GMOクリック証券の評判・口コミは?FXトレーダーへの調査で分かったメリット・デメリット
更新日時:

GMOクリック証券は、口座数802,523(2023年9月時点)の国内最大手のFX会社で、ファイナンスジャーナル編集部が独自に行った3,000人調査によって最も人気の高いFX会社であることも判明しました。
この記事では、GMOクリック証券の評判・口コミやメリット・デメリット、PCとスマホの取引ツールなどを解説します。
この記事に書いてあること
たった1分で診断
自分に合ったFX口座を診断してみる当メディアでは、金融庁に「金融商品取引業者」として登録されている会社のみを紹介しています。無登録の会社はいっさい掲載しておりません。
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目次
GMOクリック証券(FXネオ)はどんな会社?総合評価を解説

口座数 | FX口座数802,523(2023年9時点) |
---|---|
おすすめ初期資金 | |
口座開設日数 |
-
会社名 GMOクリック証券株式会社 (GMO CLICK Securities, Inc.) 登録番号 関東財務局長(金商)第77号 所在地 東京都渋谷区道玄坂1-2-3 渋谷フクラス 代表者 代表取締役会長 高島 秀行
代表取締役社長 鬼頭 弘泰資本金 43億4,666万3,925円 参照:公式サイト/会社概要
※GMOクリック証券は「金融庁:登録等を受けている業者一覧」に掲載されているFX会社です。
GMOクリック証券の特徴
- 2022年10月から最小取引単位が1,000通貨に
- 業界最大手のFX口座数の実績と信頼性
- 業界最狭水準のスプレッドを安定的に提示(米ドル/円 0.2銭*)
- 「プラチナチャートプラス」や「GMOクリック FXneo」など、総合証券会社ならではの豊富な取引ツールが6種類
* スプレッドは原則固定
GMOクリック証券は現役トレーダー3,000人が最もおすすめした証券会社
編集部が現役トレーダー3,000人に対して行った調査で、最も人気を得ていたFX会社がGMOクリック証券です。調査の結果をまとめたものが以下のグラフになっています。

-
調査対象 現在FXの取引を行っている男女3,000人
(男性77.4%女性22.6%・平均年齢47.05歳)調査地域 全国 調査主体 ファイナンスジャーナル編集部 調査委託先 株式会社ディーアンドエム 調査期間 2023年5月 PDF FXトレーダー3,000人調査
GMOクリック証券の基本スペックを大手FX会社と比較
他社と基本的なスペックを比較し、表にまとめてみました。これをもとに、GMOクリック証券の特徴を解説していきます。
おすすめのFX口座についてさらに詳しく知りたい方は下記の記事も参考にしてみてください。
【大手FX会社 比較表】
会社名 | 口座開設者数 | 最小取引単位 | スプレッド (米ドル/円) |
Mac対応 | 口座開設 |
---|---|---|---|---|---|
![]() 公式サイト |
◎ 802,523 |
〇 1,000 |
〇 0.2銭 |
〇 | 公式サイト |
![]() |
△ 300,000 |
◎ 1 |
◎ 0.18銭 |
〇 | 公式サイト |
![]() |
〇 449,858 |
〇 1,000 |
〇 0.2銭*1 |
〇 | 公式サイト |
![]() |
〇 596,217 |
〇 1,000 |
〇 0.2銭 |
〇 | 公式サイト |
![]() |
〇 478,361 |
〇 1,000 |
〇 0.2銭 |
〇 | 公式サイト |
![]() |
◎ 900,000 |
△ 10,000 |
〇 0.2銭 |
〇 | 公式サイト |
GMOクリック証券の評判・口コミ
GMOクリック証券の口座を開設済で実際に運用歴のあるトレーダーへ独自アンケートを実施しました。
-
調査
日時2023年8月16日~8月23日 調査
方法クラウドワークス 調査
対象GMOクリック証券でFX取引をしている人 有効
件数9件
GMOクリック証券の良い評判・口コミ

まず、GMOクリック証券についての良い評判を紹介します。
GMOクリック証券の良い評判・口コミ
- 全体的にスペックが高い
- 専用ツール(プラチナチャート)が便利
- スプレッドが狭く、スワップが高い
50代男性/無職/FX歴5年以上/運用資金500万
全体的にスペックが高い
スプレッドが狭く、スワップポイントが高め、約定力も高く総合力に優れている
30代男性/会社員/FX歴2~3年/3運用資金30万
専用ツールが便利
専用ツールのプラチナチャートがとても便利。豊富な描写やテクニカルで初心者から上級者まで利用しやすいです。
40代男性/建築業/FX歴5年以上/運用資金300万
スプレッドが狭く、スワップが高い
スプレッドが非常に狭くてスワップポイントが高いので、無駄なコストを抑えながら取引ができ助かっています。
ポイント
- 約定力、スプレッドなど基本的なスペックは高水準な証券会社
- 専用ツールであるプラチナチャートの分析力が高い
- 狭いスプレッドと高いスワップポイントのおかげで、取引コストを最小限にすることが可能
GMOクリック証券の悪い評判・口コミ

