FXで外貨両替をする方法は?一番お得なのはFXという説を徹底解説

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海外への旅行や出張の多い人なら、「外貨両替の手数料」は誰しも気になるのではないでしょうか。両替する場所によって手数料はけっこう違うので、金額が多い人にとっては馬鹿になりません。

この記事では、さまざまな両替方法を紹介するとともに、もっともお得なFXでの外貨両替の方法を解説しています。

海外へ行く機会の多い人はぜひ参考にしてください。

もっとも手数料が安い外貨両替の手段

単純に手数料を比較した場合、もっとも安いのはFX会社を利用した場合です。
ただすべてのFX会社が対応しているわけではないので、外貨両替サービスのあるFX会社で口座を開設する必要があります。

この記事でわかること

  • FX会社を利用した場合、米ドルの1通貨あたりの手数料は0.2円(原則固定・例外あり)といった水準
  • 外貨両替に対応しているFX会社は、GMO外貨、マネーパートナーズなど
  • 旅慣れた人なら、現地での両替も選択肢の一つ

目次

外貨両替はFXが一番お得?おすすめの両替方法5選

海外旅行に行く前に、現地で使うための外貨を用意しておきたい人のためにあるのが外貨両替サービスです。出国前に日本国内で外貨両替をする方法は、主に5つあります。

この記事を読んでいる方にとって重要なのは、この5つの方法のうちどれが一番お得(低コスト)なのか?ではないでしょうか。

最初に結論から述べると、日本国内でできる外貨両替のうち、条件に当てはまれば最もお得なのはFXを利用した方法です。このことを踏まえつつ、主要な5つの外貨両替方法について紹介しましょう。

なお、出国前の外貨両替にこだわらないのであれば、海外現地でできるお得な方法もあります。これについては、記事の末尾で紹介します。

FXを利用した外貨両替

FXといえば投資商品の一種で、2つの通貨を組み合わせた「通貨ペア」を売ったり買ったりすることで利益を狙うものという認識の人がほとんどではないでしょうか。

実際にそうなのですが、FX会社のなかにはFXの仕組みを利用して外貨両替ができるサービスを提供しているところもあります。

FX取引と同じ要領で外貨を買い、その外貨を現物として受け取ることで外貨両替ができます(通常のFX取引では現物のやり取りは発生しません)。ここで紹介している方法のなかでは最も低コストなので、それについては詳しく後述します。

街頭両替機での外貨両替

インバウンドとも呼ばれる訪日外国人が増加していることを受けて、日本国内の主要な観光地や大都市の繁華街などで両替機を見かけることが多くなりました。

これらの多くは外国人が手持ちの外貨を日本円に両替するためのものですが、なかには日本円から外貨への両替が可能な機種もあります。

この両替機を利用すると、日本円を主要な外貨に両替することができます。

外貨両替機の画像

金券ショップでの外貨両替

街なかにある金券ショップでも外貨の現物が販売されていることがあります。販売されているのは米ドルやユーロ、中国の人民元などです。

目の前にある現物を購入するのでとても簡単ですが、「300ドル」「500ドル」などのようにパック売りになっていることが多く、希望する金額を正確に指定できない点では「外貨両替」というより「外貨購入」と認識したほうがよいかもしれません。

国内銀行での外貨両替

三菱UFJ銀行などの大手メガバンクやSMBC信託銀行などの信託銀行、さらに有力な地方銀行などでは外貨両替を受け付けています。

金券ショップと違って希望する金額を正確に両替することができますが、例えば米ドルであれば片道の手数料が少なくとも1円以上になるため、コストは高めです。

近年ではネットバンキングを利用することによってさらにコストを安くできますが、それでもFXと比べると高い水準です。

空港で外貨両替

ほとんどの場合、海外旅行に行くためには空港を利用します。国際線が就航している空港には外貨両替窓口があるので、この窓口を利用すると外貨の両替が可能です。

ただし多くの場合、空港にある外貨両替窓口は銀行や専門の両替業者が運営しています。そのため、手数料は銀行と同水準もしくはそれよりも高いので、やはりコストはかさんでしまいます。

