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1,000通貨から取引を始めたい!FX会社7選とメリット・デメリット
更新日時:
「1,000通貨で取引をしたいけど実際いくらから始められるの?」
「まずはFX取引に慣れるところから始めたい」
FXを始める際、このように考える方も多いのではないでしょうか。
1,000通貨で取引が可能なFX会社であれば必要な資金は約20,000円*です。理論上の最低資金は約4,000円*ですが最低限必要なギリギリの証拠金の為おすすめしません。
*米ドル/円を想定、資金に余裕がないとレバレッジが高くなり、リスクが高まるため、ここではレバレッジを5~6倍程度に収める場合の金額を記載しています。
*レバレッジ25倍で1通貨100円の取引をした場合
以下の表では実際に1,000通貨取引をする際に必要な金額をまとめてみました。
資金(レバレッジ) | 米ドル/円 | ユーロ/円 | ポンド/円 | 豪ドル/円 |
---|---|---|---|---|
必要な資金 (1倍) | 11万円 | 13万円 | 15万1,000円 | 8万1,000円 |
必要な資金 (5倍) | 2万2,000円 | 2万6,000円 | 3万200円 | 1万6,200円 |
*為替レート×1,000(取引数量)÷レバレッジ=必要証拠金にて算出
*米ドル/円=110円、ユーロ/円=130円、ポンド/円=151円、豪ドル/円=81円で算出(2021年9月9日時点のレート)
*「レバレッジ」とは資金に対して利益率(損失率)を高めることができるFXの仕組み。基本的に、倍率が高ければ高いほどリスクも高まります。
このように、1,000通貨取引に対応したFX会社であれば、少額資金でも大きなレバレッジを効かせずに取引できるでしょう。
この記事では、1,000通貨取引に対応したFX会社を紹介。押さえておくべきポイントやメリット、デメリットについて解説していきます。
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GMOインターネットグループのFX会社。使いやすいスマホアプリを提供 | |
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独自のシンクタンクをもっており、初心者向けの情報コンテンツが充実 | |
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LINEアカウントと連携してニュースや通知の受け取りが可能 | |
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「通貨強弱」や「ヒートマップ」など独自に提供している指標あり | |
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JASDAQに上場している老舗FX会社。取り扱い通貨ペア数は50種類と豊富 | |
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100通貨からトレードでき、より少額からの投資が可能 | |
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業界最小の1通貨からトレードが可能 | |
*ボタンをクリックすると記事の該当見出しへ移動します。
目次
FXの1,000通貨とは

「~通貨」とは取引する際の単位のことです。例えば「1,000通貨」なら、「米ドル/円」を1,000米ドルから買ったり売ったりすることができます。
取引の単位は、FX会社の取引画面ではロット(Lot)が使われることが多く、この取引単位が小さいほど少額から始められることになります。
1,000通貨なら少額でFX取引ができる
最小の取引単位は各FX会社によって異なります。以前は「1万通貨」がスタンダードでしたが、近頃では1,000通貨単位での取引を採用するFX会社が増え、中には「100通貨」や「1通貨」から取引できるFX会社も存在します。
少額でFXを始めたい方にとって、ありがたい環境になっているといえるでしょう。
それでは、実際に1,000通貨ではどれくらい少額で取引できるのかを見ていきましょう。
(例)米ドル/円が100円のときの1万通貨、1,000通貨での取引
証拠金1万円の場合 | ・1万通貨…トレードできない ・1,000通貨…トレード可能だがレバレッジ10倍とやや高め |
---|---|
証拠金5万円の場合 | ・1万通貨…トレード可能だがレバレッジ20倍とかなり高め ・1,000通貨…トレード可能(レバレッジ2倍) |
証拠金10万円の場合 | ・1万通貨…トレード可能だがレバレッジ10倍とやや高め ・1,000通貨…トレード可能(レバレッジ1倍=なし) |
上記のとおり、1万円の証拠金でも1,000通貨なら取引可能です。ただその場合レバレッジが10倍とやや高めなので、もう少し証拠金を用意したいところ。5万円あれば、レバレッジ2倍のトレードが可能になります。
いずれにせよ「1,000通貨なら、何十万~何百万円という資金がなくてもトレード可能」というのがおわかりいただけるのではないでしょうか。
証拠金とは
FX取引を始める際に必要となる担保としての資金のこと。
レバレッジとは
証拠金の額面以上の取引ができる仕組みのこと。基本的に倍率が高ければ高いほど強制ロスカットされやすくなるので、初心者はレバレッジなしか低めに抑えておいた方がいいでしょう。
ちなみに「米ドル/円」が1ドル100円のときに1万通貨で取引する場合、最低限必要な証拠金は4万円ですが、1,000通貨の場合は4,000円です。 1,000通貨であれば、1万通貨の10分の1の資金で取引できるというわけです。
なお、必要証拠金は以下の計算式で求めることができます。
為替レート×取引数量÷レバレッジ=必要証拠金
100円(レート)×1万通貨(取引数量)÷25(レバレッジ)=4万円 |
100円(レート)×1,000通貨(取引数量)÷25(レバレッジ)=4,000円 |
※日本国内ではレバレッジ比率は最大で25倍までと定められています。
1,000通貨なら大金は不要!