続いて、GMOクリック証券の悪い評判を紹介します。
GMOクリック証券の悪い評判・口コミ
- ロスカット時に追証が発生する
- スワップポイントが他社に負けている
- ツールが複雑で使いにくい
50代男性/無職/FX歴5年以上/運用資金500万
ロスカット時に追証が発生する
トレール注文機能がないこと、ロスカット時に追証が発生すること。
30代男性/会社員/FX歴2~3年/運用資金30万未満
スワップポイントが他社に負けている
システム面では素晴らしいと思いますが、スワップポイントに関して言えば、みんなのfx、外為ドットコムなどに負けています。デイトレード向きの口座のように感じます。
40代男性/建築業/FX歴5年以上/運用資金300万
ツールが複雑で使いにくい
ツールの機能性が高過ぎて逆に使いにくいですし、あまりにも複雑で暫く利用していても未だに慣れない印象を受けています。
ポイント
GMOクリック証券のデメリット3つを解説

GMOクリック証券のデメリットと考えられる3つの項目について解説します。総合力が強みの証券会社なので、FXに絞って評価するとサービスに「きめ細かさ」を感じにくい部分があるかもしれません。
ロスカット手数料が発生する
ロスカットとは、FX会社が決める一定のラインに含み損が達した時点で、さらなる損失を拡大させないために取引を強制的に終了させる仕組みのことです。保有しているポジションとは逆方向に相場が動いてしまい、含み損が大きくなって証拠金が維持できない水準になると、FX会社は自動的に(強制的に)ロスカットを発動します。
日本国内のFX会社はおおむね強制ロスカットが発動したとしてもポジションを決済するだけなのですが、GMOクリック証券ではロスカットが発動すると手数料が発生します。これは日本国内のFX会社では珍しいことです。
これはもちろん、強制的に発動されたロスカット時のみに発生します。含み損の拡大を防ぐために自ら出した損切り注文は「強制ロスカット」ではないので、手数料は発生しません。
ロスカットになると、証拠金の大部分を失うことになります。ただでさえ資金を減らすことになるわけですが、その上で手数料が発生するのですから、事前のリスク管理はより一層重要といえます。
ワンポイント
強制ロスカットは、預けている資産以上の損失を負わないための「緊急措置」です。FX会社側としても、顧客が口座残高以上の損失を被った場合、その金額を個別対応して徴収しなければなりません。
そんな事態を防ぐための緊急措置なので、そもそも強制ロスカットが発動しないようなトレードをすることが大切です。 GMOクリック証券の強制ロスカット手数料は気になるところかもしれませんが、「手数料があろうがなかろうが、この制度を一度も使わないでトレードを続けることが当たり前」と思っておきましょう。
情報力が他のFX会社と比較すると強くない
GMOクリック証券は情報力においてそれほど強いとは言えない部分があります。
GMOクリック証券で利用できる情報サービスは、「FXi24」と「ダウジョーンズ」のニュース配信です。これらはいずれも外部のニュース配信サービスを使ったものなので、GMOクリック証券独自のものではありません。
FXのトレード技術をこれから上達させていきたい人にとっては独自のコンテンツや情報発信も重要になります。その点においてGMOクリック証券は特に独自のコンテンツを配信していないので、すでにある程度の知識や技術を持った人向けのFX取引サービスと考えたほうが良いのかもしれません。
ファンダメンタルズを重視したい人には外為どっとコムがおすすめです。独自の情報コンテンツである「マネ育ch」では、毎日更新されるFXレポートや初心者向けの解説動画を利用できます。