空港での両替サービスは「トラベレックス」のように両替を専門にしている業者が運営していることもありますが、やはり他の方法と比べると手数料は高い部類に入ります。

初心者にとっては利用しやすい手段ですが、慣れた人はコスト面が気になるところでしょう。

外貨両替でかかる手数料

主要な外貨両替方法を紹介した上で、次に気になるのは両替の手数料でしょう。FXが最もお得であることはすでにお伝えしましたが、実際にはどれくらいの手数料になるのでしょうか?

ここではFX、銀行、空港、金券ショップの4つで比較してみました。

FX、銀行など主な外貨両替手数料を比較

FX、銀行、空港、金券ショップの外貨両替手数料を、それぞれ一例として比較してみました。対象通貨は、最も両替需要の多い米ドルです。

両替方法(窓口)
米ドルの片道両替手数料(1通貨あたり)
FX(マネーパートナーズFX) 0.2円
銀行(三井住友銀行) 0.5円(インターネット・モバイル)/1円(店頭・電話)
空港(トラベレックス) 5.76円
金券ショップ(大黒屋) 4.53円

近年では大手メガバンクなど銀行勢が手数料を引き下げていますが、それでもなおFXの方が安いといえます。

ちなみに空港や金券ショップのレートは、いずれも2023年5月1日時点でトラベレックスと大黒屋が提示している「日本円から米ドル」の両替レートから同日の米ドル/円為替レート(仲値)を差し引いた差分を算出して手数料としています。

いずれも利便性が高い両替方法といえますが、コスト面ではかなり不利になっていることが分かります。

一番お得なのはFXであることがわかる

先ほどの一覧表を見れば、「FXが一番安い」ことが実感できます。何度も海外に行く人や両替額が大きい人などはコストの差が大きくなるので、FXでの外貨両替を検討してもいいかもしれません。

それほど両替をする金額が大きくないとしても、国によっては日本人の予想を上回るような物価高になっていることもあるため、少しでも外貨両替の手数料を抑えて外貨の「仕入れ」をお得にしておくことをおすすめします。

外貨両替サービスがあるFX会社4選

FX会社の本業は、投資家向けに通貨ペアの売買サービスを提供することです。そのため、すべてのFX会社に外貨両替サービスがあるわけではありません。

ここでは外貨両替サービスを提供している4つのFX会社を紹介し、特徴や優位性などについて解説します。

FXで外貨両替をする場合、どのFX会社を選ぶかの判断材料としてお役立てください。

また、外貨両替以外でも利用を検討している人は、FXおすすめ口座を徹底紹介!比較ランキングで自分に合ったFX口座を発見も参考にしてみてください。

GMO外貨

GMO外貨のバナー画像

大手ITグループであるGMOインターネットの一員としてFX取引サービスを提供しているGMO外貨は、FX業界でも知名度の高い業者です。

外貨両替の面で優位性となるのは、取り扱い通貨の多さや手数料の安さ、外貨受け取りまでの期間の短さ(スピードの速さ)です。ただし出金手数料が一律1,500円かかるので、一度に多くの外貨を両替したほうがお得感が大きいでしょう。

両替をした外貨を受け取るには外貨口座が必要なので、GMO外貨だけでなく外貨預金ができる口座を用意しておく必要があります。

GMO外貨の外貨両替の特徴
取り扱っている外貨の種類 米ドル
ユーロ
カナダドル
英ポンド
スイスフラン
日本円、豪ドル
ニュージーランドドル
香港ドル
米ドルの片道手数料 0円(FXのスプレッドが実質的な手数料)
ユーロの片道手数料 0円(FXのスプレッドが実質的な手数料)
出金手数料 1,500円
両替できる通貨単位 1,000通貨
※香港ドルのみ1万通貨単位
外貨の受け取り方法 外貨預金口座から出金