リーマンショックが起きた2008年ごろのFXといえば1万通貨取引が主流で、レバレッジをかけずに運用するには100万円ほどの資金が必要でした。実際「そんなに余剰資金がない」という理由でFXを諦めていた人もいました。
それから13年ほどが経過し、1,000通貨から取引できるFX会社はかなり増え、今やそれが当たり前になりました。
豊富な資金がある人には1,000通貨取引は無用かもしれませんが、自己資金があまりない人やFX初心者から見れば資金的なハードルが一気に下がり、参入しやすくなったのは間違いありません。
1,000通貨は何ロット(Lot)?
ロット(Lot)は取引単位として利用されるFX用語ですが、FX会社によって最小ロット(Lot)単位がそれぞれ異なるので注意が必要です。
通貨・ロット比較表
一般的に1ロット(Lot)といえば1万通貨で、その場合は1,000通貨が0.1ロット(Lot)になります。
しかし、ヒロセ通商のように1ロット(Lot)を1,000通貨としているFX会社も存在するほか、FXTFなどのMT4口座(標準)では1ロット(Lot)=10万通貨と定められています。取引を始める前に、そのFX会社の取引ルールを確認するようにしましょう。
取引数量(通貨・ロット)の決め方
FXで取引可能な数量は、「資金をいくら用意できるか」「レバレッジを何倍にするか」を決めると算出できます。取引数量は以下の計算式で求めることが可能です。
証拠金÷為替レート×レバレッジ=取引数量
1ドル=100円として、資金とレバレッジの関係を計算してみます。
資金を10万円用意できる場合
取引したいレバレッジ取引数量10倍 | 1万通貨 |
5倍 | 5,000通貨 |
1倍(=なし) | 1,000通貨 |
資金を100万円用意できる場合
取引したいレバレッジ取引数量10倍 | 10万通貨 |
5倍 | 5万通貨 |
1倍(=なし) | 1万通貨 |
取引数量とレバレッジは密接に関係しており、証拠金を増やさずに取引数量を多くするとレバレッジが高くなり、低く抑えたいのであれば取引数量を少なくする必要があります。
また、同じ値幅であった場合でも、損益額は取引数量によって増減します。同じ資金でもレバレッジを高くすると取引数量が大きくなることから、当然に損益額は大きくなり、低くすれば損益額は小さくなります。
運用資金に対してどのくらいの取引数量で取引するか、すなわちレバレッジ比率を何倍にするのかをコントロールすることが、相場でうまくやっていくコツです。
1,000通貨取引するにはいくら必要?
ここでは、実際に1,000通貨取引するとき、いくら必要なのかを通貨ペア別にまとめました。1,000通貨取引で必要な証拠金は以下の計算式で簡単に求めることができます。
為替レート×1,000(取引数量)÷レバレッジ=必要証拠金
1,000通貨取引金額 |
1,000通貨取引金額 |
|
---|---|---|
*米ドル/円=110円、ユーロ/円=130円、ポンド/円=151円、豪ドル/円=81円、ユーロ/米ドル=1.1800ドル、ポンド/米ドル=1.3800ドル、豪ドル/米ドル=0.7400ドル、ユーロ/ポンド=0.8600ポンドで算出後、1の位を四捨五入
(2021年9月9日時点のレート)
上の表にあるとおり、「米ドル/円」ではレバレッジ1倍(=レバレッジなし)で1,000通貨の取引をする場合は11万円必要になりますが、最大レバレッジ(25倍)を効かせると4,400円で取引できるようになります。
通貨ペアによって取引金額に大きな差があり、「豪ドル/円」なら「ドル/円」の0.7倍程度で済みますが、「ポンド/米ドル」では「ドル/円」の約1.4倍の取引金額が必要になります。どの通貨ペアを選ぶかで取引に必要な金額は大きく変わることを覚えておきましょう。
なお、ここで紹介した「レバレッジ25倍」の金額はあくまでそのポジションをもつために最低限必要なギリギリの証拠金です。実際に取引する場合は、その数倍の資金を最低ラインと考えておきたいところです。
1,000通貨でコツコツ取引するといくらの利益・損失になる?