そのため、「マーケットの最新情報をインプットしたい」「動画で楽しくFXについての基礎知識を身につけていきたい」という方は外為どっとコムで口座開設をするのがおすすめです。
一度の注文量と建て玉上限が少ない
GMOクリック証券には、一度に出せる注文量の上限と、建て玉(保有ポジション)の上限が少ないという特徴があります。
数十万円規模でFX取引をしている投資家(つまり大半の投資家かもしれません)にとってはあまり気にしなくても良い上限ですが、数百万円規模、もしくはそれ以上でトレードをしたい投資家にとってはこの上限がネックになることがあります。
1回の注文あたりの上限は100万通貨までであり、これは他社と比較すると少ないレベルです。
GMOクリック証券と他社の比較 | ||
---|---|---|
FX会社 | 1回の注文量の上限 | 建て玉の上限 |
GMOクリック証券 | 100万通貨 | 4,000万通貨 |
IG証券 | 原則上限なし | 原則上限なし |
外為どっとコム | 500万通貨 | 5,000万通貨 |
IG証券は注文量の上限がないということを考えると、GMOクリック証券の上限が少ないことがお分かりいただけると思います。
ただし、「Exモード」といって最大発注数量を大きくすることができるモードで発注すると、上限は500万通貨になるので、5倍規模まで拡大することができます。
*スプレッドは原則固定、例外ありGMOクリック証券のメリット6つを紹介

GMOクリック証券の「FXネオ」を利用するメリットを5つご紹介します。総合力に定評のある証券会社ですが、メリットはユニークなものばかりです。
- スワップポイントが全体的に高水準
- PC/スマホツールが使いやすい
- 信託保全は4行で安全性が高い
- 一つの口座で複数の金融商品が取引可能
- 「くりっく365」での取引も可能
- 電話での問い合わせが可能なため安心
スワップポイントが全体的に高水準
スワップポイントとは、2か国の通貨の間に金利差が生じている場合に、その差額を調整する額のことです。例えば、2023年10月時点でトルコの政策金利は30%で、日本では-0.1%のマイナス金利が維持されています。つまり、両国の間には金利差があります。金利が低い国の通貨を売り、金利が高い国の通貨を買っている場合、そのポジションを保有する日数に応じて一定の金額を受け取ることができます。
GMOクリック証券は全体的にスワップポイントが高く、スワップポイント狙いの長期運用にぴったりのFX会社です。スワップポイントを狙った長期運用をしたい方、低コストの運用からFXを始めたい初心者の方にはGMOクリック証券がおすすめだといえます。
FX会社 | トルコリラ/円 1日の付与額 (年間の試算) |
メキシコペソ/円 1日の付与額 (年間の試算) |
南アフリカランド/円 1日の付与額 (年間の試算) |
米ドル/円 1日の付与額 (年間の試算) |
特徴 | 詳細 |
---|---|---|---|---|---|---|
![]() 公式サイト |
○ 130円 47,450円 |
○ 260円 94,900円 |
○ 180円 65,700円 |
○ 198円 72,270円 |
スワップポイントも高い業界最大手 | 公式サイト |
![]() 公式サイト |
◎ 300円 (109,500円) |
◎ 300円 (109,500円) |
◎ 200円 73,000円 |
◎ 240円 87,600円 |
新サービス「LIGHTペア」のスワップは業界最高水準 | 公式サイト |
![]() 公式サイト |
○ 150円 (54,750円) |
○ 251円 (91,965円) |
○ 161円 (58,765円) |
○ 195円 (72,270円) |
高いスワップポイントと狭いスプレッドを両立している | 公式サイト |
![]() 公式サイト |
△ 20円 (7,300円) |
△ 200円 (73,000円) |
△ 70円 (25,550円) |
○ 190円 (69,350円) |
その他の投資も検討している人におすすめ | 公式サイト |
![]() 公式サイト |
○ 230円 (83,950円) |
○ 260円 (94,900円) |
○ 180円 (65,700円) |
△ 130円 (47,450円) |
高金利通貨のスワップポイントが高い | 公式サイト |
*トルコリラ/円、メキシコペソ/円、南アフリカランド/円は10万通貨あたり、米ドル/円は1万通貨あたりのスワップポイントを記載(2023年6月20日の付与額・年間の試算は1日の付与額×365日で計算)
PCとスマホの取引ツールが使いやすい
GMOクリック証券はFX専業ではなく株や先物、CFDなども手掛けている、とても守備範囲の広い会社です。そのためPC、スマホともに取引ツールもたくさんあるのですが、その中でFX向けに用意されているのが「はっちゅう君FXプラス」と「FX TOOLBAR」、そして「プラチナチャートプラス」です。そしてスマホ向けには「GMOクリック FXneo」というアプリが用意されています。
GMOクリック証券で提供されている取引ツールはいずれも自社開発のオリジナルなので、他社とは見た目や使い勝手などに違いが見られますが、総合証券会社ならではの豊富なノウハウに基づいたツール設計になっています。
「はっちゅう君FXプラス」はカスタマイズ性の高いインストール型のPCアプリで、このツールがあればチャート分析から発注まで不自由はありません。パソコンでトレードしたいユーザーにとってはメインツールになるでしょう。