マネーパートナーズ

数あるFX会社のなかでも外貨両替に力を入れているマネーパートナーズには、外貨両替に関してユニークなサービスがあります。

以前は空港で現金を受け取るサービスもあったほど独自性の強い外貨両替サービスでしたが、現在は空港受け取りは終了しています。

マネーパートナーズにはマネパカードというプリペイドカードが用意されており、両替した外貨をこのマネパカードにチャージすることで海外ATMから引き出すことができます。

月1回までであれば出金手数料も無料なので、空港受け取りこそなくなってしまいましたが、依然として利便性の高さは健在です。

マネーパートナーズの外貨両替の特徴
取り扱っている外貨の種類 米ドル
ユーロ
カナダドル
英ポンド
スイスフラン
オーストラリアドル
ニュージーランドドル
香港ドル
シンガポールドル
米ドルの片道手数料 0.2円
ユーロの片道手数料 0.2円
出金手数料 月1回までは無料
両替できる通貨単位 1通貨
外貨の受け取り方法 外貨口座からの出金
マネパカードへのチャージ

セントラル短資FX

セントラル短資FXの外貨両替サービスは、手数料など一連のコストがとても安いことが目を引きます。

片道の手数料が0.1円というのはFX会社のなかでも最安値です。また、出金手数料が三井住友銀行とみずほ銀行であれば無料になるので、この2行に口座がある人は最もお得に外貨両替をすることができます。

その一方で両替できる通貨単位が1万通貨なので、例えば米ドルであれば100万円以上の両替が最小単位となります。その意味で、セントラル短資FXは大口利用者向けといえるでしょう。

セントラル短資FXの外貨両替の特徴
取り扱っている外貨の種類 米ドル
ユーロ
カナダドル
英ポンド
スイスフラン
オーストラリアドル
ニュージーランドドル
米ドルの片道手数料 0.1円
ユーロの片道手数料 0.1円
出金手数料 500円(1万通貨あたり)
両替できる通貨単位 1万通貨
外貨の受け取り方法 外貨預金口座から出金

マネックス証券(FX PLUS)

マネックス証券では、FX取引サービスであるFX PLUSで外貨両替ができます。

取り扱い通貨が少ないことや出金手数料が高いことなどの理由から、上記3社と比べるとあまりおすすめ度は高くありません。

すでにマネックス証券に口座がある人であれば、「今すぐ両替できる」というメリットがあります。

マネックス証券の外貨両替の特徴
取り扱っている外貨の種類 米ドル
ユーロ
米ドルの片道手数料 0.2円
ユーロの片道手数料 0.2円
出金手数料 2,000円
両替できる通貨単位 1,000通貨
外貨の受け取り方法 外貨預金口座から出金

FXで外貨両替をするための5ステップ

ここでは、実際にFX口座を使って外貨両替をする手順を解説します。FX会社の口座がない人を想定して解説していくので、FXのことは全く知らない、口座も持っていないという人もご安心ください。

やることは、5つです。たった5つのステップでFXのメリットをいかしつつ外貨両替ができます

なお、ここでは外貨両替に役立つFX口座としておすすめのマネーパートナーズFXを例に解説を進めていきます。

ステップ① FX口座を開設

FXの投資経験がない、FXの口座がないという人は、まずFX会社に口座開設の申し込みをしましょう。ただし外貨両替サービスのあるFX会社でなければならないので、口座開設の対象は前章で紹介した4社です。

口座開設にあたっては本人確認書類とマイナンバーが分かる書類が必要になるので、事前に用意しておくとスムーズ。

また、ほとんどのFX会社ではスマホを使った本人認証ができます。この方法が最も早くてお手軽なので、スマホがある人はぜひその方法を活用してください。

口座開設フォームは、それぞれのFX会社のホームページの分かりやすいところにボタンがあります。それをクリックして、あとは画面の指示に従って手続きを進めてください。

ステップ② 口座に日本円を入金

FX口座の開設が完了したら、次は外貨両替したい分の日本円を入金します。

マネーパートナーズにはクイック入金機能があるので、この機能を使うと瞬時に銀行口座から資金を移動できます。ただしクイック入金を利用できる銀行は決まっているので、以下の画像をもとにお使いの銀行があるかどうかチェックしてみてください。