損益額シミュレート
続いて、1,000通貨で取引した場合にだいたいどのくらいの損益になるかを見ていきます。
「米ドル/円」「ユーロ/円」「ユーロ/米ドル」「ユーロ/ポンド」それぞれの、1銭(1pips)、10銭(10pips)、50銭(50pips)、1円(100pips)の値動きを表にまとめました(各種取引コストは含みません)。
なお、1,000通貨取引の損益額は基本的に以下の計算式で求めることができます。
値幅(決済約定価格-新規約定価格)×1,000(取引数量)=損益額
米ドル/円の場合
ユーロ/円の場合
「米ドル/円」や「ユーロ/円」など円が絡む通貨ペアでは、基本的に1円動いたら1,000円の損益になります。
その2分の1となる50銭の値動きなら500円、10分の1となる10銭の値動きなら100円、100分の1となる1銭の値動きなら10円です。
ユーロ/米ドルの場合
1pipsの値動き | 10pipsの値動き | 50pipsの値動き | 100pipsの値動き | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
*米ドル/円=110円で算出
ユーロ/ポンドの場合
1pipsの値動き | 10pipsの値動き | 50pipsの値動き | 100pipsの値動き | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
3,000通貨 | ||||||||
*ポンド/円=150円で算出
一方、「ユーロ/米ドル」や「ユーロ/ポンド」といった円が絡まない通貨ペアに関しては、円に変換するためのレートがそのときいくらかによって損益額が変動します(詳しくは後述)。
1,000通貨取引では、「ユーロ/米ドル」は「米ドル/円=110円」なら100pips動くと1,100円の損益に、「ユーロ/ポンド」は「ポンド/円=150円」の場合、100pips動くと1,500円の損益になります。
pipsとは
FXの各種通貨ペアで共通に使用される値動きの単位のことを「pips(ピップス)」と呼びます。pipsを用いることで、異なる通貨ペアであっても「~pips変動」というように、どれだけの値動きがあったのかを統一して表すことが可能です。
pipsは「Percentage in point」の略で、最小通貨単位の1%という意味をもちます。「米ドル/円」や「ユーロ/円」など円が絡む通貨ペアにおける1pipsは100分の1円(1銭)に相当し、米ドルでの1pipsは100分の1セント、つまり0.01セントです。
例えば、「米ドル/円」のレートが108.22円から108.27円に変動した場合は5pips(5銭)上昇、「ユーロ/米ドル」のレートが1.2065ドルから1.2062ドルに変動した場合は3pips(0.03セント)下降したことになります。
日本円以外の通貨ペアの計算方法
日本円が絡まない通貨ペアの損益額を計算する場合は、円に変換するため一手間かかります。
具体的には、先に紹介した計算式「値幅(決済約定価格-新規約定価格)×1,000(取引数量)」で求めた金額に円換算レート(通貨ペアの右側の通貨と円を組み合わせた通貨ペアのレート)を掛けます。
それでは、1,000通貨で「ユーロ/米ドル」と「ユーロ/ポンド」を以下の条件で取引した場合の損益額を求めてみましょう。
円換算レートは
「ユーロ/米ドル」の場合:
右側が米ドルなので米ドルと円の通貨ペアである「米ドル/円」に、
「ユーロ/ポンド」の場合:
右側がポンドなのでポンドと円の通貨ペアである「ポンド/円」になります。
ここでは「米ドル/円」を110円、「ポンド/円」を150円として計算します(各種取引コストは含みません)。
「ユーロ/米ドル」を1.2065ドルのときに買って1.2095ドルのときに決済し、30pipsの値幅を獲得した場合の損益額0.0030(値幅)×1,000(取引数量)×110(米ドル/円レート)=330円 |
0.0500(値幅)×1,000(取引数量)×150(ポンド/円レート)=7,500円 |
このように計算すれば、円換算した損益額を求めることができます。
1,000通貨取引のメリット
少ない資金でFX取引ができる
先にも述べましたが、1,000通貨取引の最大のメリットは少ない資金でFXを始められることです。
FXで余裕をもって運用するには、1万通貨や10万通貨の取引では数十万から数百万円必要になりますが、1,000通貨取引なら5万円程度(レバレッジ比率は2倍程度)の余剰資金があれば十分始められます。
FXに限らず、投資は余剰資金(生活費や非常時に備えて残しておくお金を差し引いた資金)で始めるのが大前提ですが、5万円程度の資金であればためることができるのではないでしょうか。