↑「はっちゅう君FXプラス」の画面。これはローソク足・レート一覧・口座情報を表示していますが、どんな情報を表示するかは好みによって自由にカスタマイズできます。
また「FX TOOLBAR」はInternet Explorerで利用できるツールバーで、GMOクリック証券のページ以外を利用していても、為替・指数・商品のリアルタイムレートが確認可能。「常にレートをチェックしたい」という人にとっては有効なツールになるでしょう。
それに加えてチャート分析に特化したツールとして「プラチナチャートプラス」も提供されています。本格的なチャート分析をしたい人は、チャート分析にだけこのツールを使うといったやり方もありです。

↑ブラウザ型の「プラチナチャートプラス」。こちらも高いカスタマイズ性が追求されており、画面上に好みのウインドウを表示できるほか、画面の色味の選択(ダークモード・ライトモード)も可能です。
なお、それぞれのツールの特徴については後ほど詳しく紹介します。
信託保全は4行で安全性が高い
万が一、FX会社や証券会社が倒産した時に備えて、顧客が預けていたお金を守るために導入されているのが信託保全です。これは金融庁の認可を受けているすべてのFX会社に義務づけられていることなので、GMOクリック証券ももちろん導入しています。
GMOクリック証券は三井住友銀行、みずほ信託銀行、三井住友信託銀行、日証金信託銀行の4行を信託保全先としており、「質」「量」ともに対策されています。
それに加えて、GMOクリック証券は自己資本規制比率が714.7%(2023年6月末時点)と高い数値を維持しており、安全性が高いといえるでしょう。
参照:GMOクリック証券株式会社-自己資本規制比率一つの口座で複数の金融商品が取引可能

「FX会社」と呼ばれている業者には、大きく分けてFX専業とそれ以外の証券サービスも含めて提供している業者があります。GMOクリック証券は後者で、FX以外にも実に多彩なサービスラインナップがあります。
その中でFX取引をするためのサービスは「FXネオ」と「くりっく365」ですが、それ以外にも株や投資信託、先物、CFD、バイナリーオプションなどたくさんの金融商品を取り扱っています。
これらは「シングルサインオン」といって、1組のIDとパスワードで複数のサービスが利用できる仕組みを採用しているので、GMOクリック証券に口座を開設するとFX以外の多彩な金融商品を取引できるようになります。
ただし、FX取引以外のサービスが不要なら、FX専用取引口座の開設をおすすめします。なぜなら、FX専用取引口座だとスマホを使った本人確認が可能なので最短即日で口座開設が完了するからです。もちろん、FX専用取引口座を開設したあとで、証券取引口座を開設することも可能です。
「くりっく365」で安全かつ低コストでの取引も可能

先ほどGMOクリック証券には「FXネオ」と「くりっく365」のFXサービスがあると述べました。「FXネオ」はFX会社が提供している一般的なサービスで、店頭FX取引といいます。これはFX会社が自社の仕組みで運用しているサービスで、顧客とFX会社が取引相手となってFX取引をします。
これに対して「くりっく365」は、東京金融取引所が上場している取引所為替証拠金取引(取引所FX)です。特定のFX会社の中だけで行われることはなく、たくさんのFX会社が参加している取引所でFXの売買が行われます。
特定のFX会社を利用することには倒産リスクや一部の悪質なFX会社による問題行為がリスク要因として懸念されますが、取引所FXだとそういったリスクがなく安全な環境でFXが可能になります。
その他にもスワップポイントが一本値(買いと売りのスワップが同額)であるなどコスト面でのメリットもあり、「くりっく365」を選んで利用するFX投資家も少なくありません。
GMOクリック証券はこの「くりっく365」に参加しているので、自社による店頭FX取引である「FXネオ」と「くりっく365」のどちらでもFX取引が可能です。
電話での問い合わせが可能なため安心
GMOクリック証券では「月曜日8:00~金曜日17:00」の時間帯は電話での問い合わせが可能です。
取引ツールの使い方に関する質問や、もしもトラブル・不具合などがあった場合にも「電話サポートが稼働している」という安心感は大きいところ。また電話以外にも、webやアプリにも問い合わせフォームがあり、気になったことについては気軽に確認することができます。
GMOクリック証券は総合力が高く、長期運用に適したFX会社!