マネーパートナーズのHP画像
引用元:外貨両替、現受け、現渡しの方法(マネーパートナーズ)

なお、マネーパートナーズには少額取引用のnanoという口座もありますが、外貨両替が利用できるのは通常の口座のみです。入金先を間違えないようにしましょう。

ステップ③ 両替を依頼

FX口座内で日本円を外貨に両替します。マネーパートナーズの場合は「クイック発注ボード」から手続きをします。クイック発注ボードにある「外貨両替」を選択し、両替の画面に進みます。

以下の流れで手続きが進むので、画面の指示に従って必要事項を入力・選択します。

マネーパートナーズのHP画像
引用元:外貨両替、現受け、現渡しの方法(マネーパートナーズ)

手続きの最後には、確認の画面が表示されます。
ここで「両替を実行する」をクリックすると、日本円が外貨に両替されます。

マネーパートナーズのHP画像
引用元:外貨両替、現受け、現渡しの方法(マネーパートナーズ)

ステップ④ 外貨での出金依頼

両替した外貨を受け取るには、外貨預金口座に送金して銀行で出金するやり方が一般的です。

マネーパートナーズの場合はマネパカードにチャージをして海外で引き出す方法があるので、マネーパートナーズで外貨両替をする場合はこのやり方が最も便利です。

他社を含めて外貨預金口座から出金する場合は、それぞれのFX口座の取引画面で両替した外貨を指定した外貨口座に振替(移動)の手続きをします

ステップ⑤ 外貨を受け取る

外貨預金口座から受け取る場合は、両替した外貨を振り替えた口座のある銀行に出向き、窓口で外貨の出金をすれば両替完了です。

マネーパートナーズには以前、空港受け取りサービスがありました。海外旅行の出国時に利用する空港で受け取ればとても便利だったのですが、今もマネーパートナーズにはマネパカードへのチャージで外貨を引き出せるやり方があるので、こちらもおすすめです。

FXで外貨両替をするメリット

ここで改めて、FXで外貨両替をするメリットを整理しておきましょう。ここまでの解説の通り、両替コストがとてもお得であることは最大のメリットですが、FXの外貨両替にはそれ以外のメリットもあります。

何といっても低コスト

何といっても低コスト、これはFXで外貨両替をする際に得られる最大のメリットです。

この記事を読んでいる方も、そのメリットがあるからこそFXで外貨両替をするための情報を収集されていることでしょう。

ここで紹介したFX会社の多くは両替手数料が0.1円や0.2円ですが、それ以外のやり方だと1円や4円、5円といった別次元の手数料です。コスト重視であれば、FXよりも有利なやり方を見つけるのは難しいでしょう。

お得なレートを見極めて両替できる

外国為替市場は、時差の関係で常に世界のどこかで取引が行われています。そのためFXも平日のほぼ24時間いつでも取引できることが魅力の1つとなっています。

FX会社を使った外貨両替だと、このように24時間常に為替レートが変動しているなかで有利なレートを見極めて発注ができます。

銀行など別の方法だと、為替レートが変動するのは1日に1回です。同じ日であっても昼よりも夜のほうが為替レートが有利になっていることもありますが、それをしっかりと両替に反映できるのはFXの強みです。

