 1ドル105円、本数50本、レバレッジ2倍の場合
    105×1,000×50÷2=262.5万円
  • 1ドル105円、本数50本、レバレッジ3倍の場合
    105×1,000×50÷3=175万円
  • 1NZドル70円、本数50本、レバレッジ2倍の場合
    70×1,000×50÷2=175万円
  • 1NZドル70円、本数50本、レバレッジ3倍の場合
    70×1,000×50÷3=87.5万

疑問:42 自動売買ツールは無料ですか?有料ですか?

現時点で、ほとんどの自動売買のツールは有料と考えていいでしょう。

まず、プログラムを使う際にスプレッドとは別に手数料がかかるか、スプレッド自体が裁量トレードより広くなっているケースがあります(つまり実質的なツール利用料)。FX会社が提供している自動売買は、ほとんどがこのタイプです。

もう1つはMT4の自動売買で、こちらはEAと呼ばれる自動売買のプログラムを有料購入することが普通です。そのかわり、売買ごとのコストは基本的に発生しません

多少のコストを支払っても、なおリターンが得られる可能性があるのなら、積極的に自動売買を活用すべきといえます。

自動売買が絡んだ詐欺まがいの行為に注意

自動売買が絡んだ詐欺まがいの行為に注意

TwitterなどのSNS上で、FXの自動売買を放置するだけで爆発的な利益が出るような話で勧誘するケースには要注意です。

全てとはいいませんが、こういった発信の多くは、質が低いFXの自動売買にユーザーを誘導し、発生したトレードから紹介者が見返りを得るスキームであることが多いです。トレードさえしてくれれば結果はどうなっても良いので、過激なキャッチコピーで人を集めます。

FX全体や自動売買の仕組みをしっかり勉強し、こういった詐欺まがいの話に飛びつくことがないよう注意しましょう。

疑問:43 自動売買は儲かる?裁量トレードとどっちが勝てるの?

自動売買と裁量トレードとどちらが勝てるのか

初心者はこういった質問で「明確な回答」を求めてしまいがちですが、FXに限らず全ての投資において、「他の投資より明らかに優れている」というものはありません。

重要なのは運用する人との相性で、投じられる資金や時間、目標とする利益、体力やITスキルなど、総合的に判断することで、本人が無理なく続けられる資産運用を選ぶことが重要です

また相場に拘束されがちな裁量トレードと、空き時間を作りやすい自動売買をどちらも行う考え方もあります。

リスクをかけすぎず、実際に自動売買をやってみたという口コミやブログをみながらいろいろな商品を試してみると良いでしょう。

疑問:44 自動売買はスマホアプリでできるの?

この記事で紹介した、トラリピトライオートFXループイフダンみんなのシストレは、スマホアプリでも設定や運用開始、口座の確認が可能です。

MT4にもスマホアプリはありますが、こちらでは自動売買はできません。ただし、同一のアカウントに複数の端末からログインして状況の確認はできるため、VPS上で動いている自動売買の口座確認はスマホアプリからでもできます。

疑問:45 勝率とは?

全トレードのうち、プラス収支で終わるトレードの割合です。もちろん高い方が勝ちトレード回数が多く有利です。ただし、+0.1pipsというようなほとんどプラマイゼロの結果でも、勝ちにカウントされます。

勝率だけで判断するのは危険で、損益比率と合わせて見ることが大切です

疑問:46 損益比率

「リスクリワードレシオ」とも呼ばれる、勝つ場合の利益と、負ける場合の損益の比率です。平均利益÷平均損失で求められ、勝ち平均が100pips、負け平均が100pipsなら1、勝ち平均が200pips、負け平均が100pipsなら2となります。

この数字が大きいほど、勝ちトレード1回の利益が多いことになります

勝率とセットで考えるのが基本で、基本的に勝率を求めると損益比率が下がる、勝率が低くてもいいなら損益比率が上がるというように、両者は反比例する関係にあります

疑問:47 プロフィットファクター(PF)

プロフィットファクター(PF)の公式

総利益÷総損失で求められます。1より大きければトータルで利益、小さければトータルで損失になっています。まずはこれが1以上であることが、その自動売買を運用するための最低条件となります

疑問:48 EA選びのコツがしりたい!無料のEAでも勝てますか?