2023年10月時点において、GMOクリック証券のFX口座数は80万以上となっており、日本国内においては最大手のFX会社といえます。
オールマイティにさまざまな投資ができますが、スキャルピング(超短期売買)は非推奨ですので、「オールマイティ・ゆったり型」に分類できるでしょう。
GMOという名前がついたFX会社は他にも「FXプライム byGMO 」と「GMO外貨 」という2社がありますが、どちらも買収によりGMO傘下となったものです。
(※FXプライムbyGMOは2023年9月にGMOコインと合併)
その大元ともいえるGMOクリック証券では、FXの裁量トレードを主軸に、バイナリーオプション、株、CFDなど非常に多彩な銘柄を取り揃えています。そして、それらを1つの口座で一元管理して取引ができるため、FXを中心にいろいろ投資をしてみたい人にとっては、まさにオールインワン型的な存在です。

↑ログイン後のホーム画面。「株式・先物OP・FXネオ・外為OP・365・CFD・株BO」というタブがあるのがわかるでしょうか。タブを切り替えるだけで簡単に口座状況を把握できます。
こういった多彩な金融商品を取り扱っている総合証券会社の強みを活かした取引ツールの開発力や、自己資本規制比率の高さ、万全の信託保全スキームなど、スケールメリットが発揮されているFX会社です。
自社による店頭FXだけでなく「くりっく365」でのFX取引が可能なのも、総合力の高さゆえでしょう。特にGMOクリック証券において最大のメリットといえる取引ツールについても操作性や機能性だけでなく、ウェアラブル端末と連動したユニークなサービスなど、他社にはない先進性も感じられます。
スプレッドも業界で最も狭い水準が安定的に提示されているので、コスト面での不利はありませんし、スワップポイントについても業界の標準レベルと言っていいでしょう。このように全体的に過不足のないサービス内容の中に、キラリと光るサービスで差別化が図られています。
その一方で、業界では珍しく強制ロスカットで手数料が発生するというデメリットもあるので注意が必要です。
コラム:GMOクリック証券はスキャルピングが可能?
総合的に隙のないサービスを提供しているGMOクリック証券ですが、会社によっては禁止されているスキャルピング(超短期トレード)は可能なのでしょうか。
これについては「禁止ではないものの完全にOKとはいえない」といったイメージです。明確にスキャルピングを禁止してはいませんが、カバー取引が困難な時間に集中した取引をするなど、GMOクリック証券が定めた基準(公開はされていません)に引っかかると判断した場合には、取引規制が行われる可能性があります。
GMOクリック証券の約款を参照してみても場合によって、新規取引やサービスの利用が禁止される可能性がありますので注意が必要です。
第32条(本取引・本サービスの利用禁止・解約) 1.お客様が、法令等・諸規則、オンライントレード取扱規程、本約款、「取引ルール」の 各定めに違反した場合、お客様が本約款の内容について承認していただけない場合、当社が提供する価格等の情報の取得方法または利用方法が不適切であると当社が判断した場合、または過度の回転売買等不適切な取引であると当社が判断した場合、その他やむを得ない事由が生じたものと当社が判断した場合は、当社は直ちにお客様に本取引の新規取引及び本サービスを禁止することができるものとします。この場合、お客様は直ちに期限の利益を喪失するものとします。
スキャルピング専門でガッツリ取引したい人には、公式サイトで「スキャルピング公認」を明言しているヒロセ通商がおすすめです。
GMOクリック証券がおすすめな人の特徴3選

GMOクリック証券は、以下のような希望がある人に適しているといえます。
<スプレッド(実質的な取引手数料)の低さを重視したい人

GMOクリック証券は、米ドル/円やユーロ/円、ポンド/円、豪ドル/円に代表される人気通貨ペアを中心に、常に低コストを追求しているFX会社です。
スプレッドの影響が大きく出る、短めのトレードをする際に強い味方になってくれます。
スマホアプリ主体で分析やFXトレードがしたい人

GMOクリック証券の強みの1つは、スピーディーかつハイレベルな開発力です。トレードシステムの開発を内製化しているため、きめ細かなアップデートが可能になっています。
その結果として、バージョンアップを繰り返し使い勝手が追求されたスマホアプリが提供されています。
FXだけでなく株・CFD・外為オプションにも投資がしたい人
GMOクリック証券が提供している金融商品はFXだけではありません。例えば「株を長期保有しながら、FXでは短い波を狙っていく」といったポートフォリオ運用が1つの口座でできるのもGMOクリック証券の魅力といえるでしょう。
複数のログイン情報の管理が苦手な人でも、安心して幅広い投資が実現されます。
GMOクリック証券が実施している特典について解説
GMOクリック証券は特典内容が充実しており、お得にFXを始めることができます。
ただし、特典を選ぶ際には「達成難易度」を確認しておくことが重要です。自分に達成できなそうな特典に参加しても意味がないため、特典の達成難易度について事前に把握しておきましょう。
新規口座開設+取引数量に応じて最大55万円キャッシュバック