また、1,000通貨取引であっても、大切な自分の資金を投じるので緊張感をもってトレードに臨むことができ、デモトレードでは得られない経験を積めるメリットもあります。
5万円、10万円という少額資金で始めようと思うなら、レバレッジを大きくせざるを得ない1万通貨のFX会社を選ぶのではなく、1,000通貨取引できるところで始めてみるのが良いでしょう。
メンタルへの負荷が少ない
いきなり大きな取引数量でFXを始めてしまうとメンタルへの負荷が大きくなり、デモトレードではできていたことができなくなる(利益が小さく、損失が拡大する「利小損大」に陥る)というのもよくある話。
これは少額でFXを始めようと思っている人ほど陥りやすいので注意しなければなりません。
1,000通貨単位の取引であれば、低レバレッジでリスクを抑えることができるためメンタルがブレにくく、ルールどおりに淡々とトレードをこなしやすくなります。
FX取引に慣れるまでは、ポジションをもっていることを忘れるくらいの少ない取引数量でトレードするよう心掛けましょう。
細かい単位の資金管理ができる
1,000通貨取引は資金管理の面でもメリットがあります。
取引の最小単位が1万通貨の取引口座では当然1万通貨ずつしか取引数量を増やすことができませんが、1,000通貨のところであれば3,000通貨、5,000通貨、7,000通貨、1万5,000通貨という具合に1,000刻みで取引単位を決めることが可能で、これにより以下の3つのメリットを享受できます。
細かい取引数量の調整一度に大きな数量で取引するのではなく、買い増しなど複数回に分けて分割エントリーすることができます。 |
1万通貨を1つの通貨ペアに投資するのではなく、5種類の通貨ペアに2,000通貨ずつ投資するといった分散投資が可能になります。 |
細かい単位で追加投資ができるので、利益分の再投資がやりやすくなります。 |
1,000通貨取引のデメリット
1,000通貨取引では、利益額が少なくて物足りなく感じてしまい、ついつい無謀な取引数量やレバレッジにしたり、トレードルールを守れなくなったりすることがデメリットといえます。そうなると必然的にマイナスのトレードが増えていき、最悪の場合、相場から退場となる可能性もあるので注意が必要です。
対策としては、利益を出せるようになってから取引数量を上げていくことです。FXでは利益を出せるトレードルールを構築することが重要で、それを守ってコツコツと利益を積み上げていくのが理想的なトレードといえます。
自分自身にあったトレードルールが定まっていない段階で取引数量を上げて大金を投じるのは、リスクが大きすぎるためおすすめできません。
4つのステップで一人前のトレーダーを目指す
FXで利益を上げられるトレーダーになるためには、以下の4ステップを1つずつクリアしていく必要があります。
ステップ(1)バックテスト(検証)
バックテストとは、自分のトレードルールを過去の値動きに当てはめ、どんな成績になるかを検証する作業です。
ステップ(2)デモトレード(フォワードテスト)
デモトレードでは、自分の資金ではなく仮想的な資金を使い、本番さながらの環境でFX取引を行います。実際(将来)の値動きを使って検証する作業のことをフォワードテストといいます。
ステップ(3)少額投資(1,000通貨以下)
バックテスト、デモトレードをクリアしたら、本番環境で1,000通貨以下の少額投資を行い、きちんと利益を上げられるかどうかの検証やメンタル面への影響を体験します。
ステップ(4)運用金額の増額
少額投資で一定期間プラスの収益を出せれば、徐々に取引数量を増やしていきます。そこで成績が思わしくなければ、トレードルールを改めて再度(1)に戻ります。まずは(1)~(3)を順にクリアしていき、実績を積んだらステップ(4)に進むのが基本です。
なお、(3)の少額投資は最終試験みたいなもので、ここで良い成績が残せるのをしっかり確認してから(4)の本気の運用に移行することが大切です。(1)~(3)を飛ばしていきなり(4)に行くのではなく、必ず(1)から順番に進めましょう。
1,000通貨から取引できるおすすめのFX会社5選
ここでは、1,000通貨から取引できるFX会社の中でも代表的な5社を紹介します。
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GMOフィナンシャルホールディングスの子会社。使い勝手に定評のあるスマホアプリを提供 | ||
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独自のシンクタンクをもっており、初心者向けの情報やセミナーが魅力 | ||
