銀行の投信販売状況

今日の日経新聞に、銀行が販売する投資信託の運用損益に関する記事が出ています。

この記事の中で次のようなくだりがあります。

3月末時点で損益がプラスの顧客は三井住友銀行では約6割、みずほ銀行で5割強であった。売却して利益を確保した顧客は含まないため、実際に損益がプラスの顧客の比率はもっと高い可能性はあるが、「まずまずの数字だ」(みずほ銀行)。

利益の出ている顧客が5割強なのに「まずまず」ですか!?

3月末時点での損益であり、利益が出て売却した顧客は含まれていません。2月には世界的に株式が下がった影響もあるでしょう。

それでも、、、

利益の出ている顧客が半分強しかいないのに「まずまず」なのでしょうか。。。

 

販売会社の姿勢がより見えるのは以下のグラフです。

(金融庁調べ)

このグラフからは、手数料の高い商品(販売会社が儲かる商品)を多く販売しているのか、コストの比較的低い商品を多く販売しているのか、そのコストに見合った成果が出ているのか、といったことが一目瞭然です。

金融庁が本気で「顧客本位の業務運営」を求めているのはとても良い事です。金融界も変わりつつはあります。

しかし、何よりも重要なのは、当然ですが、自分にとって「成果が出ているのか」「期待した収益が挙がっているのか」ですよね。この点についてはまた次回書きます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です