GMOクリック証券のFXサービス「FXネオ」でFX口座を新規で開設し、一定額以上の取引を行うことで、最大55万円のキャッシュバックを受けることができます。すでに証券取引口座を開設している人もの対象となるため、「これからFXを始めたい」と考えている方には良い機会かもしれません。
キャッシュバック金額とそれに必要な合計取引額は下記のようになっています。自分の計画している取引額で、どれくらいのキャッシュバックが受け取れるかを事前に確認しておきましょう。
合計取引額 | キャッシュバック金額 |
---|---|
80,000万通貨以上 | 550,000円 |
40,000万~80,000万通貨未満 | 200,000円 |
20,000万~40,000万通貨未満 | 100,000円 |
5,000万~20,000万通貨未満 | 50,000円 |
2,000万~5,000万通貨未満 | 20,000円 |
1,000万~2,000万通貨未満 | 10,000円 |
500万~1,000万通貨未満 | 5,000円 |
キャッシュバックの最低額は5,000円ですが、これを達成するための条件は「500万通貨以上~1,000万通貨未満」なので、1万通貨取引であれば約2ヵ月で500回以上。もっとも低い条件でも、1万通貨のデイトレードでは少々厳しいかもしれません。
最大55万円キャッシュバック特典の詳細 | |
---|---|
特典の対象者 | 新規でFXネオ取引口座を開設した方(個人のみ) |
取引対象期間 | FXネオ取引口座開設完了月の翌々月最終営業日ニューヨーククローズ |
キャッシュバック時期 | FXネオ取引口座を開設した月の3ヶ月後(対象となるお取引期間の翌月)の中旬 |
GMOクリック証券の口座開設までの流れ

GMOクリック証券でFX取引をするには、2つの方法があります。1つはシングルサインオンの証券取引口座で、もう1つはFX専用取引口座です。それぞれについて口座開設までの流れを解説します。
シングルサインオン用証券取引口座
共通の証券口座で取引できる商品は?
GMOクリック証券の共通証券口座で取引できるのは、以下の金融商品です。
- 株式
- 投資信託
- 先物オプション
- FX
- 外国為替オプション(バイナリーオプション)
- くりっく365(取引所FX)
- CFD
- 株バイナリーオプション
「証券取引口座」を開設すると、GMOクリック証券が取り扱っているほぼすべてのサービスが利用可能になります。
申込記載内容は?
証券取引口座の申込時に必要な記載内容は、以下の通りです。
- 氏名、フリガナ、ローマ字
- 生年月日、性別
- 郵便番号、住所
- 電話番号、メールアドレス
- 国籍情報
- 特定口座の開設有無
- GMOクリック証券からの案内有無
- 同時取引口座申込の有無
- GMOあおぞらネット銀行口座申込の有無
口座開設に必要な書類は?
GMOクリック証券の証券取引口座申込に必要な書類は、以下の通り。マイナンバーカードがあれば、1枚で条件を満たすことができます。
- マイナンバーが記載されている書類
- 運転免許証、住民基本台帳カード、個人番号カード、パスポート、各種健康保険証、各種年金手帳、印鑑登録証明書、住民票の写しなど本人確認書類の中から「顔写真付きのものなら1点」、「顔写真なしのものなら2点」
取引までの流れ
①申込フォームに必要事項を入力
GMOクリック証券の口座開設フォームに必要事項を入力し、送信します。
②マイナンバーと本人確認書類を提出
本人確認書類の提出方法は、「スマホでスピード本人確認」「アップロード」「郵送」「ICカードリーダー」の4つから選ぶことができます。このうち最も手続きが速いのはスマホを利用した本人確認です。
③口座開設完了手続きの案内が届く
スマホを使ったスピード本人確認、もしくはICカードリーダーによる本人確認を行った場合は、登録したメールアドレスに口座開設の通知が届きます。それ以外の方法で本人確認をした場合は、郵送で案内が届きます。
最短当日!FX専用取引口座
①申込フォームに必要事項を入力
GMOクリック証券のFX専用取引口座開設フォームに必要事項を入力し、送信します。
②マイナンバーと本人確認書類を提出
本人確認書類の提出方法は、「スマホでスピード本人確認」「アップロード」「郵送」「ICカードリーダー」の4つから選ぶことができます。このうち最も手続きが速いのはスマホを利用した本人確認で、スマホで撮影した本人確認書類を送信すると、最短当日で口座開設を完了することができます(FX専用口座の場合)。
③口座開設完了手続きの案内が届く
スマホを使ったスピード本人確認、もしくはICカードリーダーによる本人確認を行った場合は、登録したメールアドレスに口座開設の通知が届きます。それ以外の方法で本人確認をした場合は、郵送で案内が届きます。
GMOクリック証券の取引ツールを解説