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JASDAQに上場している老舗FX会社。取り扱い通貨ペア数は50種類と豊富 | ||
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LINEアカウントと連携してニュースや通知を受け取ることが可能 | ||
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「通貨強弱」や「ヒートマップ」など独自に提供している指標あり |
少額から取引できるFX口座についてはこちらの記事でも紹介しています。
FXはいくらから始められる?少額から取引できる口座5社比較
外貨ex byGMO

GMOフィナンシャルホールディングスが提供するFX取引サービスということで、知名度と信頼感を兼ね備えているのが強みです。
豊富な通貨ペアを1,000通貨から取引できるほか、スマホアプリが高機能で使いやすく、スワップポイントも高水準*と、初心者から上級者まで満足できる取引環境が整っています。
また、取引するたびにPayPayボーナスまたは現金がもらえるキャンペーンなど、各種キャンペーンが充実しているのも特筆すべきポイントです。
*スワップポイントを比較した記事はこちら
外貨ex byGMOのメリット
・レバレッジコースを選択できる
外貨ex byGMOでは、最大レバレッジを「1倍・5倍・10倍・25倍」の4つから選ぶことができます。これにより、ハイレバレッジの取引ができない状態を設定することが可能です。
・分析用としてMT4チャートが使える
外貨ex byGMOが独自に提供している取引ツールだけでなく、世界中のトレーダーが使用しているチャート分析ソフト「MT4」も使用することができます。
外貨ex byGMOのデメリット
・MT4で注文はできず、自動売買も利用できない
外貨ex byGMOのMT4には、発注機能がありません。つまりMT4は分析専用で、発注は外貨ex byGMOの取引ツールを使うことになります。またMT4ユーザーの中にはEA(エキスパートアドバイザー)というソフトを使って自動売買をする人も多くいますが、こういった使い方も外貨ex byGMOのMT4ではできません。
外為どっとコム

2002年からFX取引サービスを提供し、業界を長くけん引してきた外為どっとコムは、情報配信力の高さが特徴。
為替レートや為替ニュース、経済指標、取引データ、FXレポートなど、トレードに役立つ情報を網羅した「外為情報ナビ」という情報コンテンツや、FX・投資を学べる「マネ育ch」が用意されており、初心者に優しいFX会社といえます。
1,000通貨取引にも対応しており、「ロスカットシミュレータ」というツールを使えば、必要証拠金やレバレッジを簡単に確認することが可能です。
外為どっとコムのメリット
・スマホアプリがハイスペック
外為どっとコムのスマホアプリ「GFX」は2021年10月にリリースされた最新版アプリで、22種類のテクニカル指標、12種類のライン描画機能などパソコン並みのスペックを誇っています。
・情報コンテンツが豊富
外為どっとコムは情報サービスが充実しているFX会社としても有名です。「外為どっとコム総合研究所」という独自のシンクタンクによる研究結果を発表したり、「マネ育チャンネル」というFXの勉強に最適なサイトも運営しています。
外為どっとコムのデメリット
・支払いスワップがやや大きい
強いてデメリットを挙げるとすれば、スワップポイントの受け取り・支払いの差が大きい(マイナスが大きい)点がデメリットです。日をまたがずに決済するデイトレードであれば関係ありませんが、ポジションを長期保有するつもりでトレードする場合は、スワップポイントを確認しておきましょう。
ヒロセ通商

FX専業会社としては珍しく東証JASDAQに上場しており、FX業界でも高い知名度があります。
取り扱い通貨ペア数は50種類と、日本のFX会社では最多の水準。スキャルピングを公認しており、短期売買を行いたい方には有力な選択肢の一つといえるでしょう。
また注文方法が27種類と豊富な点も見逃せないポイントで、「BID判定買(ASK判定売)逆指値注文」や「他通貨トリガー注文」といった他社にはない特殊な注文方法を利用できます。
計算ツールも用意されていて、レバレッジや取引数量、損益などを簡単に算出することが可能です。
ヒロセ通商のメリット
・スキャルピング(超短期売買)が公認されている