一度口座を作っておけばあとは簡単

FXを利用した外貨両替について、最初に口座を開設する作業が手間だと感じた人は多いのではないでしょうか。

しかし口座開設が必要なのは最初の1回だけで、2回目以降は口座内での簡単な操作でいつでも外貨両替ができるようになります。

何度も海外旅行に行く人や外貨が必要になる頻度が高い人は、FX口座を作っておいて有利な為替レートの時に前もって両替をしておくとお得です。

FXで外貨両替をするデメリット

メリットの次には、FXで外貨両替をする際のデメリットや注意点について解説します。
特に注意したいのは、「時間がかかる」というFX特有のデメリットです。

FX会社の口座開設が必要

銀行や金券ショップなどで両替をする場合、口座など事前に用意するものは特にありません。両替したい日本円があればすぐに両替ができます。

しかし、FXの場合はそうはいきません。口座を開設してそこに日本円を入金してはじめて両替が可能になります。投資としてのFXに興味がない人にとっては、この手間が面倒に感じるかもしれません。

ただ、口座開設の手続き(個人情報の入力)に必要な時間は最短で10分程度で、即日の口座開設が可能。最初に口座を作ってしまえばあとは手軽です。

この手間を惜しまなければコスト面でのメリットがとても大きいので、外貨両替を何度も利用する人にはおすすめです。

外貨を手にするまでに時間を要する

ただいずれにせよ、「時間がかかる」というのは、FXでの外貨両替で必ず押さえておくべきポイントです。

窓口や両替機だけで完結できる他の方法とは違って複数の手順を踏む必要があるので、場合によっては時間がかかります。

海外旅行に行く日が決まっているのに外貨両替が間に合わないといったことがないよう、時間に余裕をもって手続きをする必要があります。

もっとも、慣れてくるとFXを利用した外貨両替の手続きがスムーズになるので、最短でその日のうちに外貨を手にすることもできるようになります。

FX会社によって両替できる通貨が異なる

投資としてのFX取引サービスでは多くの通貨ペアを取り扱っているFX会社であっても、そのすべてが外貨両替の対象であるとは限りません。

おおむねどのFX会社も外貨両替の対象にしているのは米ドル・ユーロなどメジャーな通貨ばかりなので、マイナーな通貨を両替したい場合はFXによる方法では難しいかもしれません。

GMO外貨やマネーパートナーズは比較的取り扱い通貨が多いので、米ドルやユーロ以外の外貨に両替したい場合は、これらのFX会社を検討してみてはいかがでしょうか。

少額だとかえってコストが高くつく

FX会社によっては、出金手数料を設定している場合があります。出金手数料は両替をする金額に関係なく発生するので、少額の両替をする場合にはかえってコストが高くなる可能性があります。

何度も外貨を使う予定があるのであれば、一度にまとめて両替をしたほうがコストメリットがあります。

FX以外の方法でお得に外貨両替をしたい場合

ここまでの解説はすべて、出国前に日本でできる外貨両替の方法です。出国前の外貨両替だけで比較するとFXが最有力ですが、「とにかくお得に外貨両替をしたい」という場合は海外現地での両替も視野に入れるべきでしょう。

ただし、ここで紹介する方法は一般的に旅慣れている人向けです。海外現地で両替に時間を割きたくない、うまく両替できる自信がない、両替できなかったときにお金が足りなくなることに不安を感じるという人は、やはり出国前にFXを利用するのが最も無難でお得です。

海外現地の「両替屋地帯」を探そう

世界各国からの旅行者が多く集まる国や都市には、両替屋が密集しているエリアがあります。こうした「両替屋地帯」をうまく見つけて利用すると、少なくとも現地では最も有利な為替レートで両替ができます

香港であれば、重慶大厦(チョンキンマンション)が有名。尖沙咀という九龍半島の先端近くにある繁華街に建つ複合ビルです。

旅慣れた人たちの間ではとても有名で、1階に多くの両替屋がひしめいています。ただし重慶大厦であっても便利な場所にある両替屋ほどレートが不利なので、ビル内奥に入っていくと有利なレートを提示している両替屋を見つけることができます。

こちらは、重慶大厦1階の風景です。このように各店は大きく世界各国の通貨の両替レートを表示しているので、これを見比べて最も有利なレートの店を利用すると両替コストを抑えられます。