取引ツールの開発力にも定評があるGMOクリック証券。口座開設者に提供しているツール類を、PC専用・スマホ専用それぞれについて解説します。
PC専用ツール
GMOクリック証券のPC専用ツールのうち、ここでは代表的なものとして「ブラウザ取引」「プラチナチャートプラス」「はっちゅう君FXプラス」についてご紹介します。
ブラウザ取引|1画面で取引が完結

「ブラウザ取引」は、新たなソフトのインストールをすることなくブラウザ上の操作でFX取引ができるシステムです。必要十分な機能が1つの画面にまとめられているので、一般的なFX取引はすべてここで完結できます。特に目新しい機能はありませんが、普段使っているPC以外の環境でスポット的にFX取引をしたい時や、ノートPCで取引をしたい時などに役立ちます。
プラチナチャートプラス|豊富な描画機能で自由にカスタマイズ

「プラチナチャートプラス」は、チャート分析に特化した高機能ツールです。使えるテクニカル指標がとにかく多いことや描画機能に優れていることは当然なのですが、ユニークなのは「ニュース機能」です。

チャートだけを見ていると突然の急変動が起きても理由が分からないことがあります。「プラチナチャートプラス」の「ニュース機能」はチャート上にニュースをコメント形式で表示できるので、相場に何かが起きた時の理由がすぐに分かります。この理由が分からないばかりに分析を間違えてしまうのを防げる、秀逸な機能と言えるでしょう。
はっちゅう君プラス|直感的な操作性×多機能

「はっちゅう君プラス」は、GMOクリック証券が提供している取引ツールの中でフラッグシップともいえる「全部入り」のツールです。あまりに多機能なのですべての機能を使う投資家はいないと思いますが、FXにまつわるいろいろな機能がある環境でトレードをしたい人に適しています。
「プラチナチャートプラス」にも必要十分の機能がありますが、「プラチナチャートプラス」よりも直感的な操作性が実現されています。見たい部分をドラッグするだけで拡大できるなど、一度これに慣れると他の取引ツールが使いづらく感じるほど滑らかなのが特徴です。
スマホアプリ
「GMOクリック FXneo」は、GMOクリック証券が提供する定番スマホアプリです。スマホは画面が小さいことが最大のネックなので、各社表示機能に工夫を凝らしています。

「GMOクリック FXneo」の4分割チャートは端末を横向きにして横画面の表示にするとかなり見やすく、スワイプの操作でチャート表示を切り替えられるので操作性も良好です。またアプリ起動時以外にもウィジェットで主要レートを表示させることができるので即時対応しやすいのが魅力的です。
しかし、何といっても目を引くのが「Actionボタン」機能です。チャートが表示されている画面にある「Action」のボタンをタップすると、そこに表示される横ラインをスワイプで移動させながら注文ラインを設定することができます。すでにポジションを保有している時にOCOで利確と損切りの注文を出す時などに威力を発揮します。
GMOクリック証券のスマホアプリを他社と比較したい方は、FXアプリを比較している記事をご覧ください。
その他ツール
GMOクリック証券にはユニークな取引ツールがたくさんあるので、その中から「FX TOOLBAR」「モバトレ君」「FX Watch」の3つをご紹介します。

「FX TOOLBAR」はパソコン用のツールで、定番ブラウザである「Internet Explorer」にツールバーとして組み込むことができる取引ツールです。主要レートや経済ニュースが常にブラウザ上に表示されるので、パソコンを使う時間が長い人は活用する価値が高いといえるでしょう。

「モバトレ君」はスマホではないガラケー向けのFX取引サービスです。かつては多くのFX会社が同様のサービスを提供していましたが、スマホの普及に伴って順次終了させていおり、今も健在なのはとてもユニークといえるでしょう。ガラケーで、FXだけでなく株や先物、CFDも取引できるのも非常に珍しい特徴です。