無料のEAなら勝てないというわけではありません。反対に、有料のEAなら絶対に勝てるというわけでもありません。

EAの選びのコツは価格ではなく、まずはバックテストとフォワードテストを参考にしましょう。両方がなるべく長期間において、利益を出しているEAを選ぶ方が良いかと思います。

また、運用したいEAがどんなロジックなのかを理解しておくことも大切です。トレードスタイル、利確と損切りライン、取引頻度などを把握しておくこともEAを運用していくうえでは重要な要素です。

EAを選ぶ際は価格を重視するのではなく、ロジック、バックテスト、フォワードテストを確認することが大切です。

疑問:49 バックテストとフォワードテストの違いはなんですか?

バックテストとは過去の相場で動かした場合、どれくらいの損益が発生したのかを検証することです。

例えば、2010年から2020年の10年間をバックテストする場合、2010年から2020年の相場でEAを稼働させていたら利益が出たのか、それとも損失になったのかをシミュレーションするということです。

バックテストはMT4やMT5で可能です。ただし、バックテストをするためにはヒストリカルデータと呼ばれる過去の相場データをFX会社などから入手する必要があります。

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フォワードテストとは、リアル口座やデモ口座でEAを稼働させ、実際の相場でどのくらいのパフォーマンスを発揮するのかを検証することです。

実際の相場で動かすため、バックテストよりも正確なパフォーマンスを確認することができます。

EAはバックテストだけでは実際にどのくらいのパフォーマンスを発揮できるのか正確に判断できないケースがあり、バックテストでは非常に良い成績なのにフォワードテストでは全く振るわないというものもざらにあります。

そのため、バックテストとフォワードテストを比較し、双方のパフォーマンスが良いEAを選ぶ方が無難です

フォワードテストとバックテストが分からないようなEAは、パフォーマンスが分からないので、EA初心者は運用しない方が無難だと思います。

ただし、フォワードテストとバックテストは絶対ではありません。両方のパフォーマンスがどんなに良くても、今後の相場次第では損失を出す可能性があることは理解しておきましょう。

疑問:50 EAを稼働させるのにVPSは使った方がいいですか?

EAで運用する場合は、MT4もしくはMT5を稼働させておく必要があり、そのためにはPCを常に立ち上げておかなければいけません。

PCを24時間365時間稼働させておけるならVPSは必要ありませんが、電気代やPCの消耗など現実的ではないので、EAを稼働させるならVPSを使った方が良いでしょう。

VPSを利用してEAを運用していれば、仮にWindowsの更新や停電などでPCがシャットダウンしても、EAは稼働し続けられます。

ただし、VPSを使用するにはランニングコストが発生するため、利用する前にどのくらいの費用なのかを確認しましょう。

■代表的なFX専用のVPSサービス

お名前.comデスクトップクラウド FX自動売買専用VPS 引用元:お名前.comデスクトップクラウド FX自動売買専用VPS シン・クラウドデスクトップ for FX 引用元:シン・クラウドデスクトップ for FX

FXの自動売買に関するまとめ

  • FXの自動売買は、大きく分けて「リピート系」と「プログラム系」がある
  • 国内FX会社が提供しているのはリピート系が多い
  • 自動売買は裁量トレードよりも資金が必要だが、再現性が高い
執筆者
鹿内武蔵

FX雑誌『外国為替』編集長・株式会社tcl代表取締役

鹿内武蔵

2022年創刊のFX雑誌『外国為替』編集長。

FX編集者歴は長く、2008年より『FX攻略.com』元副編集長として、取材・編集・執筆に携わる。多くの勝ち組トレーダーや証券会社を取材してきた経験を活かし、FXが国民的投資になることを目標に、FX、投資ライターとして活動中。

株式会社tcl代表として各種メディアで執筆しているほか、自身もトレーダーとしてFXの運用も行っている。好きなテクニカル分析はボリンジャーバンド。

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記事の編集責任者

齋藤直人

FINANCIAL JOURNAL編集長

齋藤直人

編集者歴20年以上。主に紙媒体で編集経験を積み、趣味系雑誌4誌の編集長を歴任。

雑誌の特集記事だけでなく、企業とのタイアップ企画、地域活性化事業への参画など、コンテンツ制作力を活かして幅広いフィールドで活躍。国会議員、企業の重役、スポーツ選手、芸能人などジャンルを問わず幅広いインタビュー経験を持つ。

FXトレーダー歴も5年以上あり、好きなトレードスタイルはスイングトレード。これまでの最大勝ち幅は1500pips

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