両替屋の画像
筆者撮影

こうした「両替屋地帯」は、世界各地にあります。タイの首都であるバンコクには、チットロム駅の近くにベストレートであると評判の両替屋があります。

このように向かい合って類似した両替屋同士が張り合っているような場所では競争原理が働くので、お得に両替ができます。

街並みの画像
筆者撮影

クレジットカードのキャッシング、即返済

キャッシング機能が付いているクレジットカードで、「PLUS」や「Cirrus」といった国際ブランドが付いているものであれば、海外現地のATMでキャッシングサービスを利用できます。

もちろんキャッシングなので利用したら返済が必要で、返済時には利息が上乗せされます。

しかし借り入れをしている期間が短ければ上乗せされる利息も少ないので、海外現地ではキャッシングによって外貨を調達し、帰国後すぐに繰り上げ返済すると実質的にお得な外貨両替ができます。

外貨両替をきっかけにFXの世界も見てみよう

この記事では少しでもお得に外貨両替をしたいと考えている人に向けて、最も低コストな方法であるFXを提案し、解説しました。

外貨両替のためとはいえ、せっかくFXの口座を開設したのですから、この機会にFXそのものにも目を向けてみてはいかがでしょうか。

FXは外国為替市場で取引されている通貨同士を通貨ペアとして取引する投資商品で、為替レートの変動による差益と、スワップポイントと呼ばれる金利に近い収入を狙うことができます。

手持ちの資金に対して最大で25倍まで運用規模を大きくすることができるため投資効率が高く、リスク管理を適切にしておけば安定的かつ大きな利益を狙えることが魅力です。

この機会にFXに興味がわいてきた人は、損失してもストレスのかからない程度の少額資金でFXの世界を体験してみてはいかがでしょうか。

また、ほとんどのFX会社ではデモトレード(仮想の通貨を用いたトレード)体験ができます。デモトレードであれば、資金をまったく使わずトレード体験ができるので、まずはそいちらから試してみるのもおすすめです。

外貨両替に関するまとめ

  • 外貨両替の手数料がもっとも安いのはFX
  • 口座開設の手間がある、時間がかかるというデメリットはあるが、コストが気になる人にはおすすめの手段
  • 旅慣れた人なら現地での両替も選択肢の一つ

エンジニアやWeb制作などIT系の職種を経験した後にFXと出会う。初心者として少額取引を実践しながらファンダメンタルやテクニカル分析を学び、現在は自動売買を中心に運用中。FXだけでなく日米のETFや現物株、商品などの投資に進出し、長期的な視野に立った資産運用のノウハウを伝える記事制作に取り組む。初心者向けの資産運用アドバイスにも注力し、安心の老後を迎えるために必要なマネーリテラシー向上の必要性を発信中。

鹿内武蔵

FX雑誌『外国為替』編集長・株式会社tcl代表取締役

鹿内武蔵

2022年創刊のFX雑誌『外国為替』編集長。

FX編集者歴は長く、2008年より『FX攻略.com』元副編集長として、取材・編集・執筆に携わる。多くの勝ち組トレーダーや証券会社を取材してきた経験を活かし、FXが国民的投資になることを目標に、FX、投資ライターとして活動中。

株式会社tcl代表として各種メディアで執筆しているほか、自身もトレーダーとしてFXの運用も行っている。好きなテクニカル分析はボリンジャーバンド。

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記事の編集責任者

齋藤直人

FINANCIAL JOURNAL編集長

齋藤直人

編集者歴20年以上。主に紙媒体で編集経験を積み、趣味系雑誌4誌の編集長を歴任。

雑誌の特集記事だけでなく、企業とのタイアップ企画、地域活性化事業への参画など、コンテンツ制作力を活かして幅広いフィールドで活躍。国会議員、企業の重役、スポーツ選手、芸能人などジャンルを問わず幅広いインタビュー経験を持つ。

FXトレーダー歴も5年以上あり、好きなトレードスタイルはスイングトレード。これまでの最大勝ち幅は1500pips

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