「FX Watch」は、まさに未来を感じさせる取引ツールです。Android Wear向けのアプリで、腕時計型の端末とポケットやカバンの中にあるAndroidスマホを連動させることによって、スマートウォッチ上にレートやチャートなどを表示させることができます。
おもしろいのは、気になるレート変動があったときにスマートウォッチを長押しするとスマホ側で取引アプリが起動できることです。これなら「おっ、これはチャンスだ」と思った数秒後には注文を出すことができるので、文字通り「いつでもどこでもFX」が実現します。
GMOクリック証券をDMM FX、IG証券と比較!
「GMOクリック証券と他の会社を比較するとどうなのか」が知りたい人も多いでしょう。
そこで、GMOクリック証券と同様にユーザーが多いDMM FX、そしてFX以外の取扱商品数が多いIG証券との比較をしてみました。3社の強みをそれぞれ解説します。
ポイントを貯めて使うならDMM FX

FX口座の基本的な取引スペックは、DMM FX、GMOクリック証券に大きな差はありません。どちらも取引コストが安く、ツールも充実しており、トレードに打ち込む環境としては申し分ありません。
DMM FXにあって、GMOクリック証券にないものといえば、トレードをすることで貯まっていくポイントシステムでしょう。トレードをするごとにポイントが蓄積され、あとでまとめて現金化できるため、実質的に取引コストが下がることになります。
またポイント付与にはブロンズ、シルバー、ゴールドのランクがあり、一定期間のトレード回数が多いほど昇格していきます。もちろんランクが高いほど、トレードごとに付与されるポイントが増えていきます。
ただし、DMM FXは最小取引単位が1万通貨となっているので、少額取引には向かないというデメリットがあります。
ノックアウトオプション、マイナーな通貨ペアをトレードするならIG証券
IG証券は、非常に取扱銘柄が多い取引口座で、FXなら約100種類の通貨ペアをトレードできます。GMOクリック証券の20種類、DMM FXの21種類と比べて、はるかに種類が豊富。 ノルウェークローネ、デンマーククローネ、ポーランドズロチといった珍しい通貨も標準ラインナップされています。
また、ノックアウトオプションが使えるのもIG証券の強みです。ノックアウトオプションとは、エントリー時に最終損切り価格を決めておくことで、実際にその価格に達した場合の損失を支払えばポジションを持てるという、FXによく似たオプション取引のことです。
損切りの幅を狭めに設定すれば、少ない資金でたくさんのポジションを保有できるのが特徴です。
FXと株をどちらもトレードしたいならGMOクリック証券
GMOクリック証券は既に述べたように、取引できる銘柄の幅がとても広い口座です。
DMM FX、IG証券とともに、FX以外の銘柄を取り扱っている口座ではあるものの、証拠金取引ではなく現物の株が買えるのはGMOクリック証券だけです(DMMは別口座で現物株を購入可能)。応援したい企業、長期的に成長を見守っていきたい企業があるなら、GMOクリック証券で現物株を買ってみてはいかがでしょうか。
GMOクリック証券に関するよくある質問

ここでは、GMOクリック証券に関するよくある質問について解説します。
Q:GMOクリック証券のFX専用取引口座への入金方法は?
GMOクリック証券(FXネオ)の口座に入金するには2種類の方法があります。
即時入金サービス
1つ目が「即時入金サービス」で、GMOクリック証券会員ページ内で手続きを行い、振込を完了できる方法です。振込手数料が無料で、入金手続き後数分以内に余力が反映されるのが特徴です。
スマートフォンからも振込手続きができ、スムーズかつ低コストで入金することができます。ただし、提携金融機関にてインターネットバンキングの契約が必要なので、事前に契約を済ませておきましょう。
振込入金
2つ目が「振込入金」で、銀行窓口やATMから入金する方法です。インターネットバンキングに慣れていない方にとっては「振込入金」の方が利用しやすいでしょう。
しかし毎回振込手数料がかかり、余力の反映も「GMOクリック証券が入金確認後」となります。マーケットの状況に合わせて迅速に取引を行いたい方にとっては、不便に感じられるかもしれません。
記事の編集責任者

FINANCIAL JOURNAL編集長
齋藤直人
編集者歴20年以上。主に紙媒体で編集経験を積み、趣味系雑誌4誌の編集長を歴任。
雑誌の特集記事だけでなく、企業とのタイアップ企画、地域活性化事業への参画など、コンテンツ制作力を活かして幅広いフィールドで活躍。国会議員、企業の重役、スポーツ選手、芸能人などジャンルを問わず幅広いインタビュー経験を持つ。
FXトレーダー歴も5年以上あり、好きなトレードスタイルはスイングトレード。これまでの最大勝ち幅は1500pips
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