すでに解説しているとおり、ヒロセ通商はスキャルピングを公認している数少ないFX会社です。分単位(場合によっては秒単位)でポジションを決済するような超短期トレードは多くのFX会社で禁止されているので、ヒロセ通商のような会社は貴重です。
・51種類の通貨ペアが取引可能
ヒロセ通商で取り扱っている通貨ペアは、日本のFX会社としては最多レベルの51種類。ノルウェークローネ、ポーランドズロチ、ハンガリーフォリントといったマイナーな通貨も取引できます。
ヒロセ通商のデメリット
・メジャー通貨のスワップポイントが少ない
ヒロセ通商のスワップポイントは、南アフリカランドやメキシコペソなど高金利通貨に対しては魅力的ですが、米ドルやポンドなどのメジャー通貨に関しては多くありません(2022年6月時点)
LINE FX

国内最大級のユーザー数を誇る「LINE」と野村證券の親会社である「野村ホールディングス」が共同で開発したFX取引サービスで、LINEと連携した便利な機能がいくつも用意されているのが特徴。
LINEとの連携で相場の急変動、経済指標、指定レート、入金や出金など口座関連の通知などが受け取れるほか、LINEから直接取引ツールにアクセスすることもできます。
米ドル/円を筆頭に主要通貨ペアのスプレッドも狭く設定されています。
LINE FXのメリット
・スマホ(LINE)ならではの強みを活かしたトレードが可能
LINEの手がけるFXサービスなので、やはりスマホとの親和性が高いのがメリットです。すでに解説しているとおりFXに関するさまざまな情報がLINEと連動しているため、外出先でもアクティブにトレードが可能です。
・PCの取引ツールもハイスペック
LINE FXは2021年から「LINE FX Pro」という取引ツールを提供しているので、PC派のユーザーも快適な取引環境を手に入れることが可能。21種類のテクニカル指標や高いカスタマイズ性を備えており、自分好みの設定にすることができます。
LINE FXのデメリット
・デモトレードがない
2022年6月現在、LINE FXはデモトレードのサービスを提供していません。トレードの練習ができないのは残念ですが、スマホアプリは口座開設をしていなくても無料でダウンロードできるので、取引画面などを確認することは可能です。
みんなのFX

みんなのFXは、トレイダーズ証券が提供するFX取引サービス。スプレッドの狭さと高水準のスワップポイント、高い約定力、24時間対応のコールセンター※など、トレーダーのニーズを満たすサービスがそろっています。
※コロナウイルスの影響で2021年9月現在10~17時に変更また、世界の各通貨の強弱が一目でわかる「通貨強弱」「ヒートマップ」といったトレードに役立つツールを利用できるのもメリットです。
みんなのFXのメリット
・独自の分析ツールや「トレーディングビュー」を使える
すでに触れているとおり、みんなのFXは「通貨強弱」や「ヒートマップ」という、他社にはない独自の分析ツールを提供しています。また分析用のチャートとして「トレーディングビュー」という、世界中のトレーダーが利用しているツールを利用することもできます。
・自動売買やバイナリーオプションも可能
みんなのFXは、「みんなのシストレ」という自動売買や「みんなのオプション」というバイナリーオプションのサービスも提供しています。そのため「FXの裁量トレード以外にも興味がある」という人にも最適です。
みんなのFXのデメリット
・スマホアプリのスペックがやや劣る
みんなのFXが提供しているスマホアプリは、テクニカル指標がトレンド系4種類・オシレーター系4種類。基本的な指標は揃っていますが、他社アプリと比較すると若干の物足りなさがあります。ただこの弱点は「トレーディングビュー」が使えることになり解消されたともいえるでしょう。
1,000通貨未満で取引できるFX会社
少額取引に対応しているFX会社の中には、100通貨単位や1通貨単位で取引を始められるところもあります。ここでは1,000通貨未満で取引できる代表的な3社を紹介します。
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業界最小の1通貨からトレードが可能。スプレッドも業界最狭水準 | ||
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1通貨から取引できる会社のひとつ。レバレッジを4つのコースから選択することも可能 | ||
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100通貨からトレードでき、より少額からの投資が可能 |
SBI FXトレード

金融サービスを幅広く展開する大手SBIグループのFX専業会社で、2021年オリコン顧客満足度®調査において「FX取引初心者部門1位」を獲得しています。最大の特徴は、なんといっても1通貨から取引できる点です。
「米ドル/円」であれば約5円の証拠金から取引できるので、初心者がFXを体験するにも適しているといえます。また、業界最狭水準のスプレッドと最良水準のスワップポイントも同社の強みです。
取引するにあたり、「ロスカットシミュレーション」で必要証拠金を事前に確認することができます。
SBI FXトレードのメリット
・1通貨から取引が可能
SBI FXトレードの最少取引単位は「1通貨」。言うまでもなく、1,000通貨の会社よりもはるかに少額での取引が可能です。「1,000通貨でも怖い。もっと少額で練習したい」という人には最適なFX会社といえるでしょう。
・FXで積立ができる
SBI FXは「積立FX」という独自のサービスも提供しています。定期的に購入した外貨を長期保有してスワップポイントや為替差益を狙うもので、コツコツと運用をしたい人におすすめです。
SBI FXトレードのデメリット
・デモトレードがない
SBI FXトレードには、仮想資金を使って取引体験ができる「デモトレード」がありません。しかし1通貨の取引であれば、円相場が1円動いたときの損益は1円。ここまで少額であれば「ほぼデモ感覚」といってもいいでしょう。
松井証券(MATSUI FX)

1通貨から取引できる会社としては、SBI FXトレードの他に松井証券があります。国内では実質的にこの2社しか1通貨に対応していないので、「できるかぎり少額でやりたい」という人はこの2社から選ぶことになるでしょう。
松井証券は証券会社として非常に長い歴史を持っているため、「名前は聞いたことがある」という人が多いのではないでしょうか。そういった「大手としての安心感」を求めている人にもおすすめの会社です。
松井証券(MATSUI FX)のメリット
・1通貨から取引が可能
すでに解説しているとおり「1通貨」での取引が可能なので、1,000通貨の会社よりもはるかに少額でFX取引を体験することができます。
・レバレッジを4つのコースから選択可能
レバレッジを「1倍・5倍・10倍・25倍」の4つのコースから選択することができます。つまりハイレバレッジな取引にならないように設定できるので、リスクの高い取引を避けたい人にも向いています。
松井証券(MATSUI FX)のデメリット
・デモトレードの機能が制限されている
デモトレードがあること自体はメリットとも言えますが、デモ機能に関してはかなり制限されており、他社のデモトレードのように「仮想資金を使っている以外はほぼリアルトレードと同じ環境」というわけではありません。松井証券は1通貨から取引できるので、リアルで練習した方がいいかもしれません。
マネーパートナーズ

東証一部に上場するマネーパートナーズグループを親会社にもち、その高い信頼性と顧客のニーズに合ったサービスで多くのトレーダーから高評価を得ているFX会社です。
マネーパートナーズには2種類のFX取引サービスがあり、「パートナーズFX nano」なら100通貨から取引することができるため、数百円からFX取引が可能です。また「パートナーズFX」では、預け入れた株式をFXの証拠金として利用できる「代用有価証券サービス」という珍しいサービスも提供しています。
マネーパートナーズのメリット
・100通貨から取引できる
マネーパートナーズの最少取引単位は、1,000通貨でも1通貨でもなく、その間ともいえる「100通貨」。100通貨の取引なら、円相場が1円動いても損益は100円。十分に少額のトレードができるといっていいでしょう。
・スプレッドが業界最狭レベル
近年のマネーパートナーズは低スプレッド戦略に振り切っており、米ドル/円のスプレッドは0.0銭。その他もユーロ/円0.2銭、豪ドル/円0.2銭、ポンド/円0.4銭など、業界では最安レベルです。「とにかくスプレッド(取引コスト)を安くしたい」という人におすすめです。
マネーパートナーズのデメリット
・スワップポイントが期待できない
低スプレッドが魅力のマネーパートナーズですが、反面、スワップポイントは期待できません。他社と比較してみても「受け取りスワップは少なく、支払いスワップは大きい」という状態なので、スワップポイント狙いの運用には向きません。また支払いになるポジションを持って日をまたぐ場合にも注意が必要です。
まとめ
- 1,000通貨なら少額からFXトレードが可能
- 少額で始め、コツコツ取引をすることで経験を積むことができる
- 1,000通貨なら細かい単位で資金管理を行うことができる
- 検証から段階を踏んで慎重に運用を始めることが大事